アエオニウムの育て方|多肉植物の水やりや栽培のコツ
アエオニウムの特徴・育て方・栽培方法
アエオニウムは、多くの種類が木立性で上へ伸びていきます。葉が花のように放射状に広がりながらつき、見た目が可愛らしいです。花や紅葉が楽しめる種類もあります。
目次
アエオニウムの特徴
名前 | アエオニウム |
学名 | Aeonium |
科名属名 | ベンケイソウ科アエオニウム属 |
型 | 春秋型・冬型 |
育ち方 | 葉が放射状につき、上に伸びていく |
原産地 | カナリア諸島、東アフリカ、マディア諸島など |
殖やし方 | 株分け、挿し木 |
※種類によって特徴が異なる場合もあります。
適した場所
極端な暑さと寒さ、雨が苦手です。日当たり、風通しがいい場所、雨の当たらない場所で育てます。真夏は直射日光を避けた半日陰で育てます。冬は日当たりのいい室内に移します。
日当たり | 日当たり・風通しの良い場所。真夏の直射日光を避ける。冬は日当たりの良い室内で管理。 |
越冬温度 | 0~5℃ |
肥料 | 春と秋に1回づつ、緩効性肥料又は液体肥料を与える。 |
毎日のケアとポイント
水やり
過湿に弱いため、春と秋は土が乾いたら水を与えるようにします。冬と夏は1か月に1回程に減らします。
株分け、挿し木で殖やす
殖やす時期は春か秋がいいです。群生して育つタイプは、株分けで簡単に殖やせます。
開花後は株が弱る
種類により異なりますが、秋から春に花を咲かせることがあります。花が咲いた後は株が枯れてしまう場合があります。花茎をカットすると子株が殖えます。
形を整える
上に伸びていくタイプなので、茎が成長するとまとまりが無くなってしまいます。伸びすぎてきたら茎を切り戻して形を整えるようにします。カットした茎は挿し穂として乾燥させ、土に挿せばまた成長します。
1年のスケジュール
春
置き場所:風通しの良い日なたで管理します。
水やり:土の表面が乾いたら水を与えます。
肥料:緩効性肥料又は液体肥料を1回程与えます。
夏
置き場所:風通しの良い半日陰で管理します。
水やり:乾かし気味に水やりをします。1か月に1回程が目安です。
秋
置き場所:風通しの良い日なたで管理します。
水やり:土の表面が乾いたら水を与えます。
肥料:緩効性肥料又は液体肥料を1回程与えます。
冬
置き場所:日当たりのよい室内で管理します。
水やり:乾かし気味に水やりをします。1か月に1回程が目安です。
病害虫について
カイガラムシがつく場合があります。
アエオニウム属の種類
多肉植物は、同じ属の中でも様々な種類があり、多くが「流通名」で表されます。下記はアエオニウム属に属する植物の一例です。同じ属の場合、育て方が似ているものが多いですが、種類によって異なる場合があります。購入する場合は、属名だけでなく、流通名までチェックすると、より合った育て方ができます。
流通名 | 学名 | 型 |
愛染錦(あいぜんにしき) | Aeonium domesticum f. variegata | 冬型 |
オーレア | Aeonium aurea | 春秋型 |
黒法師(くろほうし) | Aeonium arboreum ‘Zwartkop’ | 冬型 |
小人の祭り | Aeonium sedifolium | 冬型 |
五月雨傘 | Aeonium sp. | 冬型 |
サンバースト | Aeonium urbicum ‘Variegatum’ | 冬型 |
ドドランタリス | Aeonium dodrantale | 春秋型 |
次はこれを要チェック