各植物油脂・キャリアオイルの効能

ウクウババター(ウクーババター)の効果効能|珍しい油脂!免疫機能の向上と老化防止に

ウクウババター|ウクーババターの効果効能

目次

  1. ウクウババターのデータ
  2. ウクウババターの代表成分
  3. ウクウババターの特徴・効果効能



ウクウババターのデータ

名前 ウクウババター、ウクーババター、Ucuuba butter, Ucuhuba butter
学名 ニクズク科
科名 Virola surinamensis
使用部位
抽出方法 低温圧搾法
クリーム~ブラウン
使い心地 とても固い
酸化 酸化しにくい
ブレンド 固いので他のバターやオイルとブレンドしたほうが使いやすい
ヨウ素価 0 ※
鹸化価(NaOH) 168.2 ※
鹸化価(KOH) 235.5 ※

※ヨウ素価と鹸化価(けん化価)の値は、下記の成分量をベースに計算した数値です。これらは同じ植物のオイルでも、原料の種類、地域、抽出方法、商品やロットなど様々な条件によって変化する数値なのでお気を付けください。ヨウ素価と鹸化価の一覧と解説は下記をご覧ください。

鹸化価 ヨウ素価

ウクウババターの代表成分

脂肪酸

飽和脂肪酸 100%
ミリスチン酸 73.84%
ラウリン酸 18.17%
パルミチン酸 28.03%
アラキジン酸 8%
一価不飽和脂肪酸 0%
多価不飽和脂肪酸  0%

※Amazon Oil Industryのデータより

脂肪酸について、脂肪酸の摂取方法などは下記をご覧ください。

脂肪酸 必須脂肪酸 オメガ脂肪酸 トランス脂肪酸

ウクウババターの特徴

日本ではあまり知られていない

日本ではほとんど聞かない脂肪の一つです。常温では固形なので、油ではなく脂肪に分類されます。南アメリカのアマゾンに生息している、高さ30m程にもなる、Ucuuba (Ucuhuba, baboonwood)の木になる実の種子から抽出されます。

特徴的な成分

不飽和脂肪酸の含有率が0%というとても珍しい脂肪です。脂肪酸の他にもビタミンが豊富に含まれるオイルです。飽和脂肪酸の中でもミリスチン酸の含有率が70%以上を占めます。

ウクウババターの効果効能

免疫機能を強める、保湿作用、抗炎症作用など

免疫機能を強くする

ウクウババターの大半を占めるミリスチン酸は、免疫機能を高める作用があります。ガンを抑制する働きもあります。その他にもホルモン分泌、細胞膜や臓器の保護に関わるなど、体にとって大切な働きをしてくれます。しかし、飽和脂肪酸なので摂りすぎは禁物です。

肌のコンディションを整える

ウクウババターにはビタミンが豊富です。ビタミンは肌のコンディションを整える作用をさらに高めます。ニキビや湿疹、炎症といった肌トラブルや、肌の保湿にも効果的です。さらにパルミチン酸は肌の油分を調整し、ニキビを治す作用もあります。

老化防止

ウクウババターに含まれるパルミチン酸は、ニキビを治す他にも、ビタミンAを安定させ肌の老化防止に役立ちます。しわやたるみ、かさつきなどを改善してくれます。

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