各生薬・漢方薬の効能

大黄(だいおう)の効果効能|東洋医学の生薬・ハーブ・薬草・食薬

大黄(だいおう)の効果効能

東洋医学で使われる生薬の紹介をしています。副作用や組み合わせによる注意点などがある場合があります。すべての情報を網羅しているわけではありませんので、使用の際は必ず専門知識のある人に相談してください。

目次

  1. 大黄のデータ
  2. 大黄の特徴
  3. 大黄の使い方



大黄のデータ

名前 大黄(だいおう)、川軍(せんぐん)、唐大黄(からだいおう)など
英語 Rhubarb
ラテン名 Rhei Rhizoma
学名
  • Rheum palmatum Linné
  • Rheum tanguticum Maximowicz
  • Rheum officinale Baillon
  • Rheum coreanum Nakai
使用部位 上記の植物、またはそれらの種間雑種の根茎
成分 アントラキノン類(クリソファノール、エモジン、レイン)、ジアントロン類(センノシドA~F)、タンニンなど
四気 寒性
五味
帰経(臓腑弁証 大腸
気血水弁証 瘀血
効能分類 瀉下薬、清熱薬

その他の大黄の記事をチェック: #ルバーブ

大黄の特徴

※図や表以外で、東洋医学の言葉は全て[ ]の中に表しています。例えば、[心]は東洋医学での[心](しん)を表し、普通に心と書いてある場合は、通常の「こころ」を表しているとお考え下さい。そして[ ]内の言葉はまとめて東洋医学の言葉一覧のページで意味を調べられます。

特徴

大黄はルバーブの近縁種になります。大黄は中国の西北の標高が2000~3000mに生息している希少な植物です。味が渋いものが良品とされています。下剤の基本の生薬です。

東洋医学の効能

[瀉下]、身体を冷やす、[血]の巡りを良くする作用があります。

便秘の改善と解毒

[瀉下]の作用によって、便秘を改善します。すっきり出ない場合の下痢にも用いられることがあります。

熱を冷ます

熱を冷ます作用から、炎症の解毒をします。通便をはかりながら、胃腸の炎症を鎮めます。

[瘀血]を取り除く

通便をはかりながら[血熱]を鎮めて、[瘀血]を取り除きます。[瘀血]による精神的に落ち着かない状態を、[瀉下]によって[気]も一緒に降ろしながら改善します。

適応症

[実熱]による便秘、飲食の停滞による腹部膨満感、細菌性の下痢や食中毒の初期症状、しぶり腹、吐血、鼻血、黄疸、血尿、できものなど

大黄の使い方

ブレンド例

大黄の瀉下作用を緩和し、腹痛を和らげます。

大黄+甘草

瀉下作用に伴う痛みを緩和し、便通を速やかにします。

大黄+芍薬

『漢方294処方生薬解説』より

処方例

配合されている漢方薬の一例です。

桂枝加芍薬大黄湯 瀉下剤
大黄甘草湯 瀉下剤
大黄牡丹皮湯 理血剤
大柴胡湯 和解剤
桃核承気湯 理血剤
麻子仁丸 瀉下剤




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