各生薬の効能

海人草(まくり・かいにんそう)の効果効能|東洋医学の生薬・ハーブ・薬草・食薬

海人草(まくり・かいにんそう)の効果効能

東洋医学で使われる生薬の紹介をしています。副作用や組み合わせによる注意点などがある場合があります。すべての情報を網羅しているわけではありませんので、使用の際は必ず専門知識のある人に相談してください。

目次

  1. 海人草のデータ
  2. 海人草の特徴
  3. 海人草の使い方



海人草のデータ

名前 海人草(まくり・かいにんそう)
英語 Digenea Simplex
ラテン名 Digenea
科名 フジマツモ科:Rhodomelaceae
学名 Digenea simplex C. Agardh(マクリ)
使用部位 全藻
成分 アミノ酸誘導体(α-カイニン酸、α-アロカイニン酸)、アミノ酸、有機酸、多糖類など
効能分類 駆虫薬

その他の海人草に関する記事をチェック: #マクリ

海人草の特徴

※図や表以外で、東洋医学の言葉は全て[ ]の中に表しています。例えば、[心]は東洋医学での[心](しん)を表し、普通に心と書いてある場合は、通常の「こころ」を表しているとお考え下さい。そして[ ]内の言葉はまとめて東洋医学の言葉一覧のページで意味を調べられます。

特徴

マクリの全藻を使用しています。古くから、出生直後の新生児に甘草と混ぜた汁を与え、胎毒を除くために使われていました。

東洋医学の効能

回虫を駆除します。

適応症

回虫駆除

海人草の使い方

ブレンド例

回虫が原因の発熱を除きます。

海人草+柴胡

回虫を下します。

海人草+大黄

『漢方294処方生薬解説』より

処方例

配合されている漢方薬の一例です。

清肌安蛔湯 駆虫剤




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