Nakshatra

5, ムリガシラー(Mrigashira)の意味|ナクシャトラの解説|インド占星術・ジョーティッシュ・ヴェーダ

ナクシャトラとは、地球から見た月の通り道である白道をを27に分けたものです。ナクシャトラ自体の説明は下記のナクシャトラのページをご覧ください。ここではナクシャトラの5つ目、ムリガシラーの説明をしていきます。

ナクシャトラとは ナクシャトラ一覧

目次

  1. ムリガシラーの意味
  2. ムリガシラーのデータ
  3. ムリガシラーの特徴詳細



ムリガシラーの意味

人生のあらゆる経験から自分を知る場所

Mrigaは鹿、Shiraは頭という意味です。そのため鹿の頭はムリガシラーのシンボルでもあります。ムリガシラーはマインドと知性を表します。インドの神話では鹿の頭は月の象徴です。ムリガシラーを反映する月のエネルギーは落ち着きがなく、繊細で感情的です。ムリガシラーはこの幻想の世界での探求を本質的に示しています。ここでの鹿は、皆が探し求めているけれども決して見つかることの無いゴールドの鹿です。ムリガシラーはその現状を受け入れることができず、だからこそますますこの世界での経験を求めていきます。それは与えられた状況に対する不満にもつながります。



ムリガシラーのデータ

名前 Mrigashira
読み方 ムリガシラー
天文学の星 オリオン座λ(ラムダ)星=メイサ、φ星
星座の対応 おうし座 23°20′ – ふたご座 6°40′
支配星 火星
神様 Soma
シンボル 鹿の頭
人生の目的 モークシャ
動物
ジェンダー
ドーシャ ピッタ
エレメント
グナ ラジャスータマスータマス
カースト ファーマー
ガナ Devas(神様) 
方角
Vay, Vo, Ka, Kee
シルバー
身体 眉毛
鉱物 コーラル
ラッキーナンバー 9

パダ|Padas

Pada 1 しし座
Pada 2 おとめ座
Pada 3 てんびん座
Pada 4 さそり座

ムリガシラーの特徴詳細

支配星:火星

火星は知的に新しいエリアに進んでいく強い勇気を与えてくれます。火星は守護の為に生まれ、そのためムリガシラーだけは長く過酷な状態でも生きていけるのです。耐えられなくなったとき、彼らは反対と戦い、正しい行動をとります。ムリガシラーは、内側に溜めずに不正に対して声を上げることを学んで、火星のはけ口を見つけてあげない限り、怒りを抑えることができません。火星はムリガシラーに積極的に知性を使うようにしてくれ、その他の惑星もまた、ムリガシラーの位置ではそのようなサポートがあります。



神様:Soma

ムリガシラーに対応する神様は、月の別名でもあるソーマです。ソーマは、その心と才能を高める神秘の蜜でもあります。そして魂がダルマの行いによって集める不死の蜜です。神たちはソーマを自由に使うことができますが、人間は手にとることができません。インドラとアグニは自分たちの力を維持するために、大量のソーマの蜜を使いました。シヴァは、月の主であるソムナートとしても知られています。彼は髪の毛に月をまとい、マインドをコントロールできる能力があることを示しました。シヴァはロヒニーを支持するためにダクシャ・プラジャパティの呪いから月を救ったので、ソーマは永遠に感謝しました。シヴァがルールに従わなかったことが、ダクシャがシヴァを嫌う理由の一つです。月の日である月曜日は、シヴァを称える日でもあります。ヴェーダにはタラの秘密というストーリーがあります。タラは、ブリハスパティ(木星)の妻でしたが、ソーマと駆け落ちをしました。ブリハスパティは戻ってきて欲しいと言いましたが彼女は拒みました。天国では戦争が起きていて、神々はブリハスパティにつき、悪魔がソーマを味方にしました。そしてついにブラフマーが介入し、タラはブリハスパティのもとへ戻りました。しかしお腹にはソーマとの子供を妊娠していて、それがブッダ(水星)になります。そこからムリガシラーはブッディ=知性の誕生を示しています。知性が誕生するには、木星の妻の神聖な衝動と、月の地球的な衝動が融合しなければなりませんでした。月は心全体を、月の子供である水星は心の断片である知性を象徴します。マインドはとても活発で、高いスピリチュアルな知識と、実践的な情報といった異なる性質を反映することができます。ムリガシラーはその神と地球の両方のエネルギーにまたがっています。

