アガベの育て方|多肉植物の水やりや栽培のコツ
アガベの特徴・育て方・栽培方法
アガベは暑さや寒さに強く丈夫なので、初心者にも育てやすいです。葉はロゼット型に育ち棘があるのも特徴です。花が咲くのに10年以上かかることから、センチュリーフラワーとも呼ばれます。テキーラの原料としても知られています。
目次
アガベの特徴
名前 | アガベ |
学名 | Agave |
科名属名 | リュウゼツラン科アガベ属 |
型 | 夏型 |
育ち方 | 花のようなロゼット型に育つ |
原産地 | 中央アメリカ、北アメリカ南部、南アメリカ北部 |
殖やし方 | 株分け |
※種類によって特徴が異なる場合もあります。
適した場所
日当たり、風通しがいい場所で育てます。高温と乾燥を好みますが、寒さにも強いです。
日当たり | 日当たり・風通しの良い場所。雨が当たらないようにする。 |
越冬温度 | 0~3℃ |
肥料 | 生育期に緩効性肥料又は液体肥料を与える。 |
毎日のケアとポイント
水やり
乾燥を好むので、水やりは控えめで大丈夫です。4~11月は土が乾いたら水を与え、冬は5℃以上の日に月1,2回の頻度で水を与えます。0℃以下では休眠状態になるので、断水をします。
株分けで殖やす
殖やす時期は5,6月がいいです。株の根元の子株をカットし、鉢に植えつけます。植え付けから3,4日後に水やりをします。
開花後は枯れる
アガベは開花に10年以上かかりますが、開花後は枯れてしまいます。そのため、開花する前に子株を株分けし殖やしていきます。
植え替えを定期的に
植え替えは3~9月の暖かい時期に行います。小さい株は1年に1回、大きい株は2,3年に1回行います。
1年のスケジュール
春
置き場所:まだ寒いうちは日当たりのよい室内で管理し、5月ごろから風通しの良い日なたに移します。
水やり:土が乾いたら水を与えます。
肥料:5月ごろから緩効性肥料を2か月に1回、又は液体肥料を1か月に1回与えます。
夏
置き場所:風通しの良い日なたで管理します。雨が当たらないようにします。
水やり:土が乾いたら水を与えます。
肥料:7月ごろまで緩効性肥料を2か月に1回、又は液体肥料を2週間に1回与えます。
秋
置き場所:風通しの良い日なたで管理します。
水やり:表土が乾いたら水を与えます。
冬
置き場所:日当たりのいい室内で管理します。
水やり:乾かし気味に水やりをします。5℃以上の日に月1,2回の頻度で水を与えます。0℃以下では休眠状態になるので、断水をします。
病害虫について
カイガラムシ、アザミウマが発生することがあります。黒星病、サビ病になる可能性があります。見つけたらその部分をカットします。
アガベ属の種類
多肉植物は、同じ属の中でも様々な種類があり、多くが「流通名」で表されます。下記はアガベ属に属する植物の一例です。同じ属の場合、育て方が似ているものが多いですが、種類によって異なる場合があります。ここでは比較的育てやすい種類を紹介しています。購入する場合は、属名だけでなく、流通名までチェックすると、より合った育て方ができます。
流通名 | 学名 | 型 |
アテヌアータ | Agave attenuata | 夏型 |
王妃雷神(おうきらいじん) | Agave potatorum | 夏型 |
笹の雪 | Agave victoriae-reginae | 夏型 |
氷山 | Agave victoriae-reginae | 夏型 |
吹上(ふきあげ) | Agave stricta | 夏型 |
プミラ | Agave pumila | 夏型 |
乱れ雪 | Agave filifera | 夏型 |
雷神(らいじん) | Agave potatorum | 夏型 |
リュウゼツラン | Agave americana | 夏型 |
次はこれを要チェック