各植物油脂・キャリアオイルの効能

キウイシードオイルの効果効能|皮膚の再生と老化防止に!

キウイシードオイルの効果効能

目次

  1. キウイシードオイルのデータ
  2. キウイシードオイルの代表成分
  3. キウイシードオイルの特徴
  4. キウイシードオイルの効果効能



キウイシードオイルのデータ

名前 キウイシードオイル、キウイフルーツシードオイル
学名 Actinidia chinensis
科名 マタタビ科
使用部位 種子
抽出方法 二酸化炭素抽出法
香り フルーティーな香り
淡い黄色
使い心地 軽くのびる
酸化 酸化しやすい
浸透力 優れている
ブレンド 単独で使用することが多い
肌質 乾燥肌、成熟肌
部位 ハンド、フェイシャル、フット、ボディーに。
注意点 特になし
ヨウ素価 203 ※
鹸化価(NaOH) 137.7 ※
鹸化価(KOH) 192.7 ※

※ヨウ素価と鹸化価の値は、下記の成分量をベースに計算した数値です。カッコ内の数字は、一般的に言われている数値の範囲です。これらは同じ植物のオイルでも、原料の種類、地域、抽出方法、商品やロットなど様々な条件によって変化する数値なのでお気を付けください。ヨウ素価と鹸化価の一覧と解説は下記をご覧ください。

鹸化価 ヨウ素価

キウイシードオイルの代表成分

主な脂肪酸

飽和脂肪酸 8.4%
パルミチン酸 5.4 %
マルガリン酸 0.1 %
ステアリン酸 2.7 %
アラキジン酸 0.2 %
一価不飽和脂肪酸 13.2%
パルミトレイン酸 0.1 %
バクセン酸 0.3 %
オレイン酸 12.6 %
イコセン酸 0.2 %
多価不飽和脂肪酸 78.4 %
リノール酸 16.1 %
α-リノレン酸 62.3 %

(※1) OSLの調査を参照

脂肪酸について、脂肪酸の摂取方法などは下記をご覧ください。

脂肪酸 必須脂肪酸 オメガ脂肪酸 トランス脂肪酸

キウイシードオイルの特徴

二酸化炭素抽出法

二酸化酸素抽出法とは、熱や溶剤を使わないで抽出する方法で、精油もこの方法で抽出されているものもあります。通常の抽出法より純度が高く、沢山の有効成分を抽出できます。キウイシードオイルはこの方法で抽出されるものが多く売られています。

天然の乳化剤

キウイシードオイルは他のオイルと違って乳化しやすい性質があります。そのため、クリームなどの手作り化粧品にとてもおススメのオイルです。

α-リノレン酸60%以上配合

α-リノレン酸は体内で生成することのできない必須脂肪酸の一つで、キウイシードオイルはそれを60%以上も配合しています。体内では老化防止や血流改善など、様々に働きます。しかしα-リノレン酸は酸化しやすく熱に弱い特徴があるので注意が必要です。

キウイシードオイルの効果効能

皮膚軟化作用、瘢痕形成作用、老化防止作用、抗アレルギー作用など

老化防止

αリノレン酸が沢山含まれるキウイシードオイルは老化防止にとても効果的です。肌にハリを与えてくれます。

皮膚を再生

老化肌や、傷跡を再生する効果があると言われています。シミやニキビ跡、傷など気になるところに使用します。

エッセンシャルオイルの使い方一覧




次はこれを要チェック

植物油脂の種類一覧 植物油脂の豆知識 油の酸化 オイルの安全な選び方 精油の作用一覧 ハーブの効果効能一覧 エッセンシャルオイルの使い方一覧




※1: Georges PIOMBO et al, Characterization of the seed oils from kiwi (Actinidia chinensis), passion fruit (Passiflora edulis) and guava (Psidium guajava), Oilseeds and fats, Crops and Lipids, 2006

参考文献を見る