陰陽五行説と東洋医学

春の過ごし方|東洋医学と季節

春の過ごし方

東洋医学では季節の変化と密接に体が関係していると考えます。ここでは春の特徴と、過ごし方について説明していきます。東洋医学における季節の考え方全体については下記をご覧ください。

※図や表以外で、東洋医学の言葉は全て[ ]の中に表しています。例えば、[心]は東洋医学での[心](しん)を表し、普通に心と書いてある場合は、通常の「こころ」を表しているとお考え下さい。そして[ ]内の言葉はまとめて東洋医学の言葉一覧のページで意味を調べられます。

目次

  1. 春の特徴
  2. 春になりやすい不調
  3. 春の健康管理



春の特徴

五行
五臓
六淫 風邪 火邪暑邪 湿邪 燥邪 寒邪
五季 土用(長夏)
五志
五神
五味 酸味 苦味 甘味 辛味 鹹味

東洋医学の季節は旧暦とリンクしています。春は旧暦の立春(2月4日ごろ)から、雨水啓蟄春分清明穀雨までの三カ月間です。春には植物の目が出始め、動物や虫たちが活動を始めます。生命力に満ち溢れた時期です。

二十四節気と七十二候

春の生活

東洋医学では、春は早寝早起きがいいとされています。朝日をたっぷり浴びることで、冬に溜めていた思いや考えを外へ出そうとする働きが強まります。精神的にはやる気が沸き上がります。抑え込まずに生き生きと過ごしましょう。抑え込んでしまうと[肝気]がうっ滞して[肝]に関わる不調が出やすくなります。ここでは関係ないですが、インドのアーユルヴェーダでも季節に関する考え方があります。参考に是非チェックしてみてください。

ドーシャと時間

春になりやすい不調

春に気を付ける邪気:[風邪]

春は対応する[風邪](ふうじゃ)に侵されやすい季節です。春になると強い風が吹き始めます。寒暖差が激しいことで巻き起こります。[風邪]は体の上部や皮膚に不調を発生しやすいです。花粉症も[風邪]が原因の症状の一つです。

[風邪]による不調

花粉症、かぜ、頭痛、皮膚のかゆみ、くしゃみ、鼻水、など

春の体の不調:[肝]

春は対応する[五臓]の[肝]をケアすることで体調のバランスがとれます。春はだんだん気温が上がり、[陽気]が盛んになります。[肝]の気は上へあがりやすいので、ゆったりと過ごすことが大切です。深い呼吸やゆっくり散歩するなどが向いています。

[肝]の不調

感情の高ぶり、血圧上昇、イライラ、不眠、めまい、目の充血、など

春の心の不調:[怒][魂]

春に対応する感情は[怒]、精神活動は[魂]です。[肝気]のうっ滞は、イライラや怒りにつながりやすいです。また、[魂]の働きによる、直感力や決断力が鈍りやすくなります。[気]をスムーズに保つこと、リラックスしてのびのび過ごすことがとても大切です。

春の健康管理

春に摂るといい味覚:[甘]

春はどんどん活動的になっていく季節なので、体内で[気血津液]を作ることが大切です。そのため[脾]の働きを助けるために、[脾]に対応する自然な[甘]味を摂ることが大切です。また、[苦]味は、[気]の上昇を抑えるので、[肝気]が高ぶりやすい春に向いています。

[甘]の食材

小麦、大麦、玄米、大豆、栗、キャベツ、たけのこ、ニンジンなど

[苦]の食材

山菜、葉野菜、ニガウリ、など

春の不調に良いハーブ・精油

ハーブ

ダンデライオン、ハブ茶、甜茶、など

ハーブの効果効能一覧

精油

オレンジグレープフルーツ、など

精油の作用一覧




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