Nakshatra

9, アスレシャ(Ashlesha)の意味|ナクシャトラの解説|インド占星術・ジョーティッシュ・ヴェーダ

ナクシャトラとは、地球から見た月の通り道である白道をを27に分けたものです。ナクシャトラ自体の説明は下記のナクシャトラのページをご覧ください。ここではナクシャトラの9つ目、アスレシャの説明をしていきます。

ナクシャトラとは ナクシャトラ一覧

目次

  1. アスレシャの意味
  2. アスレシャのデータ
  3. アスレシャの特徴詳細



アスレシャの意味

宇宙の善を学ぶ場所

Ashleshaは受け入れる、という意味があります。これは魂が地球での命を受け入れることで、今世のキャラクターを演じることができるようになることを示しています。このナクシャトラはスピリチュアルなレベルでとてもパワフルです。魂が命を受け入れるとすぐに、生と死、幸福と不幸、といった地球の2極性の原則にはめ込まれます。そして運命とも呼ばれる自分の行動の結果が、今の生活に影響を与えています。アスレシャの力や、それが運ぶ2極性の両方の側面を過小評価してはいけません。彼らには強さと弱さの葛藤があります。弱みを知り、それに対処することで、アスレシャの人にものすごい強さを与えます。弱さを無視することは、簡単に解くことのできないカルマの結び目を作ることになってしまいます。



アスレシャのデータ

名前 Ashlesha
読み方 アスレシャ、アシュレーシャ
天文学の星 うみへび座δ, ε, η, ρ, σ星 
星座の対応 かに座 16°40′ – しし座 0°00′
支配星 水星
神様 Naga
シンボル ヘビ
人生の目的 ダルマ
動物
ジェンダー
ドーシャ カパ
エレメント
グナ ラジャスーサットヴァーサットヴァ
カースト アウトカースト
ガナ Rakshasa(悪魔)
方角
Dee, Doo, Day, Do
赤と黒
身体
鉱物 エメラルド
ラッキーナンバー 5

パダ|Padas

Pada 1 いて座
Pada 2 やぎ座
Pada 3 みずがめ座
Pada 4 うお座

アスレシャの特徴詳細

支配星:水星

アスレシャの支配星は、人間独自の特徴でもある知性を主る水星です。水星は普遍的な魂から個々の魂を識別させるエゴも主ります。そして合理的な考えをサポートします。このことは、人間の心の成長と、生まれたときに起こる精神の変化にアスレシャを集中させます。水星に支配されているナクシャトラは、27種のナクシャトラの中の3つのサイクルの終わりに当たります。そのため、個々の心理的な部分が変化するタイミングでもあります。個人が永遠とのつながりを一度忘れ、地球上での生活を創り上げる前に、水星は理由を知る必要があります。しかし頭で理由を探していっても知的な側面が切り離されたままです。真実を分析し理由を探求するほど、世俗的な世界に吸い込まれて自由なスピリットを失ってしまいます。アスレシャの段階では、地球で生きる約束が交わされます。水星はこの変化を受け入れるために、知性を超えていかなければなりません。アスレシャに位置する惑星は、疑問を持っていて、彼らのアイディアを超えたところに行きたいと思っています。



神様:Naga

アスレシャの神はナーガと呼ばれる、神秘的な力を持つ蛇の神様です。シェーシャ(蛇の王のひとり)は宇宙の惑星の全てをフードに入れ、いつもヴィシュヌの栄光を歌っていると言われています。偉大なヨガの賢者であるパタンジャリは、アナンタ(蛇の王のひとりで、名前は永遠を意味する)、すべての知識とシェーシャの源、地球の秘密の宝物を守っていると考えられている数千の蛇の部族の支配者の化身と言われています。パタンジャリはシヴァのダンスを見て、シヴァからヨガの知識を得るために地球に降りてきました。シヴァの指示に完全に従わないと教えてはいけないという厳しい条件の中、パタンジャリは知識を学びました。パタンジャリは生徒に会いたくなかったのでカーテンに隠れていました。ある日、その偉大な指導者を見たいと、生徒がカーテンを開けると、パタンジャリの目がレーザーのように強い光を出していて、数千の生徒を燃やしてしまいました。その日遅刻した一人の生徒だけ助かりました。そしてその生徒だけがパタンジャリの学びに合格したと言われています。この話は、師に従わないことへの警告です。知識は師の言葉に従う人のもとへ来ます。アスレシャの知識はとても強力なので、守る必要があり、正しい道に進んでいる人だけが得ることができます。アスレシャの人は、周囲の人を魅了する、催眠のような目を持っています。それが人々に尊重され、ときには少し警戒させられるアスレシャ独特な雰囲気です。

