センペルビブムの育て方|多肉植物の水やりや栽培のコツ
センペルビブムの特徴・育て方・栽培方法
センペルビブムは、綺麗なロゼット状になる葉が特徴的です。中心からキレイな花を咲かせたり、紅葉する種類も多いです。寒さにとても強い種類です。
目次
センペルビブムの特徴
名前 | センペルビブム |
学名 | Sempervivum |
科名属名 | ベンケイソウ科センペルビブム属 |
型 | 春秋型 |
育ち方 | 花のようなロゼット型に育つ |
原産地 | ヨーロッパ、ロシア、アフリカ北西部 |
殖やし方 | 株分け、挿し木、種まき |
※種類によって特徴が異なる場合もあります。
適した場所
高温と多湿に弱く、寒さに強いです。そのため夏は半日陰で遮光し、雨も当たらないように気をつけます。耐寒性があるので、冬は室内に入れなくても日が当たる屋外で育てることができます。
日当たり | 夏は風通しの良い半日陰、冬は風通しの良い日なたで管理。 |
越冬温度 | -5℃ |
肥料 | 春に薄めた液体肥料を月1回程与える。 |
毎日のケアとポイント
水やり
春と秋の生育期は月に3,4回の頻度で水を与えます。夏と冬は休眠期なので、乾燥気味にします。
株分け、挿し木、種まきで殖やす
殖やす時期は春がいいです。ランナー(枝)が成長してくると、そこに子株をつけます。その子株をカットし、土に挿して増やす株分けが一番簡単です。
花を咲かせる
育てはじめてから数年程で、花を咲かせる場合があります。花が咲くとその株は枯れてしまうので、殖やす場合は花が咲く前に準備します。
蒸れないように注意
センペルビブムは蒸れが苦手ですが、株が群生して育つので蒸れやすいです。枯れた葉はこまめに取り除いたり、通気性のよい土に植えたりしてケアします。
1年のスケジュール
春
置き場所:風通しの良い日なたで管理します。
水やり:土が乾いたらたっぷり水を与えます。月3,4回が目安です。
肥料:薄めた液体肥料を月1回程与えます。
夏
置き場所:風通しの良い半日陰で管理します。直射日光は苦手です。雨にもさらさないようにします。
水やり:乾燥気味に管理します。真夏は特に、日中の水やりを避け、早朝や夕方に行います。
秋
置き場所:風通しの良い日なたで管理します。
水やり:土が乾いたらたっぷり水を与えます。月3,4回が目安です。
冬
置き場所:風通しの良い日なたで管理します。
水やり:乾燥気味に管理します。
病害虫について
高温多湿になるとカイガラムシがつく場合があります。
センペルビブム属の種類
多肉植物は、同じ属の中でも様々な種類があり、多くが「流通名」で表されます。下記はセンペルビブム属に属する植物の一例です。同じ属の場合、育て方が似ているものが多いですが、種類によって異なる場合があります。購入する場合は、属名だけでなく、流通名までチェックすると、より合った育て方ができます。
流通名 | 学名 | 型 |
オディティ | Sempervivum ‘Oddity’ | 春秋型 |
巻絹(まきぎぬ) | Sempervivum arachnoideum | 春秋型 |
レンハード | Sempervivum ‘Reinhard’ | 春秋型 |
次はこれを要チェック