夏型の多肉植物の育て方|3つの生育型別の特徴
夏型の多肉植物の育て方・栽培方法
多肉植物の多くは、雨が少なく乾いた環境を原産地をしています。そういった原産地の中でも、大きく3つの環境に分けることができます。3つの環境は多肉植物の生育期に影響します。そして、冬が生育期の冬型、夏が生育期の夏型、春と秋が生育期の春秋型という3つの生育型に分けることができます。その型によって育て方が異なります。
目次
夏型の多肉植物の特徴
夏型の多肉植物の種類
アガベ、カランコエ、クラッスラ、サボテン、セネシオ、ユーフォルビアなど
主な原産地
アメリカ、南アフリカ、東アフリカ、マダガスカル島、地中海沿岸、アラビア半島など
適した環境
春から夏が生育期です。そのころに開花する種類が多いです。比較的暑さに強いのが夏型です。
日当たり | 一年中日なたを好みます。春から秋は風通しの良い日なた、冬は日当たりのよい室内で管理。 |
水やり | 5~9月の生育期は土の表面が乾いたらたっぷり水を与え、冬場は断水。 |
温度 | 1,2月は5℃以下にならないように管理する。 |
肥料 | 5~9月の生育期に緩効性肥料を2か月に1回、又は液体肥料を2週間に1回与える。 |
1年のスケジュールと育て方のポイント
春
春から夏が生育期のため、苗を購入する場合はこの時期がいいです。
置き場所:暖かくなってきたら、屋外に移します。徐々に日光に慣れさせていき、風通しの良い日なたで管理します。梅雨は雨除けをします。
水やり:暖かくなって来たら徐々に水を増やし、5月ごろからは表面が乾いたらたっぷり水を与えます。
肥料:生育期になる5月くらいから、緩効性肥料を2か月に1回、又は液体肥料を2週間に1回与えるようにします。
夏
春から夏に花を咲かせる場合が多いです。花の観賞をしない場合は、花芽が出たらカットします。開花させると株が弱ります。
置き場所:風通しのよい日なたで管理します。種類によって直射日光が苦手なものがあるので気をつけます。
水やり:表面が乾いたらたっぷり水を与えます。
肥料:生育期の9月くらいまで緩効性肥料を2か月に1回、又は液体肥料を2週間に1回与えるようにします。
秋
秋から春にかけて紅葉します。その時期は肥料を少なくし、光を十分に与えることで、キレイな色になります。紅葉を楽しみたい場合は、この頃に苗を購入してもいいでしょう。
置き場所:秋は、直射日光が苦手な種類もたっぷり日光に当てます。11月ごろから室内に移動させます。
水やり:9月ごろから徐々に水を減らし、11月ごろから断水をさせます。
冬
置き場所:日当たりのいい室内で管理します。暖房に直接当たらないように気をつけます。寒くなりすぎないように、温度は最低でも5℃以下にならないよう管理します。詳しくは各植物の耐寒温度をチェックします。
水やり:冬は断水をさせます。
次はこれを要チェック