ナクシャトラと神様・シンボル

シンボル:蛇

ヴェーダでは蛇は叡智を意味します。すべての神様は蛇に敬意を表します。シヴァは蛇のヴァースキを首に巻き、ビシュヌはアディシェーシャ(蛇の王のひとり)にもたれかかり、ガネーシャは蛇のベルトをしています。南インドでは多くの寺院が蛇を祭っています。これらは、神様は蛇の毒やネガティビティをコントロールできる能力があることを示しています。同時に、人間には必ず死があるということも示しています。蛇は脱皮をしますが、それは生まれ変わりと変容を象徴しています。脱皮は、心、感情、知性の変化、人間の意識の進化を表しています。蛇は自分の毒を一定の場所に溜めているので、体全体が毒で満たされているわけではありません。毒は治癒や敵を殺すために使われます。このように、蛇は善悪両方の能力があるのです。アスレシャの人は、人に知識、知恵、富、繁栄を導くことができますが、同時に危険、自滅、性的アンバランス、予期せぬ事故などに導くことも可能です。

ナクシャトラと神様・シンボル

動物:猫

猫はシャスティという子供の保護をする女神の動物です。アスレシャは神秘的な力を持っていると同時に、偽善的、欺瞞的、そして有毒な裏の側面も持っています。そのため、彼らは裏の部分に気を付ける必要があります。猫はインドの寓話で瞑想しているふりをしていますが、それがその裏の側面を示しています。その話では、鳥とウサギが口論を解決しようとしていた時、司祭のふりをした偽善者の猫が来ました。その猫は解決するふりをして彼らを近くに呼び、食べてしまいました。この猫は、非常に精神的に成長しているふりをする偽善者に警戒するべきだという、無知への警告です。アスレシャには多くの落とし穴があり、そこに位置している惑星はとても慎重で、ダルマと真実の道にとどまろうと意識する必要があります。

ナクシャトラと動物

人生の目的:ダルマ

アスレシャの人の人生の目的はダルマに関わります。アスレシャの人は自分の運命を演じることに関係していて、それは自分の与えられたカルマに沿って行いをするダルマのエネルギーです。彼らはいつも正しい行いをしようとします。そして自分の霊的な役割の重要性を理解し、正しい行いを通じてそれを表現します。前述した神話でパタンジャリは生徒たちにダルマを要求しました。そして先生と生徒の関係を厳格に守りました。このことは、アスレシャの人がこの示された正しい道を降りることは、潜在的な危険が伴っていることを示しています。アスレシャの人は、自分が経験することに対して自分が責任を持っていることを認識しなければなりません。アスレシャはいつも正しいことをすることに強いつながりを感じます。彼らは外の世界での探求に終わりを告げ、この人生で自分の知識を表現する準備をする必要があります。そして彼らの霊的な成長は、変化と変容に関係しています。

ナクシャトラと人生の目的

星座:かに座

アスレシャ
かに座
1パダ 2パダ 3パダ 4パダ
いて座 やぎ座 みずがめ座 うお座

かに座はサンスクリット語でKarakaと言い、白い、良い、最高な、鏡、水入れ、小さいきゅうり、ロータスの根、性交、毒を持った根、蟹という意味があります。アシュレシャは新しい方法を受け入れる必要がある、実際に現実化が起こる場所です。このナクシャトラは、かに座のすべての毒が集められた場所です。アスレシャの最後とかに座の最後は有毒な根です。そのため魂はこの場所で終わりに近づくにつれ厳しい経験をするかもしれません。アスレシャに位置する惑星は、カルマから集められた毒を持つ根にいつも注意しなければなりません。その毒は、行動パターン、性的過剰、もしくは他の弱点によって出てくる可能性があります。

ナクシャトラとパダ




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