各植物油脂・キャリアオイルの効能

スイカ油(ウォーターメロンシードオイル)の効果効能|肌へのエモリエント効果

スイカ油|ウォーターメロンシードオイルの効果効能

目次

  1. スイカ油データ
  2. スイカ油の代表成分
  3. スイカ油の特徴と効果効能



スイカ油のデータ

名前 スイカ油、スイカオイル、ウォーターメロンシードオイル、Wstermelon seed oil、ootanga oil、kalahari oil
学名
  • Citrullus vulgaris
  • Citrullus lanatus
科名 ウリ科
使用部位
抽出方法 低温圧搾法
香り ナッツのような香り
黄色
使い心地 軽い
浸透力 優れている
肌質 すべての肌質に
ヨウ素価 128.3 ※
鹸化価(NaOH) 137.7 ※
鹸化価(KOH) 192.7 ※

※ヨウ素価と鹸化価(けん化価)の値は、下記の成分量をベースに計算した数値です。これらは同じ植物のオイルでも、原料の種類、地域、抽出方法、商品やロットなど様々な条件によって変化する数値なのでお気を付けください。ヨウ素価と鹸化価の一覧と解説は下記をご覧ください。

鹸化価 ヨウ素価

スイカ油の代表成分

脂肪酸

飽和脂肪酸 14%
ステアリン酸 3.5%
パルミチン酸 10.5%
一価不飽和脂肪酸 27.5%
パルミトレイン 1%
オレイン酸 26.5%
多価不飽和脂肪酸  61%
リノール酸 60%
α-リノレン酸 1%

※Natural Sourcingの分析データより

脂肪酸について、脂肪酸の摂取方法などは下記をご覧ください。

脂肪酸 必須脂肪酸 オメガ脂肪酸 トランス脂肪酸

スイカ油の特徴・効果効能

スイカ油は主に西アフリカで栄養価の高いオイルとして使用されていました。化粧品の材料として多く使用されています。エモリエント効果、保湿効果、アンチエイジング、抗炎症、解毒、駆虫、利尿といった作用があります。マッセージオイルとしては、脂性肌や乾燥肌を始めとした様々な肌に使いやすいオイルです。高い日焼け止めの効果もあると言われています。Institute of Pharmacyの論文によると、スイカ油のSPF値は10もあります。天然の日焼け止めとして利用できます(※1)。

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※1: Swarnlata Saraf et al. Efficacy Study of Sunscreens Containing Various Herbs for Pro¬tecting Skin from UVA and UVB Sunrays. Institute of Pharmacy. 2009

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