Gardening,  多肉植物の育て方

カランコエの育て方|多肉植物の水やりや栽培のコツ

カランコエの特徴・育て方・栽培方法

カランコエは様々な種類がありますが、多くの種類は色が多彩で、美しい花を咲かせます。形も様々で、観賞用としてとても人気の種類です。

目次

  1. カランコエの特徴
  2. 適した場所
  3. 毎日のケアとポイント
  4. 一年のスケジュール
  5. 病害虫について
  6. カランコエ属の種類



カランコエの特徴

名前 カランコエ
学名 Kalanchoe
科名属名 ベンケイソウ科カランコエ属
夏型春秋型
育ち方 上に伸びるように育つ
原産地 マダガスカル
殖やし方 株分け、挿し木

※種類によって特徴が異なる場合もあります。

多肉植物の育て方一覧

適した場所

日当たりがいい場所で育てます。日光が不足すると、葉の色が悪くなりまが、直射日光は葉焼けの原因になるので避けます。花がきれいな種類なので、花を楽しむ場合は、10℃以上の温度を保つようにします。

日当たり 日当たりの良い場所。春から夏は風通しの良い日なた、秋から冬は日当たりの良い室内で管理。
越冬温度 5℃
肥料 春と秋に液体肥料を10日に1回程与える。

肥料の種類と基本 多肉植物の土の種類

毎日のケアとポイント

水やり

乾かし気味に水やりをします。生育期(大体5~9月)は土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。春秋型の場合は、夏は休眠期になるので乾かし気味にします。冬は土の表面が乾いてから数日後に水を与えます。

株分け、挿し木で殖やす

殖やす時期は春か秋の開花を避けた時期がいいです。株分けか挿し木で殖やします。

切り戻しと植え替えをする

カランコエは根が細いので、根が成長すると根腐れしやすくなります。花が終わった時期に、枝を半分に切り戻し、大きな鉢に植え替えをします。植え替えをした直後1,2週間は、水をたっぷり与え、半日陰で管理します。

寒さが苦手

カランコエは寒さに弱い種類です。0℃(種類によっては5℃)以下の環境では生育が止まり、枯れてしまいます。花を咲かせるには、花の時期に10℃以上に温度を保つようにしてください。寒すぎると花が咲きません。

花のための短日処理

カランコエは、秋から春の、日照時間が短くなってくる時期に花を咲かせます。より長く花を楽しむために、日照時間を人工的に調整する「短日処理」をすることがあります。7,8月に、夕方~朝までダンボールをかぶせます。毎日繰り返すことで日照時間が短くなり、花芽をつけはじめます。短日処理までしないにしても、花の時期に夜も明るい室内で管理すると、花が咲かない場合があります。

多肉植物の手入れ方法 多肉植物の殖やし方

1年のスケジュール

schedule_Kalanchoe

置き場所:風通しの良い日なたで管理します。

水やり:土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。

肥料:薄めの液体肥料を10日に1回程与えます。開花中は与えなくてもいいです。

置き場所:風通しの良い日なたで管理します。高温多湿に弱いので、特に夏は風通しに気をつけます。

水やり:表面が乾いたらたっぷり水を与えます。(夏が成長期でない春秋型は、乾かし気味にします。)

置き場所:日当たりのよい室内で管理します。

水やり:表面が乾いたらたっぷり水を与えます。

肥料:薄めの液体肥料を10日に1回程与えます。開花中は与えなくてもいいです。

置き場所:日当たりのよい室内で管理します。

水やり:土の表面が乾いて2,3日後に水を与えます。

病害虫について

アブラムシがつくことがあります。灰色カビ病になる可能性があります。枯葉や枯れた花をこまめに取り除きます。

天然の害虫対策

カランコエ属の種類

カランコエ属に属する植物の一例です。比較的育てやすく、基本のカランコエ属の育て方に似ているものを選んでいます。同じ属の場合、育て方が似ているものが多いですが、種類によって異なる場合があります。購入する場合は、属名だけでなく、流通名までチェックすると、より合った育て方ができます。

流通名 学名
胡蝶の舞(こちょうのまい) Kalanchoe fedtschenkoi 夏型
扇雀(せんじゃく) Kalanchoe rhombopilosa 春秋型
チョコレートソルジャー Kalanchoe tomentosa ‘chocolate Soldier’ 夏型
月兎耳(つきとじ) Kalanchoe tomentosa 夏型
点兎耳(てんとじ) Kalanchoe tomentosa 夏型
マルニエリアナ Kalanchoe marnieriana 夏型

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