あんず油(アプリコットカーネルオイル、杏仁オイル)の効果効能と使い方|顔や髪に最適!

あんず油|アプリコットカーネルオイル|杏仁オイルの効果効能

目次

  1. あんず油のデータ
  2. あんず油の代表成分
  3. あんず油の特徴
  4. あんず油の効果効能
  5. あんず油の使い方
  6. 手作り石けんとあんず油

あんず油のデータ

名前  あんず油、アプリコットカーネルオイル、杏仁オイル、杏子油、杏油、西洋アンズ、アプリコットオイル、アプリコット油、Apricot kernel oil
学名  Prunus armeniaca L.
科名  バラ科
使用部位  種(仁)
抽出方法  低温圧搾法(コールドプレス、冷搾法、常温絞り)
香り  ほぼ無臭
色  無色
使い心地  粘性がなく、さらさらで軽い
酸化  酸化しにくい
浸透力  浸透しやすい
ブレンド  単独にもブレンドにも向いている
肌質  すべての肌質(特に乾燥肌、敏感肌、成熟肌)
部位  フェイシャルマッサージに最適。ボディー、フット、ハンドにも。
注意点  特になし
アーユルヴェーダドーシャ ※1 V± P+ K+
ヨウ素価 108.4 (95-115) ※2
鹸化価(NaOH) 137(128-143) ※2
鹸化価(KOH) 191.8(180-200) ※2

その他のアプリコットの記事を見る: #アプリコット

※1: V:ヴァータ、P:ピッタ、K:カパ、+:ドーシャを上げる、-:ドーシャを下げる、±:ドーシャに影響しない、=:ドーシャのバランスをとる

アーユルヴェーダの基本

※2: ヨウ素価と鹸化価の値は、下記の成分量をベースに計算した数値です。カッコ内の数字は、一般的に言われている数値の範囲です。これらは同じ植物のオイルでも、原料の種類、地域、抽出方法、商品やロットなど様々な条件によって変化する数値なのでお気を付けください。ヨウ素価と鹸化価の一覧と解説は下記をご覧ください。

鹸化価 ヨウ素価

あんず油の代表成分

主な脂肪酸(100gあたり)

飽和脂肪酸 6.3g
パルミチン酸 5.8 g
一価不飽和脂肪酸 60g
オレイン酸 58.5 g
パルミトレイン酸 1.5 g
多価不飽和脂肪酸 29.3g
リノール酸 29.3 g

ミネラル&ビタミン(100gあたり)

ビタミンE(αトコフェロール) 4 mg

※USDA栄養データベースを参照

脂肪酸について、脂肪酸の摂取方法などは下記をご覧ください。

脂肪酸 必須脂肪酸 オメガ脂肪酸 トランス脂肪酸

あんず油の特徴

中国では古代から利用

アプリコットは中国が原産で、ローマ人によって南ヨーロッパへ伝わった後、中東にも伝わりました。今ではアメリカにも生息し、フランスでは盛んに商業用として栽培されています。中国では古代からアプリコットを食用、薬用として使用してきました。私たちにも身近な杏仁豆腐は、アプリコット(杏子)の仁を粉末にし、それだけだと苦味があるので甘みを付けたものです。薬膳料理の一種です。今市場に出回っているものは、実際に杏仁を使ったものは少ないようです。

スイートアーモンドオイルに似ている

あんず油は、スイートアーモンドオイルと似ている成分構成になっています。しかし、スイートアーモンドオイルに比べ生産量が少なく、少し値段が高くなっています。生産量が少ないですが、ピーチカーネルオイルとも似ている特徴です。

フェイシャルマッサージに最適

スイートアーモンドオイルに似ていますが、より粘性がなく、さらさらとした使い心地がフェイシャルに最適です。無臭でどの肌質にも合いやすいので、使いやすいオイルです。

混ざりものに注意

あんず油は、製造時にアーモンドやサクランボなどのほかの種が混ぜられることがあるようです。そのようなものはマッサージにはあまり向かないと言われています。

あんず油の効果効能

皮膚軟化作用、水分保持作用、消炎作用、鎮痒作用など

優れた皮膚軟化作用

あんず油は、スイートアーモンドオイル同様、優れた皮膚軟化作用があります。古くからその効能が認知されていて、せっけん、クリーム、化粧水やパックの原料として広く使われています。

肌の老化を防ぐ

肌の老化の原因の一つが、肌の新陳代謝の衰えです。あんず油はその新陳代謝を高めます。また、新陳代謝が衰えると、紫外線から肌を守る皮脂膜の機能も低下します。あんず油はその皮脂膜の代わりもしてくれると言われています。同時にハリも与えてくれます。

湿疹の痒みを緩和

湿疹による痒みを緩和する働きがあると言われています。そのため、クリーム等の材料としてもよく使われます。

イボに効く!

あんず油は、イボにいいと言われています。イボとはそもそもなぜできるかというと、ウイルス性のものもあれば、肌の老化、肌のダメージや摩擦等が考えられます。あんず油は、人の皮脂の大半を占めるオレイン酸がメインのオイルのため、皮膚の再生に向きます。さらにリノール酸も30%程含まれることから使い心地がさらっとして使いやすく、浸透力も高いです。

あんず油の使い方

顔:オイルマッサージ

あんず油は老化肌のフェイシャルに最適です。あまりべとべとしていないので、クリームやローションに混ぜずに、オイルそのものでマッサージしても使いやすいです。顔以外でも、老化やイボが気になる全身に使えます。

髪:ヘアパック

オレイン酸が主体のあんず油は髪にも使えます。髪にいいオイルと言えば椿油も挙げられますが、椿油よりオレイン酸が少なく、代わりに多価不飽和脂肪酸のリノール酸が多いです。つまり、髪に対してもよりさっぱりした使い心地になります。頭皮の皮脂が多く、髪がべとつきやすい人は、あんず油のヘアパックは使いやすいです。10~20mlほどのあんず油を頭皮にもみ込むようにして馴染ませ、ラップやタオルで髪を巻き、蒸すように放置します。その後シャンプーで洗い流します。

ヘアパックの作り方

手作り石けんとあんず油

あんず油は石けんのメインとなるオイルとして使用できます。柔らかい石けんになるので、少量硬さを出すオイルを混ぜたほうがいいです。肌をやわらかくし、イボの予防や、美白のための石けんになります。

固形石けんの作り方 液体石鹸の作り方

次はこれを要チェック

植物油脂の種類一覧 植物油脂の豆知識 油の酸化 オイルの安全な選び方 精油の作用一覧 ハーブの効果効能一覧 エッセンシャルオイルの使い方一覧


参考文献を見る

Words by Yuki

Sponsored