各植物油脂・キャリアオイルの効能

カレンデュラオイルの効果効能|妊娠中のマッサージや美容、クリームに!

カレンデュラオイルの効果効能

目次

  1. カレンデュラオイルのデータ
  2. カレンデュラオイルの特徴
  3. カレンデュラオイルの効果効能
  4. カレンデュラオイルの使い方
  5. 手作り石けんとカレンデュラオイル



カレンデュラオイルのデータ

名前 カレンデュラオイル、カレンドラオイル、Calendula oil
学名 Calendula officinalis
科名 キク科
使用部位
抽出方法 浸出法
香り 独特なやや強い香り
オレンジ色
使い心地 やや重い
酸化 比較的酸化しにくい
浸透力 普通
ブレンド そのまま使うか、メインのオイルに5-20%の割合で加えると使いやすい
肌質 すべての肌質(特に乾燥肌、敏感肌、成熟肌)
部位 フェイシャル、ハンド、フット、ボディーマッサージに。
代表成分 カロチノイド、サポニン、フラボノイドグリコシド、レジン、ビタミンA、精油成分
注意点 特になし
ヨウ素価
鹸化価(NaOH)
鹸化価(KOH)

その他のカレンデュラの記事をチェック:#カレンデュラ

※このオイルは浸出油なので、ヨウ素価と鹸化価の値は、ベースとなるオイルによって異なります。これらの数値は同じ植物からとれたオイルでも、原料の種類、地域、抽出方法、商品やロットなど様々な条件によって変化する数値なのでお気を付けください。ヨウ素価と鹸化価の一覧と解説は下記をご覧ください。

鹸化価 ヨウ素価



カレンデュラオイルの特徴

浸出法によって抽出される浸出油

カレンデュラオイルは、カレンデュラの花から浸出法で抽出されます。カレンデュラはポットマリーゴールドとも言われます。地中海沿岸が原産地で、中世から親しまれてきました。浸出油には、様々なものが使われますが、オーガニックのサンフラワーオイルは特によい組み合わせです。

インフューズドオイルの作り方

オレンジ色はβカロテン

花の綺麗なオレンジ色は、浸出法でオイルにも溶けだすため、カレンデュラオイルはオレンジ色をしています。そのオレンジ色の成分はβカロテンです。

優しく作用

カレンデュラオイルはとても優しく作用します、そのため、妊娠中や授乳中、乳幼児や敏感肌の人にも使えると言われています。

カレンデュラオイルの効果効能

収斂作用、皮膚軟化作用、保湿作用、しわの予防、抗炎症作用、湿疹の緩和、静脈損傷の改善、創傷治癒作用など

抗酸化作用で老化防止

βカロテンは、体内でビタミンAに変わります。抗酸化作用が高く、肌や髪、爪などの老化を防止する役割があります。

収斂作用

収斂作用が高く、特に成熟肌のしわやたるみにいいと言われています。

皮膚軟化作用

皮膚を柔らかくする作用もあり、これは他の作用と同じく成熟肌にも効果的です。ニキビなどが治りやすくなったり、できにくくなります。

角質の除去

角質を除去する作用から、様々なスキンケアの商品に使用されています。

傷や炎症を治す

抗炎症作用や創傷治癒作用に優れ、湿疹・青あざ・打撲・切り傷・静脈の損傷・火傷・日焼け・その他の炎症に作用します。

妊婦さんの不調に

優しく作用するカレンデュラオイルは、妊娠中の妊婦さんに使えます。妊娠線防止や、帝王切開後や出産後の不快な症状にもいいと言われています。

女性ホルモンを調整

カレンデュラオイルは女性特有の悩みにも効果的です。更年期障害や月経の不調を緩和してくれると言われています。

カレンデュラオイルの使い方

妊娠線や肉割れなどのマッサージに

妊婦さんにもつかれる優しいカレンデュラオイルは、妊娠線の予防に最適です。妊娠中でなくても、肉割れのような症状にはカレンデュラオイルでの定期的なマッサージが効果的です。

女性の不調を和らげるマッサージ

カレンデュラオイルは、更年期障害や月経の問題など、女性特有の不調に良いです。カレンデュラオイルでの定期的なマッサージはそういった不調を和らげることにつながります。

クリームとして

カレンデュラオイルは、クリームとして持っているととても重宝します。売っているものでもいいですし、自分で使ったり、若しくは持っているクリームにオイルを混ぜてもいいです。老化防止や引き締め、ニキビなどの様々な肌のトラブルに効きますし、傷や炎症、日焼け等のトラブルにもいいです。顔や体、ネイルなど、気づいた時に使用できます。

エッセンシャルオイルの使い方一覧

手作り石けんとカレンデュラオイル

カレンデュラオイルは肌にいい成分が沢山あるので、石けんに向いています。どのオイルで浸出したか、そのベースとなっているオイルの性質により、石けんを作る場合の作り方が変わってきます。一般的にはサンフラワーオイルで浸出されていますが、そのサンフラワーオイルにも種類があります。オレイン酸主体の場合はメインのオイルとして使用できます。リノール酸主体のサンフラワーオイルの場合は、酸化しやすくあまり固まらないので、少量混ぜて使用します。

固形石けんの作り方 液体石鹸の作り方




次はこれを要チェック

植物油脂の種類一覧 植物油脂の豆知識 油の酸化 オイルの安全な選び方 精油の作用一覧 ハーブの効果効能一覧 エッセンシャルオイルの使い方一覧




参考文献を見る