綿実油(コットンシードオイル)の効果効能|注意点をチェックして賢く使う

綿実油|コットンシードオイルの効果効能#

目次

  1. 綿実油のデータ
  2. 綿実油の代表成分
  3. 綿実油の特徴
  4. 綿実油の効果効能



綿実油のデータ

名前 綿実油、コットンシードオイル、Cottonseed oil
学名 Gossypium barbadense など
科名 アオイ科
使用部位 種子
抽出方法 圧搾法、溶剤抽出法
香り ほぼ無臭
淡い黄色
酸化 やや酸化しにくい
注意点 アレルギーを引き起こす可能性があると言われています。
ヨウ素価 113 ※
鹸化価(NaOH) 139.5(135-141) ※
鹸化価(KOH) 195.3(190-197) ※

※ヨウ素価と鹸化価の値は、下記の成分量をベースに計算した数値です。カッコ内の数字は、一般的に言われている数値の範囲です。これらは同じ植物のオイルでも、原料の種類、地域、抽出方法、商品やロットなど様々な条件によって変化する数値なのでお気を付けください。ヨウ素価と鹸化価の一覧と解説は下記をご覧ください。

鹸化価 ヨウ素価

綿実油の代表成分

主な脂肪酸(100gあたり)#

飽和脂肪酸 25.9 g
ミスチリン酸 0.8 g
ステアリン酸 2.3 g
パルミチン酸 22.7 g
一価不飽和脂肪酸 17.8 g
パルミトレイン酸 0.8 g
オレイン酸 17 g
多価不飽和脂肪酸 51.9 g
リノール酸 51.5 g
リノレン酸 0.2 g
エイコサテトラエン酸 0.1 g
その他フィトステロール324 mg

ミネラル&ビタミン(100gあたり)#

コリン 0.2 mg
ビタミンE(αトコフェロール) 35.3 mg
ビタミンK (フィロキノン) 24.7 µg

※USDA栄養データベースを参照

脂肪酸について、脂肪酸の摂取方法などは下記をご覧ください。

脂肪酸 必須脂肪酸 オメガ脂肪酸 トランス脂肪酸

綿実油の特徴

コットンの種から抽出#

コットンは、もともとはインドで繊維をとるために栽培されていました。紀元前から栽培されていた歴史ある植物です。綿実油の使用も、古代ヒンズー教の書物に記載されているほど歴史があります。しかし、綿実油が欧米に渡り、沢山使われるようになるのは1970年以降になります。さらに1950年代後半には、イギリスでは綿実油の割合は植物油の供給の3%以下となり、少なくなっていきました。

安価で様々に利用されている#

綿実油は安価でクセが無いため、私たちの身の回りの色々な原料として使われています。石けんやクリームなどの化粧品の原料、潤滑剤や除光液の原料、サラダ油の原料、レストランの調理用のオイルなどとして使われます。

綿実油はアレルギーに注意#

多くで使われているにも関わらず、綿実油には注意したい部分がいくつかあります。まず、アレルギーを引き起こす可能性があることです。多くの綿実油は高精製されているので、必ずしも当てはまるとは限らないですが、レン・プライス氏の書籍によると、綿実油には瀉下性や流産再起性があると言います。

高精製、高温圧搾、溶剤抽出されているものが多い#

綿実油の抽出方法は、一番安心安全な低温圧搾法を利用し、未精製のものを探すのがとても難しいです。殆どが、高温圧搾もしくは溶剤抽出法で抽出され、その後高度に精製されているものが殆どです。「オイルの安全な選び方」で詳しく説明していますが、このような工程を経たオイルは、本来の栄養分が損なわれてしまっているだけでなく、有害な物質が含まれてしまっている可能性があります。

遺伝子組み換えに注意#

綿実油の原料となるコットン(わた)は、遺伝子組み換えの品種が多くあります。厚生労働省の平成28年の資料によると、遺伝子組み換えされた食品や添加物用のわたは、45品目あります(※1)。遺伝子組み換えに関してこだわる場合は注意が必要です。

綿実油の効果効能

抗酸化作用など

肌にはあまり使用しない#

綿実油は、化粧品の原料になることはありますが、アロマセラピーのマッサージなどにはあまり使用されることがありません。手作りの化粧品などの材料としてもあまり使われることはありません。

抗酸化作用がある#

ビタミンEの含有量が多いことから、抗酸化作用に優れると言われています。

焼き菓子や料理に使いやすい#

綿実油は安価ということと、クセが無く、軽いので、焼き菓子や料理に使いやすいです。他のオイルと比べ、さっぱりとし、オイルのせいで風味が変わったりすることがありません。油酔いをしないといって好まれる場合もあります。

エッセンシャルオイルの使い方一覧




次はこれを要チェック#

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※1: 『安全性審査の手続を経た旨の公表がなされた遺伝子組換え食品及び添加物一覧』 厚生労働省医薬・生活衛生局生活衛生・食品安全部(2016)

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