Nakshatra

21, ウッタラシャダ(Uttara Ashadha)の意味|ナクシャトラの解説|インド占星術・ジョーティッシュ・ヴェーダ

ナクシャトラとは、地球から見た月の通り道である白道をを27に分けたものです。ナクシャトラ自体の説明は下記のナクシャトラのページをご覧ください。ここではナクシャトラの21つ目、ウッタラシャダの説明をしていきます。

ナクシャトラとは ナクシャトラ一覧

目次

  1. ウッタラシャダの意味
  2. ウッタラシャダのデータ
  3. ウッタラシャダの特徴詳細



ウッタラシャダの意味

真の才能をより高次に高める場所

Uttaraはより高く、Ashadhaは抑えられないという意味のサンスクリット語です。そのため、ウッタラシャダという名前には抑えることができないという意味があります。人間の本質は、直面しなければならない反発が何かに関わらず出てきます。それは低い波動の性質に対する勝利とより高い波動の表現です。これは一つ前のナクシャトラであるプールヴァシャダに繋がっていて、新しい才能を開花するという共通の原則を示しています。プールヴァシャダでは、新しい現実が明らかになり、それがどのように心理的に影響するかが重要でしたが、精神との同化がウッタラシャダで行われます。ウッタラシャダの人は、プールヴァシャダのように創造的で才能がありますが、よりそのエネルギーが精神的なものへと移行したので、彼らの人生の旅はより内向的です。創造性は必ずしも芸術的な表現ではなく、哲学的な表現になっていきます。



ウッタラシャダのデータ

名前 Uttara Ashadha, Uttarashadha
読み方 ウッタラシャダ、ウッタラアシャーダー、ウッタラシェーダー、など
天文学の星 いて座ζ(ゼータ)星=アスケラ、σ(シグマ)星=ヌンキ 
星座の対応 いて座 26°40′ – やぎ座 10°00′
支配星 太陽
神様 Vishwadeva
シンボル ベッドの厚板
人生の目的 モークシャ
動物 マングース
ジェンダー 男性
ドーシャ カパ
エレメント
グナ サットヴァーラジャスーサットヴァ
カースト Kshatriya(指導者、戦士)
ガナ Nara(人間)
方角
Bay, Bo, Jaa, Jee
身体 ウエスト

パダ|Padas

Pada 1 いて座
Pada 2 やぎ座
Pada 3 みずがめ座
Pada 4 うお座

ウッタラシャダの特徴詳細

支配星:太陽

太陽は、権威、パワー、バイタリティー、強さを象徴し、リーダーシップを発揮します。その理由は、自分のより高い目標を追求するために、自分のニーズをコントロールすることを学ぶためです。そのため、他人を指揮するスキルを与えます。これは自然な特徴です。太陽は、ウッタラシャダの人にコミュニティーの中での権威と力を与えます。彼らのダイナミックさと頭の良さはギフトです。野心を強く追求する指導者で、とても冷静です。彼らは人と感情的な距離を取る傾向があります。やぎ座のウッタラシャダの人はより変化を求めて、それが現実になるにつれてより独りになっていきます。彼らは富や力があってもシンプルな生活を好む傾向があります。



神様:Vishwadeva

ヴィシュワデヴァは宇宙の神とも言われます。インドには3億3千万の神様がいると言われていて、その中でも33の中心となる神様がいます。ヴィシュワデヴァは変化しやすい人間の生活から、スピリチュアルな場所へと導きます。ウッタラシャダはそのスタート地点です。いて座の他のナクシャトラであるムーラ、プールヴァシャダは、真実の道に気づき、物質主義から離れようとするところですが、ウッタラシャダは自ら一歩を踏み出し、次のステップへと敷居をまたいでいるタイミングです。ヴィシュワデヴァは彼らの道をサポートしてくれます。ヴィシュワデヴァは脳の細胞を支配しているとも言われています。そのためウッタラシャダは、個人の心とその知的発展に集中しています。ヴィシュワデヴァが、社会的な交流を促進し、身体的な調和をもたらしてくれます。そして内側が成長できるようにしてくれています。一人になりたいという内なる欲求を持ちながら、人前で生きる人生を示しています。いて座では外側と内側の関係が安定しやすいですが、やぎ座ではより難しくなりやすいです。

ナクシャトラと神様・シンボル

シンボル:ベッドの板

このシンボルのベッドは、快適なベッドというより、質素なベッドです。ウッタラシャダの人は経済的に成功していても、質素な生活を好む傾向にあります。睡眠は、私たちのマインドを開き、ハイヤーセルフとのコネクションに必要です。そのようにウッタラシャダは、更なる叡智の為に心がリラックスしてオープンになり、知覚を超えて物事を見るためのコンディションを創り出します。

ナクシャトラと神様・シンボル

動物:マングース

マングースは富を象徴するクベーラという神様とつながっています。クベーラはマングースを持って描かれます。マングースはヘビとの勝利を示唆しています。ヘビは宝物の守り神ですが、カルマや死の象徴でもあります。ウッタラシャダは内側の毒を殺し、より高い自己でへの発展を求めていることが分かります。また、ヘビを殺すことはカルマを断つことを意味し、つまり輪廻から脱却し不死になることを意味しています。更に、ウッタラシャダは個人のパーソナリティと過去からすべての毒を排除し、浄化されてスピリチュアルな道へと進んでいくことを求めています。ナクシャトラに対応する動物は、通常男性性と女性性のペアになっていますが、マングースだけは男性性しかありません。そのことから、ウッタラシャダの人は一人でいることを好む場合があります。

ナクシャトラと動物

人生の目的:モークシャ

ウッタラシャダは、モークシャに向かって、心理的な調整を行います。エゴを手放し、宇宙の意識と一体化し、至福の状態になっていきます。物質的な世界への執着が深いほど、ウッタラシャダの人はこの世界で生きるコツを失います。ウッタラシャダの人にとってのスピリチュアルな成長の道は、この世界での野望に向かった実践的な働きと関連しています。彼らはまず自分の野心を満たすために働かなければなりません。そしてそれが、その立場を超えたものになっていきます。初めは彼らを利己的にするかもしれませんが、順に心が変化し、利己的な心と奉仕の心が融合し、自分の望みを周りのために使っていくことを学んでいきます。

ナクシャトラと人生の目的

星座:いて座とやぎ座

ウッタラシャダ
いて座 やぎ座
1パダ 2パダ  3パダ  4パダ
いて座 やぎ座 みずがめ座 うお座

ウッタラシャダのいて座とやぎ座では異なる体験をします。いて座では、まだスピリチュアルな戦士であり、先生であり、知識を表現する必要があります。火のエネルギーを反映し、暖かく、すべてを受け入れる甘い場所です。ここでの惑星はすべてうまく機能します。ウッタラシャダのやぎ座では欲望を制御することによって、その性質を表現することを学びます。いて座に比べてより禁欲的になります。それはウッタラシャダの支配星である太陽と、やぎ座の支配星である土星の関係が理由です。やぎ座のウッタラシャダの人はパワー、権力、成功と複雑な関係性を持っています。彼らは距離があってクールな指導者になります。愛をもって働く人を促すというより、責任感とどんな大変なタスクもこなす能力によって畏敬の念を起こさせるような指導者になります。

ナクシャトラとパダ




次はこれを要チェック

ナクシャトラの移り変わりが分かる

ナクシャトラのカレンダー

ナクシャトラの基本

ナクシャトラとは ナクシャトラ一覧 アーユルヴェーダの基本 インド・ヨーガ哲学