Ayurveda,  アーユルヴェーダの日常

20分で完了!失敗無しで簡単なギーの作り方|アーユルヴェーダの油を手作り

ギーを作る

ギーはインドを始め、アジアやアフリカの特定の地域で古くから利用されてきた万能オイルです。アーユルヴェーダではすべてのドーシャのバランスを取り、消化力を高め、オージャスを高める、健康に欠かせないオイルです。食用としても、マッサージオイルとしても使えます。ここでは簡単に作れるギーの作り方を写真付きでお伝えします。最後に失敗しないポイントもまとめています。



写真付きギーの作り方

ingredients

材料※約270ml分

  • 無塩バター: 300g (出来上がりは90%位の量になります)

用具

  • コンロ
  • 木べら
  • ボール
  • ざる
  • キッチンペーパー
  • 保存用容器

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directions

1. 無塩バターを鍋に入れて溶かす

焦げないように弱火で少しずつ溶かします。

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2. バターが溶けるとしゅわしゅわと音を立てながら泡が出始めます。

かき混ぜたりする必要はありません。そのまま放置してください。

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3. 泡が大きくなりはじめます。ぱちぱちという音に変化してきます。

バターの水分が蒸発し、タンパク質と分離してきた証拠です。かき混ぜたりせず、そのまま火にかけ続けます。

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4. さらに過熱し、泡が細かくなりアクのような浮遊物が出てきたらそれを取り除きます。

弱火にしていても強いと思ったら、鍋を持ち上げたり、フライパンの上に鍋をのせたりして調整します。とにかく焦げないように気を付けてください。

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5. しばらくすると浮遊物が出てくるのが落ち着き、ぱちぱちという音が無くなり、底に茶色い沈殿物が見えてきます。そこで火を止めます。

香りは甘く、液体部分は透き通った金色です。火を止めるタイミングが遅くなると温度が上がりすぎて焦げてしまうので注意です。

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6. ボールにざるとキッチンペーパーをのせ、濾します。

コーヒーフィルターでろ過してもいいです。

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7. 保存用の容器に移して出来上がりです。

ギーは不純物が無いので、バターより長期保存が可能です。もっと長く大丈夫かと思いますが、半年くらいが目安です。

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※今回、ここまで一般的な市販の無塩バターを300g使用し、約20分で出来上がりましたが、時間は使用するバターの種類や使う量によって変わってきます。浮遊物がどんどん出てくるときはレシピの4~5の間でもう少し時間がかかり、数時間かかることもあります。

失敗しない3つのポイント

最後に失敗しないポイントをまとめます。

  1. かき混ぜない
  2. 焦がさないように弱火でゆっくり温める
  3. 浮遊物が出てこなくなり、パチパチという音がなくなったらすぐに火を止める




次はこれを要チェック

ギーにはどんな効能があるかチェックするには下記をご覧ください。

ギーの効能・使い方

アーユルヴェーダの基本や、日常生活への応用のまとめは下記へ

アーユルヴェーダの基本 アーユルヴェーダの応用