各生薬の効能

黒豆(くろまめ)の効果効能|東洋医学の生薬・ハーブ・薬草・食薬

黒豆(くろまめ)の効果効能

東洋医学で使われる生薬の紹介をしています。副作用や組み合わせによる注意点などがある場合があります。すべての情報を網羅しているわけではありませんので、使用の際は必ず専門知識のある人に相談してください。

目次

  1. 黒豆のデータ
  2. 黒豆の特徴
  3. 黒豆の使い方



黒豆のデータ

名前 黒豆(くろまめ)、黒大豆(こくだいず)など
英語 Black Soybean
学名 Glycine max Linné
使用部位 黒色の種子
成分 トリテルペノイドサポニン(ソヤサポニン)、イソフラボン類(ダイゼイン、ゲニステイン、ゲニスチン)、脂肪油、デンプンなど
四気 平性
五味
帰経(臓腑弁証
気血水弁証 水滞
効能分類 利水薬

その他の黒豆に関する記事をチェック: #大豆

黒豆の特徴

※図や表以外で、東洋医学の言葉は全て[ ]の中に表しています。例えば、[心]は東洋医学での[心](しん)を表し、普通に心と書いてある場合は、通常の「こころ」を表しているとお考え下さい。そして[ ]内の言葉はまとめて東洋医学の言葉一覧のページで意味を調べられます。

特徴

厳密に言うと、黒豆は生薬としてはあまり流通していませんが、東洋医学でよく使われる食薬のひとつです。

東洋医学の効能

血行を促進し、利尿をします。そして筋肉痛や関節痛を治します。食品や薬の解毒をする働きもあります。

適応症

[水滞]による張りや膨満感、脚気、黄疸浮腫、筋肉痛、関節痛、腰痛、不眠、熱を持った化膿性のできもの、けいれんなど

黒豆の使い方

常用量

5~20g

ブレンド例

附子などの薬物中毒を解毒します。

黒豆+甘草

腰痛を治します。

黒豆+桂皮




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