Nakshatra

プルシャルタ、人生の4つの目的|アーユルヴェーダ・ヨガ・インド占星術・ヴェーダ

アーユルヴェーダ、ヨガ、インド占星術などの源であるヴェーダの中に、私たちの人生の4つの目的が明記されています。その4つの目的のことをPurushartha(プルシャルタ)と言い、その4つとは、Dharma(ダルマ)、 Artha(アルタ)、Kama(カーマ)、Moksha(モークシャ)です。



Purushartha(プルシャルタ)

Dharma(ダルマ)、 Artha(アルタ)、Kama(カーマ)、Moksha(モークシャ)

簡単な言葉で表すと、ダルマは調和、アルタは富、カーマは欲、モークシャは解脱とも訳されます。周りに調和した自分の役割を全うしながら富を得て、欲望を叶える。そして最後は欲望からも解放された解脱へ到達することです。一つ一つの言葉について詳しくいていきます。

Dharma|ダルマ

ダルマは調和とも訳されます。徳を積むこと正しい行いをすることです。ひとつひとつの行いが、地球や社会、所属するコミュニティーや周りの人との調和に沿って行われ、その中で自分のやるべきことを全うすることをダルマと言います。ダルマは立場によって変わります。自分が女性であり、娘であり、母であり、会社員でもある、と色々に定義できるように、その立場によって変化します。私の解釈は、自分の生まれてきた目的を全うすること=本当の自分自身であること、と解釈しています。本当の自分自身であることが、宇宙の法則に一番調和している状態です。もし本当の自分自身からずれた状態で、周りの調和ばかりを考えていると、どんどん自分からずれてしまいます。本当の自分になることを差し置いて、周りとの調和を考えることをダルマの言葉が言いたいわけではありません。本当の自分でいることは、自然に周りの為になるようにできています。もし、今の環境の調和を保つために、自分を違う方向に押さえつけなければいけないのなら、それが本当の意味の調和を表しているのか、考えてみると良いかもしれません。宇宙の法則で、周りの調和と本当の自分自身でいることが矛盾することはありません。

Artha|アルタ

アルタは富とも訳されます。この地球を選んで生まれてきた時点で、何かをしたくて生まれてきています。その目的に向かって直進するエネルギーがアルタです。地球は物質があることが特徴です。そのため、地球に生まれている私たちは物質的な幸せを体験することも目的に一つなのです。アルタは物質的な富をもたらします。こうしたいという望みに向かって行動し、その結果、物質的な繁栄や成功を手に入れることがアルタです。このアルタは、決して独立してあるものではなく、前述のダルマの延長線上にあるものです。自分自身であること、周りとの調和があってこそ、初めて達成される目的がアルタです。物質的な富が利己的であったり、誰かを傷つけて得たものではありえないということです。

Kama|カーマ

カーマは欲とも訳されます。満足感や幸福感と関わります。周りから見てどんなにうらやましがられる人生を送っていたとしても、本人が幸福感を感じていなければ意味がありません。反対に、周りの人にどんな偏見で見られようと、心から幸せを感じれる人もいます。生きている一瞬一瞬に、満足感や幸福感を感じることがカーマです。感覚的なことにも関わります。アート、フレグランス、五感で感じること、色々な種類の楽しみなど、魂が楽しむこと、人生に彩をもたらすものが関わります。このカーマの目的を達成することにも、前述のダルマ、アルタの延長線上にあり、カーマだけ独立しては存在できません。根本的な部分で、まず自分自身の目的を調和と共に歩んでいて、地球上での物理的な目的も楽しみながら、感覚的な満足感や幸福感も体験することがカーマです。自分自身を見失うと、カーマは感覚的で行き過ぎた欲に一瞬で変化し、執着や依存と紙一重です。

Moksha|モークシャ

モークシャは解脱とも訳されます。真実=自分自身を思い出すことです。モークシャも同様、ダルマ、アルタ、カーマの延長線上にあります。この最終的なモークシャにたどり着くためのヒントが、ヴェーダの中で色々な表現で表されています。このサイトで紹介しているタッドヴァボーダもモークシャへの学びです。この項目だけでは説明しきれないので気になる方はご覧ください。

タットヴァボーダ目次




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