ナクシャトラと人生の目的｜インド占星術・ジョーティッシュ・Jyotish

ナクシャトラとは、地球から見た月の通り道である白道をを27分割したものです。ここではナクシャトラと動物や性別の対応を紹介していきます。ナクシャトラとは何かの説明は下記へ。

プルシャルタ、人生の目的

ヴェーダの考え方の一つに、私たちの人生の目的を端的に表したものがあります。アーユルヴェーダの起源についての記事や、インド占星術から見た時代の変換の記事にも書いてあります。その人生の目的には4つあり、その4つの目的のことをPurushartha（プルシャルタ）と言います。Purushaとは、魂と人間のことを差し、Arthaは目的を意味します。この4つの目的が、充実した人生をおくるためのガイドであると考えられています。その4つとは、Dharma（ダルマ）、 Artha（アルタ）、Kama（カーマ）、Moksha(モークシャ）です。この4つの意味は下記のページで詳しく説明しています。

Dharma	Artha	Kama	Moksha
1. アシュヴィニー	2. バーラニー	3. クリッティカー	4. ロヒニー
8. プシャ	7. プナルヴァスー	6. アールドラー	5. ムリガシラー
9. アスレシャ	10. マガー	11. プールヴァパルグニ	12. ウッタラパルグニ
16. ウィシャカ	15. スワティ	14. チトラー	13. ハスタ
17. アヌラダ	18. ジェシュタ	19. ムーラ	20. プールヴァアシャダ
23. ダニシュタ	22. シュラヴァナ	28. アビジット	21. ウッタラアシャダ
24. シャタビシャ	25. プールヴァバッドゥラ	26. ウッタラバッドゥラ	27. レヴァティ

特定の人のホロスコープが、どのナクシャトラに対応しているかによって、4つの人生の目的であるどのステージと関わりが深い人生なのかが分かります。

パダプルシャルタ｜Pada Purushartha

ナクシャトラをさらに4分割しているパダにもプルシャルタは対応しています。そのため、同じアシュヴィニーに生まれた人でも、生まれたパダが違うと、人生の目的のエネルギーも違くなります。例えばアシュヴィニーの2パダで生まれた場合、アシュヴィニー全体として持つダルマのエネルギーがメインですが、同時に2パダに対応するアルタのエネルギーもミックスされます。この4つの目的は、どれが良いとかではなく、全てを達成することで私たちの人生が充実すると考えられています。その中でも特にフォーカスするエネルギーが何なのかが、個人のナクシャトラから分かります。パダに関しての詳細は下記をご覧ください。

※D→Dharma、A→Artha、K→Kama、M→Moksha

ナクシャトラ	Nakshatra Purushartha	Pada Purushartha
		1パダ	2パダ	3パダ	4パダ
1. アシュヴィニー	Dharma	D	A	K	M
2. バーラニー	Artha	M	K	A	D
3. クリッティカー	Kama	D	A	K	M
4. ロヒニー	Moksha	M	K	A	D
5. ムリガシラー	Moksha	D	A	K	M
6. アールドラー	Kama	M	K	A	D
7. プナルヴァスー	Artha	D	A	K	M
8. プシャ	Dharma	M	K	A	D
9. アスレシャ	Dharma	D	A	K	M
10. マガー	Artha	M	K	A	D
11. プールヴァパルグニ	Kama	D	A	K	M
12. ウッタラパルグニ	Moksha	M	K	A	D
13. ハスタ	Moksha	D	A	K	M
14. チトラー	Kama	M	K	A	D
15. スワティ	Artha	D	A	K	M
16. ウィシャカ	Dharma	M	K	A	D
17. アヌラダ	Dharma	D	A	K	M
18. ジェシュタ	Artha	M	K	A	D
19. ムーラ	Kama	D	A	K	M
20. プールヴァアシャダ	Moksha	M	K	A	D
21. ウッタラアシャダ	Moksha	D	A	K	M
（28. アビジット）	Kama	–	–	–	–
22. シュラヴァナ	Artha	D	A	K	M
23. ダニシュタ	Dharma	M	K	A	D
24. シャタビシャ	Moksha	D	A	K	M
25. プールヴァバッドゥラ	Kama	M	K	A	D
26. ウッタラバッドゥラ	Artha	D	A	K	M
27. レヴァティ	Dharma	M	K	A	D

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