カモミールの種類を徹底分析|アロマオイル・精油・エッセンシャルオイル紹介

Chamomile

カモミールの種類

カモミールは人気の精油の一つですが、様々な種類があります。同じカモミールという名称でも、違い学名の原料からできていて、作用や香りが異なる場合があります。今回はカモミールの種類とどの違いを解説していきます。

目次

  1. カモミールの種類
  2. カモミールの見た目の違い
  3. カモミールの効能の違い
  4. 注意点

 






 

色々な種類のカモミールを整理

ジャーマンカモミール・ブルーカモミール

学名がMatricaria recutitaまたは、Matricaria chamomillaは、一般的にジャーマンカモミール、カモミールジャーマン、もしくはブルーカモミールと呼ばれます。

英名
  • German Chamomile
  • Blue Chamomile
学名
  • Matricaria recutita
  • Matricaria chamomilla
科名 キク科
原産 ドイツを中心としたヨーロッパ・アジア北部
香り 甘さと干草が混ざったような香り
成分 ビザボロールオキサイド、カマズレン、ディサイクロエーテル等

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ローマンカモミール・ゴールドカモミール・コモンカモミール

学名がAnthemis nobilis、もしくはChamaemeleum nobilisは、一般的にローマンカモミール、カモミールローマン、ゴールドカモミール、コモンカモミールと呼ばれ、全て同じ植物を指します。

英名
  • Roman Chamomile
  • Gold Chamomile
  • Common Chamomile
学名
  • Anthemis nobilis
  • Chamaemeleum nobilis
科名 キク科
原産 イギリスを中心としたヨーロッパ南部・西部
香り 甘くほのかにフルーティーなリンゴのような香り
成分 アンジェリカ酸イソブチル、アンジェリカ酸イソアミル、アンジェリカ酸メチル等

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ワイルドカモミール・モロッコ(モロカン)カモミール

学名が、Ormenis Multicaulis、Ormenis mixta、もしくはChamaemelum mixtumは、一般的にワイルドカモミール、モロッコ(モロカン)カモミールを呼ばれ、すべて同じ植物です。

英名
  • Wild Chamomile
  • Moroccan Chamomile
学名
  • Ormenis Multicaulis
  • Ormenis mixta
  • Chamaemelum mixtum
科名 キク科
原産 モロッコを中心にアフリカ北西・地中海・中東
香り 干草のような香りとカンファーが混ざった、甘いフローラルな香り
成分 ボルネオール、サントリーナアルコール、1,8、シネオール、α-ピネン、リモネン、イソメントン、カマズレン等

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※ブルータンジー(学名:Tanacetum annuum)のことをモロッコカモミールと言っている場合がありますが、その場合はタンジーの仲間になり、ここでお伝えしているモロッコカモミールとは見た目も学名も異なります。

 

ケープカモミール

学名Cape Chamomileのケープカモミールは、カモミールの変種で、南アフリカの山岳地帯のみに生息しています。

英名
  • Cape Chamomile
学名
  • Eriocephalus punctulatus
科名 キク科
原産 南アフリカ
香り フレッシュでシャープな甘いリンゴの香り
成分 カマズレン、α―ピネン、β-ピネン、リモネン、1,4-ジメチルアズレン、イソ酪酸イソブチル、酢酸リナリルなど

 

 

カモミールの見た目の違い

ジャーマンカモミール・ブルーカモミール

german

ローマンカモミールとよく似ています。ローマンカモミールと比べると、真ん中の黄色い部分が膨らんでいて、花自体の大きさは少し小さめです。丈は20~100cm以上になります。花だけに香りがあります。

 

 

 

ローマンカモミール・ゴールドカモミール・コモンカモミール

romanローマンカモミールは、ジャーマンカモミールより大きく、丈は低く、真ん中の黄色い部分が平なことが特徴です。20~30cmの丈になります。花・茎・葉全体から香りがし、多年草です。

 

 

 

ワイルドカモミール・モロッコ(モロカン)カモミール

moroccanワイルドカモミールは、他の二つと少し違いがあります。100cm以上の丈になる場合もあり、一年草です。花びらの先はハートのようにすこし割れています。花の中心に近い部分が黄色くなっています。

 

 

ケープカモミール

capechamomileケープカモミールは他のカモミールとは少し違った外見です。エッセンシャルオイルにすると綺麗な薄いブルーになります。

 

 

 

カモミールの効能の違い

ジャーマンカモミール・ブルーカモミール

ジャーマンカモミールの一番の特徴は、カマズレン(アズレン)というセスキテルペン炭化水素類の成分を多く含んでいることです。カマズレンは綺麗な青い色をしていて、そこからブルーカモミールとも言われています。カマズレンは高い抗炎症作用、抗アレルギー作用、組織再生作用が特徴なため、ジャーマンカモミールはスキンケアに効果的と言われています。また、古くからは、婦人科系の不調に効能があるとして使われてきました。

ローマンカモミール・ゴールドカモミール・コモンカモミール

ローマンカモミールの成分は、ジャーマンカモミールとは全く異なります。エステル類の成分が殆どを占め、強い鎮静効果が特徴です。作用は穏やかで、香りもよりフローラルなため、子供から老人まで、リラックスするために使用しやすいです。皮膚に使えば鎮静し、落ち着かせてくれます。

ワイルドカモミール・モロッコ(モロカン)カモミール

ワイルドカモミールは比較的新しいエッセンシャルオイルになり、詳しい効能はこれから分かってくるようです。主に香水の原料として使用されることが多いです。ワイルドカモミールにもカマズレンが含まれているため、色はブルーで、抗炎症作用があります。大きな特徴は、抗アレルギー作用と、肝臓や脾臓に関わる不調改善と言われています。

ケープカモミール

ケープカモミールは基本的にローマンカモミールと同じように使用できます。特にスキンケアや心理的な効能に優れます。マッサージや湿布、吸収法でとりいれるのが最適です。

 

注意点

妊娠中の使用には気を付けてください。妊娠中の使用を控えることを推奨する文献がいくつかあります。刺激が気になる方は、ローマンカモミールが一番穏やかに作用するのでお勧めです。また、すべてキク科に属する植物なので、キク科アレルギーの方は注意が必要です。

 

 

次はこれを要チェック

ここで見てきたように、精油には一見同じように見えても、違う種類のものが沢山あります。混乱しやすい植物をまとめていますので、下記をご覧ください。

cederwood cinnamon Eucalyptus lavender thyme rose ylangylang

精油の作用一覧は下記へ

精油一覧

 

 

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