陰陽五行説と東洋医学

夏の過ごし方|東洋医学と季節

夏の過ごし方

東洋医学では季節の変化と密接に体が関係していると考えます。ここでは夏の特徴と、過ごし方について説明していきます。東洋医学における季節の考え方全体については下記をご覧ください。

※図や表以外で、東洋医学の言葉は全て[ ]の中に表しています。例えば、[心]は東洋医学での[心](しん)を表し、普通に心と書いてある場合は、通常の「こころ」を表しているとお考え下さい。そして[ ]内の言葉はまとめて東洋医学の言葉一覧のページで意味を調べられます。

目次

  1. 夏の特徴
  2. 夏になりやすい不調
  3. 夏の健康管理



夏の特徴

五行
五臓
六淫 風邪 火邪暑邪 湿邪 燥邪 寒邪
五季 土用(長夏)
五志
五神
五味 酸味 苦味 甘味 辛味 鹹味

東洋医学の季節は旧暦とリンクしています。夏は旧暦の立夏(5月5日ごろ)から、小満芒種夏至小暑大暑までの三カ月間です。夏は暑さが特徴です。日本は特に湿気も多いです。すべての生き物が生き生きと活動する時期です。

二十四節気と七十二候

夏の生活

東洋医学では、夏はエネルギーがあるので、比較的遅く寝て、早く起きてもいい季節です。自然の流れでも夜の時間が短いですね。しかし日本の夏は暑さが厳しく、湿気も多いので、無理をしないように気を付けてください。ここでは関係ないですが、インドのアーユルヴェーダでも季節に関する考え方があります。参考に是非チェックしてみてください。

ドーシャと時間

夏になりやすい不調

夏に気を付ける邪気:[熱邪][湿邪]

夏は[熱邪]と[湿邪]に侵されやすい季節です。[熱邪]を二つに分けて[暑邪]と[火邪]とも言えます。[熱邪]は熱が水分を蒸発させるように、体内の[津液]を消耗させます。そうすると熱中症などの症状が現れます。また[湿邪]は余分な水分を体内に溜めてしまいます。そして食欲不振など、[脾]に関する不調が出やすくなります。部屋の通気性をよくすること、冷房で体を冷やしすぎないようにすることが大切です。

[熱邪]による不調

熱中症、汗かきすぎ、口渇、夏バテ、鼻血、皮膚のかゆみ、など

[湿邪]による不調

むくみ、だるさ、食欲不振、口の粘つき、関節の腫れと痛み、など

夏の体の不調:[心][脾]

夏は[熱]に対応する[心]と、[湿]に対応する[脾]のケアが大切です。冷たいものの摂りすぎ、辛いものの摂りすぎに気を付けましょう。[脾]に負担をかけないように、消化の良いものを摂るようにしましょう。

[心]の不調

動悸、血圧上昇、不眠、など

[脾]の不調

軟便、下痢、食後の眠気、口の周りの吹き出物、など

夏の心の不調:[喜][神]

夏に対応する感情は[喜]、精神活動は[神]です。[喜]は、行き過ぎると興奮しすぎ、そして失神などにつながります。[神]は精神活動の指揮官です。[神]のアンバランスは精神活動全体に影響を及ぼします。心身のバランスをとることが大切です。

夏の健康管理

夏に摂るといい味覚:[苦]

夏には夏野菜や[苦]味を摂ると良いです。夏野菜は適度に体の熱を冷まし、水分を排出してくれます。また、果物の[酸]味と[甘]味は、汗のかき過ぎを緩和し、発汗で無くなった潤いを補給します。食べ過ぎは冷えにつながるので注意しましょう。[湿邪]による[脾]の不調には、豆類や穀物がいいです。

[苦]の食材

山菜、葉野菜、ニガウリ、菊花、など

夏の不調に良いハーブ・精油

ハーブ

ペパーミント、金銀茶、など

ハーブの効果効能一覧

精油

ペパーミントフランキンセンス、など

精油の作用一覧




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