Nakshatra

16, ウィシャカ(Visakha)の意味|ナクシャトラの解説|インド占星術・ジョーティッシュ・ヴェーダ

ナクシャトラとは、地球から見た月の通り道である白道をを27に分けたものです。ナクシャトラ自体の説明は下記のナクシャトラのページをご覧ください。ここではナクシャトラの16つ目、ウィシャカの説明をしていきます。

ナクシャトラとは ナクシャトラ一覧

目次

  1. ウィシャカの意味
  2. ウィシャカのデータ
  3. ウィシャカの特徴詳細



ウィシャカの意味

スピリチュアルな道の入り口に立つ場所

Vishakhaにはいくつかの意味があります。Vishaは入る、Khaは天国という意味です。ウィシャカは永遠の自己と繋がるために天に入る変容と願望を表しています。ウィシャカの人は新しい人生の入り口に立っています。これは外から見た内側の魂の状態なので、変化はまだ起こっていません。偉大な未知の、内側の聖域に向かっていくことに魅了された人生のポイントに達しています。ネガティブな問題もポジティブなことも、すべてを投げ出すことができる状態です。Vishは毒、排泄物、沈殿物という意味もあります。Akhaは現れを意味します。そこからこのナクシャトラは過去の人生の毒、満たされていない感情的な欲求、過去のカルマのネガティブな側面が保存されていることも分かります。それを実際に経験するかは人それぞれですが、そういった側面が含まれています。



ウィシャカのデータ

名前 Visakha
読み方 ウィシャカ、ヴィシャーカー
天文学の星 てんびん座α星=ズベンエルゲヌビ、β星=ズベンエスカマリ、γ星=ズベンエルハクラビ 
星座の対応 てんびん座 20°00′ – さそり座 3°20′ 
支配星 木星
神様 Indra, Agni
シンボル アーチ
人生の目的 ダルマ
動物
ジェンダー
ドーシャ カパ
エレメント
グナ タマスーサットヴァーラジャス
カースト アウトカースト
ガナ Rakshasa(悪魔)
方角
Thee, Thuu, Thay, Thou
ゴールド
身体
鉱物 イエローサファイヤ
ラッキーナンバー 3

パダ|Padas

Pada 1 おひつじ座
Pada 2 おうし座
Pada 3 ふたご座
Pada 4 かに座

ウィシャカの特徴詳細

支配星:木星

木星は、変化に向けた新しい旅の道を容易にする知恵と、今の限界を超える能力をもたらしてくれます。ウィシャカの人は天に触れたいという欲望があり、そのため物質的に多くの成功をしますが、それだけでは内側に不満が残っている感覚を取り切れません。木星はウィシャカの人に、魂が喜んでその学びを引き受け、世界観を変えることができる重要なステージに導きます。この変化が起こるときは、大きく感情が揺さぶれる経験をすることがあります。



神様:Indra, Agni 

ウィシャカは2人の神が支配する唯一のナクシャトラです。ヴェーダのインドラとアグニという神様が支配します。どちらの神も、更なるスピリチュアルな学びの為に変化する能力を扱います。そして不死の蜜であるソーマを楽しんでいます。アグニは儀式の一部でソーマをもらい、インドラはソーマを沢山消費します。そして膨大な力をソーマから彼らは得ています。アグニは火の神で、犠牲を受け入れる神です。ヴェーダの儀式の中でアグニに対して行われた犠牲は、直接神々に届きます。アグニは神と人をつなぐメッセンジャーだからです。火は毎日つけられるので、彼は永遠に若く不死身です。そして火はコントロールすることが難しいことから、アグニは気まぐれで怒りっぽい性質があります。インドラは神の王様、天国の神、そして戦い・嵐・雨の神です。悪魔の蛇であるヴリトラは、世界のすべての水を盗んだので、インドラが殺し、水を地球に戻しました。インドラは五感も支配していて、そのため官能性や贅沢を楽しみます。インドラは、聖者ガウタマの妻であるアハリヤーと浮気をしました。ガウタマにばれて、インドラは数千もの女性器を与えられる呪いをかけられました。何が起こったかを認識し、インドラは多くの犠牲を払い、呪いを克服し、代わりに1000の目を得ることができました。ウィシャカの人にとって、この官能性は、賢明でない性的な関係を導く可能性もありますが、コントロールを学ぶ能力もあります。ウィシャカは私たちの中の感覚的な部分と禁欲的な部分両方を示しています。

