Nakshatra

18, ジェシュタ(Jyeshtha)の意味|ナクシャトラの解説|インド占星術・ジョーティッシュ・ヴェーダ

ナクシャトラとは、地球から見た月の通り道である白道をを27に分けたものです。ナクシャトラ自体の説明は下記のナクシャトラのページをご覧ください。ここではナクシャトラの18つ目、ジェシュタの説明をしていきます。

ナクシャトラとは ナクシャトラ一覧

目次

  1. ジェシュタの意味
  2. ジェシュタのデータ
  3. ジェシュタの特徴詳細



ジェシュタの意味

物質的な成功からスピリチュアルを求める旅へと変化する場所

Jyeshthaは姉、中指、ガンジス川という意味があります。インドではお姉さんは母親のように尊敬される存在です。ガンジス川はすべてのネガティブなカルマを浄化してくれると言われています。中指は運命を意味します。ヨガの呼吸法であるプラーナーヤーマで呼吸の流れをコントロールするのに中指を使うことがあります。プラーナーヤーマはクンダリーニと7つのチャクラを活性化するために行われます。ジジェスタでは、クンダリーニが活性化する導きがあります。ジェシュタは今のカリユガと呼ばれる時代に力が弱くなった女神の名前でもあります。彼女を崇拝すると、不幸が取り除かれると言われています。彼女はラクシュミの姉です。ジェシュタは家族の為に自分自身を犠牲にしましたが、その犠牲は知られていません。彼女の本当のエネルギーは分かりづらく、人々は彼女を崇拝する代わりに、遠ざけていきました。そのため彼女の不幸は大きくなりました。ジェシュタは理解され、祝福されることを求めました。ジェシュタにはこのような暗い意味があり、彼女は不運の女神と考えられていました。だからと言ってジェシュタに生まれた人が不運というわけではありません。自分で自分の不運を創り出さないことを学ぶナクシャトラです。そして内なるネガティブなエネルギーを超えていく能力があることを示しています。ここでは、魂が物質主義的な人生のコースから脱却しようとしていて、スピリチュアルな道へと移動します。ジェシュタの最後はガンダンタと呼ばれる期間で、巨大な変化が起こります。魂はスピリチュアルなブロックを解こうとします。



ジェシュタのデータ

名前 Jyeshtha
読み方 ジェシュタ、ジェーシュター、など
天文学の星 さそり座α星=アンタレス、σ(シグマ)星=アルニヤト、さそり座τ(タウ)星
星座の対応 さそり座 16°40′ – いて座 0°00′
支配星 水星
神様 Indra
シンボル イヤリング
人生の目的 アルタ
動物 鹿
ジェンダー
ドーシャ ヴァータ
エレメント
グナ タマスーサットヴァーサットヴァ
カースト ファーマー
ガナ Rakshasa(悪魔)
方角 西
No, Ya, Yee, You
クリーム
身体 右半身
鉱物 エメラルド
ラッキーナンバー 5

パダ|Padas

Pada 1 いて座
Pada 2 やぎ座
Pada 3 みずがめ座
Pada 4 うお座

ジェシュタの特徴詳細

支配星:水星

ジェシュタを支配している水星は、物質主義の世界とスピリチュアルな世界をつなげる惑星です。ジェシュタではスピリチュアルな世界へ向かっての変化が起こり始めます。魂がもし準備できていなかったら、物質的な望みと執着を手放すことが出来ず、不満足感を創り上げます。ジェシュタは新しい現実に適応するための心の中の闘争を表します。この神秘的な世界の理解の範囲を広げたいと思った時に、知性が知覚を制限していることに気づきます。そしてすべてに疑問を持ち、それがブロックを創り上げることがあります。しかし本来の水星の好奇心はジェシュタの人を、自分で創り上げた境界線を越えてみることを促し、知性でスピリチュアルな道を受け入れることを助けます。



