ローズの種類を徹底分析|アロマオイル・精油・エッセンシャルオイル紹介

ローズの種類#

ローズはとても人気の高い花で、品種改良が進み、現在では数万種類あると言われています。精油で使われるものの多くは、ダマスクローズと呼ばれるものですが、ほかにも数種類存在します。ここでは代表的な種類と違い、効能の比較をお伝えしていきます。

目次

  1. ローズオットーかローズアブソリュートか
  2. 精油の原料となるローズの種類
  3. 各ローズの香りの違い
  4. 各ローズの効能の違い



ローズオットーかローズアブソリュートか

ローズオットー#

ローズオットーとは、水蒸気蒸留法で抽出されたローズのエッセンシャルオイルのことを言います。ダマスクローズ、キェベッジローズ、アルバローズらの、水蒸気蒸留法で抽出されたものは、ローズオットーと呼ばれます。そのため、ローズオットーと言われていても学名に注意することが必要です。シトロネロールやゲラニオールの割合がアブソリュートより多く、より多くの作用が期待できます。

ローズアブソリュート#

ローズアブソリュートは、ローズの花を溶剤抽出法で抽出したエッセンシャルオイル(アブソリュート)のことを言います。この場合も、学名に気を付ける必要があります。ローズアブソリュートでは、水蒸気蒸留法のローズオットーでは抽出されない成分も溶け出ています。そのため、成分や香りがやや異なります。フェニルエチルアルコールの割合がローズオットーよりも多く、よりバラの濃厚な香りになります。香りはアブソリュートのほうがいいと言われています。また、フェニルエチルアルコールは毛髪にもいいと言われています。

名称の注意点#

本来は、ブルガリア産のダマスクローズを水蒸気蒸留したものだけをローズオットーと呼ぶのが正式だったようです。しかし、現在ローズオットーか、ローズアブソリュートかは、ローズの種類(学名)に関わらず、水蒸気蒸留法で抽出したものか、溶剤抽出法で抽出されたものかの違いで売られている場合が多いです。そのため、同じローズオットーと呼ばれるものでも、学名が違う場合があります。例えば、ダマスクローズでも、キャベッジローズでも、水蒸気蒸留法のものは同じローズオットーと呼ばれ、溶剤抽出法のものはローズアブソリュートと呼ばれます。ローズオットー、もしくはローズアブソリュートのみの表示の時は、学名のチェックが必要です。

ローズの精油の種類

ローズの成分は、300種類以上から成り立っていると言われていて、すべてが解明されていません。そのため、とても深みのある贅沢な香りになります。主な成分は、ダマスクローズ、キャベッジローズ、アルバローズは似ていますが、ティーローズは少し異なります。

ダマスクローズ、ブルガリアンローズ、ターキッシュローズ#

学名がRosa damasceneの植物を、ダマスクローズ、ブルガリアンローズ、ターキッシュローズなどと呼びます。産地は違っても同じ植物です。ほとんどのローズはこのRosa damasceneとなります。

英名 Damask rose
学名 Rosa damascene
科名 バラ科
産地 モロッコ、ブルガリア、トルコ、フランス、ネパール等様々な地域
成分 シトロネロール、ゲラニオール、ネロール、ファネソール、フェニルエチルアルコール、リナロール、オノイゲール等

ダマスクローズの詳細を見る

キャベッジローズ(モロカンローズ、プロヴァンスローズ)#

学名がRoza centifoliaの植物をキャベッジローズ、モロカンローズ、プロヴァンスローズと呼びます。

英名 Cabbage rose
学名 Roza centifolia
科名 バラ科
産地 モロッコ、フランス、イタリア等様々な地域
成分 シトロネロール、ネロール、ステアロプテン、フェニルエチルアルコール、ファルネソール、ゲラニオール等

