パキフィツムの育て方|多肉植物の水やりや栽培のコツ
パキフィツムの特徴・育て方・栽培方法
パキフィツムは、丸く膨らんだような肉厚な葉が特徴的な種類です。花を咲かせる種類もあります。葉は淡いピンクや紫など綺麗な色が多く、観賞用にとても人気です。
目次
パキフィツムの特徴
名前 | パキフィツム |
学名 | Pachyphytum |
科名属名 | ベンケイソウ科パキフィツム属 |
型 | 春秋型 |
育ち方 | 葉が連なりながら育つ |
原産地 | メキシコ |
殖やし方 | 株分け、挿し木、葉ざし |
※種類によって特徴が異なる場合もあります。
適した場所
日当たり、風通しがいい場所で育てます。湿気と寒さが苦手です。
日当たり | 日当たり・風通しの良い場所。冬は日当たりの良い室内で管理。 |
越冬温度 | 5℃ |
肥料 | 生育期に薄めた液体肥料を月1回程与える。 |
毎日のケアとポイント
水やり
生育期の春と秋は、土が半分ほど乾いたらたっぷり水を与えます。夏は日中の水やりを避け、冬は控えめに水やりをします。
葉ざし、挿し木、株分けで殖やす
殖やす時期は春か秋がいいです。簡単に葉が取れるので、それを土の上に置いておくと発根します。また、伸びてきた茎を切り戻しをし、挿し木で殖やすこともできます。切り戻しをすると子株ができやすくなります。
寒さに弱い
寒さに弱い種類なので、霜が降りる前に室内に移します。最低でも5℃以上が必要です。室内でも寒くなる場合は覆いをして防寒します。
日照不足に気を付ける
パキフィツムは、パステルカラーのようなきれいな色の葉が魅力の一つです。日照不足になると、葉の色が悪くなったり、徒長しやすくなるので気をつけます。雨にもさらさないようにします。真夏の直射日光は避けたほうがいいです。
1年のスケジュール
春
置き場所:風通しの良い日なたで管理します。
水やり:土が半分ほど乾いたらたっぷり水を与えます。
肥料:薄めた液体肥料を月1回程与えます。
夏
置き場所:風通しの良い日なたで管理します。
水やり:日中を避け、土が乾いたら水を与えます。
秋
置き場所:風通しの良い日なたで管理します。
水やり:土が半分ほど乾いたらたっぷり水を与えます。
肥料:薄めた液体肥料を月1回程与えます。
冬
置き場所:日当たりのよい室内で管理します。
水やり:乾燥気味に水やりをします。
病害虫について
カイガラムシ、ネジラミ、ナメクジがつく場合があります。
パキフィツム属の種類
多肉植物は、同じ属の中でも様々な種類があり、多くが「流通名」で表されます。下記はパキフィツム属に属する植物の一例です。同じ属の場合、育て方が似ているものが多いですが、種類によって異なる場合があります。購入する場合は、属名だけでなく、流通名までチェックすると、より合った育て方ができます。
流通名 | 学名 | 型 |
青星美人 | Pachyphytum oviferum cv. | 春秋型 |
コエルレウム | Pachyphytum coeruleum | 春秋型 |
月美人 | Pachyphytum oviferum cv. | 春秋型 |
ビリデ | Pachyphytum viride | 春秋型 |
次はこれを要チェック