神様:Indra 

ジェシュタの神様は神の王様と呼ばれるインドラです。インドラは私たちの感覚を支配する力を持っています。彼はこの力を、苦労、贖罪、大変な学びの後に手に入れました。彼はどのようにマスターするかのコツを知っているので、人生の官能性と喜びを楽しむことができます。ジェシュタの人はヨガの練習で感覚をコントロールすることを学ぶことができます。ヨガは実体のあるものとないものを融合させる意識を広げるシステムです。インドラはヨガの神の一人ともされています。

ナクシャトラと神様・シンボル

シンボル:イヤリング

ジェシュタのシンボルであるイヤリングは、リングとコイルの形をしていて、クンダリーニが描かれる時の形状とよく似ています。聖者たちはこのイヤリングをつけていて、それはクンダリーニをマスターしていることを示しています。イヤリングは神秘的なパワーのシンボルで、低い人間の性質を制御し、神秘的な力を得て、クンダリーニをマスターした神聖な王たちに与えられます。一度自己規律を正しく学ぶと、王たちは世界を支配し、スピリットと会話をし、過去と未来の知識を持つことができます。ジェシュタも同じように低い人間の性質をマスターすることができます。そうすると心の中に設定した場合、悪魔ヴリトラとインドラの戦いのように自分自身に勝利することができます。

ナクシャトラと神様・シンボル

動物:鹿

鹿は月の神ソーマと関係していて、ソーマの乗り物でもあります。これは心の不確実性を反映しています。ソーマが鹿に乗っている意味は良い月はそれをコントロールできるけれど、ジェシュタの月はいつも複雑で鹿の予期できない性質を象徴しています。鹿は火災や地震などのによって自分の生息地をよく変えます。そして非常に適応能力が高いです。ジェシュタの人もまた大きなな災害や障害の後に、簡単に自分の土台を作り直すことができます。鹿の角は、成長し、脱落し、そしてまた再成長します。この特徴は自然の連続性を表していて、古いカルマのパターンを切り落とし、違う形に再度作ることを示しています。ジェシュタの最後のガンダンタの時期は特に、個人のペルソナが流され、新しいペルソナが発達する場所で、個人の変革が起こります。鹿の角は交配のシーズンが終わってから角が取れます。そのように、ジェシュタの人も重要な関係が形成された後に大きな変革をすることを決意するかもしれません。

ナクシャトラと動物

人生の目的:アルタ

アルタの実践的な人生の表現のエネルギーは、まだ物質的な世界での成功を収めることに関係しているジェシュタの人にモチベーションを与えます。経済的な成功はとても重要で、それが彼らをスピリチュアルな興味へと導きます。彼らはラグジュアリーな生活が好きで、そのために良く働き、実用的な目標を持っています。ジェシュタの人生の道はヨガやプラーナーヤーマと関係しています。一度この規律を人生の中に持ち込んだら、彼らが自分のものすごい可能性に気づくことができます。

ナクシャトラと人生の目的

星座:さそり座

ジェシュタ
さそり座
1パダ 2パダ 3パダ 4パダ
いて座 やぎ座 みずがめ座 うお座

さそり座は、物質的な欲望もスピリチュアルな欲望も強く、魂の2面性を感じる星座です。人生の官能性や喜びを楽しむジェシュタでは欲望が支配します。そしてジェシュタは物質的な傾向がメインに現れる最後のナクシャトラなので、物質的、肉体的な強い欲望を持つと同時に、次のステージへのスピリチュアル的な変化も必要な二極の側面があります。この深い部分での変化の必要性は、欲望と隠れている悪魔の部分を支配したいという気持ちにさせます。本当は直感的にそのような欲望はこれから要らなくなるとジェシュタの人は分かっているので、それが人生に貪欲な欲を与え、彼らの弱みになることがあります。しかしその弱みを学ぶことは、劇的な変化にも導いてくれます。

ナクシャトラとパダ




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