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アルバローズ(ホワイトローズ)#

学名がRosa albaの植物を、アルバローズ、もしくはホワイトローズと呼びます。

英名 Alba rose
学名 Rosa alba
科名 バラ科
産地 フランス、ブルガリア、インドネシア等様々な地域
成分 シトロネロール、ゲラニオール、ノナデカン、ネロール、ノナデセン等

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ティーローズ#

学名がRosa odorata sweetの植物をティーローズと呼びます。

英名 Tea rose
学名 Rosa odorata sweet
科名 バラ科
産地 中国
成分 1,3-ジメトキシ-5-メチルベンセン、ジヒドロ-β-イオノン、cis-テアスピラン、ジヒドロ‐β‐イオノール、フェニルエチルアルコール等

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ローズの香りの違い

ダマスクローズ#

ダマスクローズの香りは一般的なローズの香りです。同じRosa damasceneでも、ローズオットーかアブソリュートかによって、または生産地によっても香りが微妙に異なります。

◆ローズオットー・・・少しスパイシーで甘く、優美なフローラル調のバラの香りです。

◆ローズアブソリュート・・・ローズオットーより深く、甘美なバラの香りになります。

◆ダマスクローズトルコ・・・ソフトで、蜂蜜のような甘さの混ざったバラの香りです。

◆ダマスクローズモロッコ・・・やや重くて甘く、少し蜂蜜の混ざったようなバラの香りです。

◆ダマスクローズブルガリア・・・重く、麻酔性のある、やや蜂蜜にも似たバラの香りです。

キャベッジローズ(モロカンローズ、プロヴァンスローズ)#

◆ローズオットー・・・甘く、粘り気のある蜂蜜が混ざったようなバラの香りです。

◆ローズアブソリュート・・・ローズオットーより深く重く、少しスパイシーで甘いバラの香りです。

アルバローズ(ホワイトローズ)#

少しスパイシーさや酸味が混ざった、濃厚なバラの香りです。

ティーローズ#

他のローズの香りとは少し異なり、少しスパイシーさが混ざった、濃厚でフローラルな香りです。

ローズの効能の違い

ローズのエッセンシャルオイルは300以上の微量成分が組み合わさってできています。そのためまだ解明されていなう部分も多くあります。メインとなる効能は重なる部分が沢山あります。

まず、一般的にローズは女性特有の不調にとても効果的です、PMS、月経の不調、更年期障害などに効果を表します。また、スキンケアにもよく、特に敏感肌、成熟肌、乾燥肌にはぴったりです。瘢痕形成作用や保湿作用があります。

ダマスクローズ#

ダマスクローズはシトロネロールとネロールがほかのローズよりも多く含まれます。そのため、より抗菌や防虫、抗リウマチに優れていると言えます。

キャベッジローズ(モロカンローズ、プロヴァンスローズ)#

キャベッジローズはフェニルエチルアルコールがほかのローズより多く含まれ、半分以上を占めます。そのためより麻酔性があり、催淫作用が強いと言えます。

アルバローズ(ホワイトローズ)#

エッセンシャルオイルを作るのに、一番沢山の花が必要となります。作用もよても濃縮されていて、スキンケアには特にいいと言われています。他のローズと比べ、高いメラニン生成抑制作用があります。

ティーローズ#

ティーローズは他のローズの成分構成と異なります。ジメトキシメチルベンゼン(別名:ティーローズエレメント)という成分が大半を占めます。これは他のローズに比べ良質で高い鎮静効果をもたらすと言われています。また、皮膚の機能を正常に保つ作用もあると言われていて、より美肌にいいと考えられています。




次はこれを要チェック#

ここで見てきたように、精油には一見同じように見えても、違う種類のものが沢山あります。混乱しやすい植物をまとめていますので、下記をご覧ください。

イランイランの種類比較 タイムの種類比較 ラベンダーの種類比較 ユーカリの種類比較 シナモンの種類比較 カモミールの種類比較 シダーウッドの種類比較 

精油の作用一覧は下記へ

精油の作用一覧 アロマセラピーの豆知識 エッセンシャルオイルの使い方一覧




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