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バードックの効果効能|ハーブティー・メディカルハーブ・スパイス事典

バードックの効果効能

目次

  1. キーワード&データ
  2. 特徴
  3. 有効成分
  4. 注意事項・禁忌
  5. バードックの使い方
  6. アーユルヴェーダからみた使い方
  7. 東洋医学からみた使い方



キーワード&データ

キーワード:デトックスに

名前 バードック、バードックルート、burdock
和名 ゴボウ(牛蒡)
学名・読み方 Arctium lappa [アルクティウム・ラッパ]
科名 キク科
使用部位
ジェンダー 女性
惑星 金星
四大元素
性質 熱・乾

その他のバードックの記事をチェック: #バードック

特徴

バードックはキク科の二年草で、日本では「ゴボウ」として料理に使われています。ゴボウ茶としても飲まれています。ハーブティーでも食用としても根が使われます。6,7月に紫色の花を咲かせます。学名のArctiumは、ギリシャ語で「熊」を意味するarktosが由来です。熊のように毛深い実をつけることからきています。

スピリチュアルなストーリー

古くからバードックには魔除けや守護の力があると信じられていました。 家の周りに投げることで、マイナスなエネルギーから守ってくれると言われていました。守護のインセンスに加えられていたそうです。カルペパーはバードックの根を松の実と一緒に飲むと、粘液、膿、血痰にいいとしました。根の砂糖漬けは、肺病、結石、下痢にいいとしました。

バードックの効果効能

デトックス効果が抜群のハーブです。浄血作用に優れているので、湿疹、腫れもの、ニキビ、じんましんなどの皮膚疾患に用いられています。利尿、緩下、利胆目的のためにも使われます。その他、血糖値を下げる効果もあります。最近では、抗変異原性や細胞増殖促成作用があることが分かってきています。

作用

  • 利尿作用
  • 緩下作用
  • 浄血作用
  • 解毒作用
  • 健胃作用
  • 抗真菌作用
  • 血糖値降下作用
  • 発汗作用
  • 抗菌作用

適応

  • にきび
  • 腫れもの
  • 皮膚炎
  • リウマチ
  • 便秘
  • 高血糖

作用の意味一覧

有効成分

苦味配糖体、精油、イヌリン、粘液質、ポリアセチレン類、含硫アセチレン化合物、フィトステロールなど

注意事項・禁忌

通常の使用の範囲では安心して使えるハーブです。妊娠中・授乳中の使用に関しては、問題は確認されていないものの、最終的な安全性は確立されていません。まれにアナフィラキシー反応が起こることが報告されています。

安全性クラス : 1(適切に使用する場合、安全に摂取することができるハーブ)
相互作用クラス: A(臨床的に関連のある相互作用が予測されないハーブ)

『メディカルハーブ安全性ブック第2版』

バードックの使い方

ティーの飲み方

小さじ1をお湯に入れ、5分蒸らす。

ハーブティーの入れ方

症状別ハーブの使い方

便秘による腹痛に

バードック、コリアンダータイム

症状別ハーブ一覧

おすすめの使い方

ハーブティー、ホームケア、スキンケア、料理

ハーブのレシピ



アーユルヴェーダからみた使い方

名前:バードック

バードックは血液とリンパの強いクレンジングの力があります。うっ血を流し、腫れを改善し、尿や皮膚から毒素を排出します。特に種子は利尿作用とデトックス作用があり、咳を緩和させます。根はより栄養価が高く、ヴァータを増やします。毎日使用するとピッタのための強壮と若返りにいいと考えられます。その場合コリアンダーやイエロードックと相性がいいです。怒り、攻撃、欲望といった感情を一掃する手助けになります。バードックはアーマのコンディションにも向いています。有毒な熱や関節炎などです。

※上記メディカルハーブのArctium lappaと違う植物の可能性もあります。

学名 Arctium 
使用部位 根、種子
ドーシャエネルギー PK-, (過剰摂取の場合V+)
6つのラサ 苦味、辛味、渋味(根は甘味も)
ヴィールヤ(消化中のエネルギー) 冷却
ヴィパーカ(消化後の味) 辛味
ダートゥ(組織への影響) リンパ、血液
系統 呼吸器系、泌尿器系、循環器系、リンパ系

アーユルヴェーダの基本 ドーシャ ドーシャの体質診断

東洋医学からみた使い方

生薬名:牛蒡子|ゴボウシ

西洋のメディカルハーブと同じ植物です。日本ではお馴染みの野菜のごぼうの果実を用います。詳しくは牛蒡子のページで解説しています。

学名 Arctium lappa
使用部位 果実




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