カランコエの育て方|多肉植物の水やりや栽培のコツ
カランコエの特徴・育て方・栽培方法
カランコエは様々な種類がありますが、多くの種類は色が多彩で、美しい花を咲かせます。形も様々で、観賞用としてとても人気の種類です。
目次
カランコエの特徴
名前 | カランコエ |
学名 | Kalanchoe |
科名属名 | ベンケイソウ科カランコエ属 |
型 | 夏型・春秋型 |
育ち方 | 上に伸びるように育つ |
原産地 | マダガスカル |
殖やし方 | 株分け、挿し木 |
※種類によって特徴が異なる場合もあります。
適した場所
日当たりがいい場所で育てます。日光が不足すると、葉の色が悪くなりまが、直射日光は葉焼けの原因になるので避けます。花がきれいな種類なので、花を楽しむ場合は、10℃以上の温度を保つようにします。
日当たり | 日当たりの良い場所。春から夏は風通しの良い日なた、秋から冬は日当たりの良い室内で管理。 |
越冬温度 | 5℃ |
肥料 | 春と秋に液体肥料を10日に1回程与える。 |
毎日のケアとポイント
水やり
乾かし気味に水やりをします。生育期(大体5~9月)は土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。春秋型の場合は、夏は休眠期になるので乾かし気味にします。冬は土の表面が乾いてから数日後に水を与えます。
株分け、挿し木で殖やす
殖やす時期は春か秋の開花を避けた時期がいいです。株分けか挿し木で殖やします。
切り戻しと植え替えをする
カランコエは根が細いので、根が成長すると根腐れしやすくなります。花が終わった時期に、枝を半分に切り戻し、大きな鉢に植え替えをします。植え替えをした直後1,2週間は、水をたっぷり与え、半日陰で管理します。
寒さが苦手
カランコエは寒さに弱い種類です。0℃(種類によっては5℃)以下の環境では生育が止まり、枯れてしまいます。花を咲かせるには、花の時期に10℃以上に温度を保つようにしてください。寒すぎると花が咲きません。
花のための短日処理
カランコエは、秋から春の、日照時間が短くなってくる時期に花を咲かせます。より長く花を楽しむために、日照時間を人工的に調整する「短日処理」をすることがあります。7,8月に、夕方~朝までダンボールをかぶせます。毎日繰り返すことで日照時間が短くなり、花芽をつけはじめます。短日処理までしないにしても、花の時期に夜も明るい室内で管理すると、花が咲かない場合があります。
1年のスケジュール
春
置き場所:風通しの良い日なたで管理します。
水やり:土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。
肥料:薄めの液体肥料を10日に1回程与えます。開花中は与えなくてもいいです。
夏
置き場所:風通しの良い日なたで管理します。高温多湿に弱いので、特に夏は風通しに気をつけます。
水やり:表面が乾いたらたっぷり水を与えます。(夏が成長期でない春秋型は、乾かし気味にします。)
秋
置き場所:日当たりのよい室内で管理します。
水やり:表面が乾いたらたっぷり水を与えます。
肥料:薄めの液体肥料を10日に1回程与えます。開花中は与えなくてもいいです。
冬
置き場所:日当たりのよい室内で管理します。
水やり:土の表面が乾いて2,3日後に水を与えます。
病害虫について
アブラムシがつくことがあります。灰色カビ病になる可能性があります。枯葉や枯れた花をこまめに取り除きます。
カランコエ属の種類
カランコエ属に属する植物の一例です。比較的育てやすく、基本のカランコエ属の育て方に似ているものを選んでいます。同じ属の場合、育て方が似ているものが多いですが、種類によって異なる場合があります。購入する場合は、属名だけでなく、流通名までチェックすると、より合った育て方ができます。
流通名 | 学名 | 型 |
胡蝶の舞(こちょうのまい) | Kalanchoe fedtschenkoi | 夏型 |
扇雀(せんじゃく) | Kalanchoe rhombopilosa | 春秋型 |
チョコレートソルジャー | Kalanchoe tomentosa ‘chocolate Soldier’ | 夏型 |
月兎耳(つきとじ) | Kalanchoe tomentosa | 夏型 |
点兎耳(てんとじ) | Kalanchoe tomentosa | 夏型 |
マルニエリアナ | Kalanchoe marnieriana | 夏型 |
次はこれを要チェック