ナクシャトラと神様・シンボル

シンボル:鹿の頭

ムリガシラーのシンボルは鹿の頭です。インドの神話では、鹿の頭は月面の影の象徴とされています。とても縁起が良いとされ、ムリガシラーの人に特別な感受性を与えてくれます。シヴァは鹿を手にもって描かれることがあります。これはシヴァのヨガの力を表していて、決して一か所にとどまることの無い、気まぐれなこことの動きをコントロールする能力を象徴しています。

ナクシャトラと神様・シンボル

動物:蛇

蛇は秘密の知識、生まれ変わりなどを象徴しています。パラスラマというビシュヌの化身は、21以上のクシャトリヤの部族を殺害しました。パラスラマは彼らから奪った土地をブラフミンたちに譲り、その後彼は自分の家と呼べる場所が無くなりました。海の支配者であるヴァルナは、武器が落ちた場所に彼が住むことを許可しました。その土地はムンバイより下のインドの西海岸の地方と言われています。パラスラマがこの土地に住んだ時、蛇は家を失ったので、代わりに人々が彼らを神社で崇拝するという恩恵を与えました。そのため、そのエリアでは今も蛇をまつる寺院が沢山あります。ムリガシラーと神聖な蛇との関わりは、ムリガシラーの人たちを秘密の知識への興味に導きます。ムリガシラーの人は頭がいいので、沢山の情報を知っています。ある人はムリガシラーを賞賛しますが、完全に彼らに近づいて、内側のより深い秘密の性質を知ることは難しいと分かります。ロヒニーの人が持っている性質と同じように、ムリガシラーの人も、蛇独特の毒の側面も持ち合わせていることを知って、その爆発に注意しなければなりません。

ナクシャトラと動物

人生の目的:モークシャ

ムリガシラーの人の人生の目的はモークシャのエネルギーを関わります。しかし、このムリガシラーの段階でのモークシャは、地球の物質的なものの情熱への激しい関与があります。この地球的な経験を通じて、最終的には永遠の幸福にたどり着くことが人生の目的です。ムリガシラーの人たちは、探求のスタート地点にいます。本当の自分自身を知るために、この地球ではまず外側の世界を体験しなければなりません。そのためもしかしたら、今の状況に不満がある場合があるかもしれません。霊的な成長を妨げるような、独自の強い理論があるかもしれません。彼らはまず外の世界を見る傾向にありますが、外だけを見ている限りは自分の内側にあるモークシャを見つけることはできません。マインドが常に非常に早く変化しているので、モークシャの静寂と知識をかき消してしまうかもしれません。外を見て、そこから内側への視点を学んでいくことが大切です。

ナクシャトラと人生の目的

星座:おうし座とふたご座

ムリガシラー
おうし座 ふたご座
1パダ 2パダ 3パダ 4パダ
しし座 おとめ座 てんびん座 さそり座

ムリガシラーはちょうど半分でおうし座とふたご座にまたがってます。ムリガシラーの重要なポイントは、積極性と消極性の二面性を持っていることです。何かになりたいと思っていますが、まだ行動をしていません。おうし座のムリガシラーはこれを良く表現しています。おうし座ムリガシラーは人生の快適さを楽しんでいて、たとえ本当は問題を感じていたとしても、今の生活を壊したくないと思っています。ふたご座のムリガシラーは不満について話すものの、肯定的な行動をとらない傾向にあります。ふたご座でその傾向が出てくるのは、思考のナクシャトラが思考のサインにいるからです。これは大きな成長を生み出すか、内なる対立を生み出すかの両方の可能性があります。おうし座では創り上げ、心地よくなる能力が与えられます。ふたご座では知性が過度に活発になり、制御不可能になりがちです。行動するより早く考え、永遠に答えを求め、自分は他人と違うと考えます。そして思考は常に変化し、色々な場所に移ります。

ナクシャトラとパダ




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