ナクシャトラと神様・シンボル

シンボル:アーチ、ろくろ

ろくろのシンボルは、外側はエネルギーと活力で満たされ、中心は幻想の世界のタマスに浸かっている静寂を示しています。陶芸家によって創られた土は、運命という手で、異なる方法で形作られた人生に例えられます。経験は私たちが成熟することを助けてくれます。アーチは、魂にスピリチュアルな成長の入り口を見せ、物質的な世界に居ながら、よりスピリチュアルな世界を見させてくれます。彼らは観客のままでいるか、もしくはそのアーチをくぐると決めることができます。通常ウィシャカの人は、入り口をまたいだ瞬間、別の入り口が地平線上に現れます。つまりアーチは彼らのスピリチュアルな成長への願望の象徴です。彼らは内なる聖域や偉大な未知に向かっていくことに、大きな魅力を感じる場所に到達しています。人によっては、その最初の入り口が性的な満足感かもしれません。古代から女性の膣は天国への入り口だと考えられていて、性行為はとても神聖な儀式的な習慣でした。そのため、オーガズムの経験をする膣が最初の入り口になる人もいます。

ナクシャトラと神様・シンボル

動物:虎

シヴァの献身者で、ヴャーグラパダ(Vyaghrapada)という聖者がいました。Vyaghraは虎、padaは足という意味です。彼は毎日シヴァに祈り、森で新鮮な花を摘みました。彼は花たちが純粋な状態でいてほしかったので、ミツバチでさえも花の上にいることがありませんでした。毎日の遠出により、彼の脚はトゲに刺され荒れていました。そしてシヴァに、この義務を果たせるように、虎のような足を与えてくださいと頼みました。虎の能力は、他の人が簡単に行けないとことへ行く能力です。ヴャーグラパダの献身には2つの側面があります。彼らの献身が満たされるなら、あらゆる方法で変化できること、そして手つかずの花が示す純潔さへの望みです。

ナクシャトラと動物

人生の目的:ダルマ

ウィシャカはダルマのエネルギーに影響されます。正しい行いをすることを大切にしています。社会的、精神的な責任に直面し、その義務を果たすことに熱心です。時にはその義務を超えたことをします。ウィシャカの人は独断的な視点を持っていることがあります。ウィシャカの人のスピリチュアルな道は、変化に直面することとつながっています。ここは変化のための重要なナクシャトラで、人生の2極性を理解する場所です。これらの人は物質的な生活を送りながら、手放しも学ばなければなりません。これから先に来る学びのための準備期間です。

ナクシャトラと人生の目的

星座:てんびん座とさそり座

ウィシャカ
てんびん座 さそり座
1パダ 2パダ 3パダ 4パダ
おひつじ座 おうし座 ふたご座 かに座

ウィシャカはてんびん座とさそり座にまたがっています。魂の成長の6段階目の始まりで、このステージでは人生はまだ完全に物質主義に浸っていて、個人がより多くのことを望んでいると気づくには時間がかかり、それがより内側に、深く掘り下げることに繋がります。てんびん座のウィシャカとさそり座のウィシャカの主な違いは、てんびん座のウィシャカは物質的な世界と精神的な世界をうまく両立させようとし、魂のために今存在するこの2つの異なる世界の中で意味を見つけようとします。さそり座のウィシャカは、バランスを取ることは不可能です。てんびん座は、スピリチュアルな魂を認識しながら、物質的な世界を生きることができますが、さそり座は完全な変容が必要です。さそり座のウィシャカは、特に月がウィシャカの場合、毒の性質もあります。毒の性質は、秘密の知識や、今の生活を変化させる知識につながる可能性がある一方で、極端な態度や中毒のような弱さにつながることがあります。

ナクシャトラとパダ




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