Moon in Taurus
月が牡牛座にある日の過ごし方
月が牡牛座を通る2〜3日は、味や手ざわり、香り、いま持っているものといった、手に触れられるものが、心にいちばん近くなります。急いで次へ進むより、ひとつのものをゆっくり味わいたい気持ちが強くなります。すでに手もとにある豊かさに、気づきやすい日です。
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Contents
月が牡牛座にあるとは
牡牛座は12星座の2番目の星座で、黄道(地球から見た太陽の通り道)の30度から60度にあたります。この30度を月が通っている、ひと月のうちの2〜3日が、月が牡牛座にある日です。
火の牡羊座で動きだした月は、地の牡牛座に入ると、足を止めます。地は手で触れられるものを扱い、牡牛座は季節のさなかに置かれた星座(不動宮)で、ひとつのものを保ちつづける働きをもつからです。この2〜3日の心は、あれこれ手を広げるより、ひとつのことに時間をかけるほうへ向かいます。支配星の金星は、心地よさや美しさを受けもつ天体です。
月が牡牛座にある日のテーマ
この時期の月が映し出すテーマは、豊かさを味わうことです。
月が牡牛座にある日は、いま手もとにあるものが、心に届きやすくなります。食べものの味、肌に触れる布、部屋の香り、財布のなかのお金、自分にできること。牡牛座は、望んだ豊かさは味わってはじめて自分のものになる、と知る区画です。この2〜3日、心はその味わう側に立ちます。牡牛座の日によく言われる「ゆっくりしている」「落ち着いている」「こだわりが出る」は、心が味わうことを優先しているときの現れです。急いで通り過ぎると味わえないので、心が自然に、時間をかける側に寄ります。
牡牛座の日に、おいしいものが食べたくなったり、肌ざわりのいい服や寝具を選びたくなったりするのも、心が味わう側に立っているからです。好きなものに囲まれていると、それだけで気持ちが満ちていきます。味わうには時間がいるので、心はひとつのものにゆっくり留まり、そのぶん、選んだものへの愛着も深くなります。
月が牡牛座にある日の過ごし方
味わう時間を、いつもより長くとる。 食べるとき、飲むとき、湯につかるとき、心がそこに留まりやすい2〜3日です。ひと口を飲みこむまでの時間、香りが消えるまでの時間を、少しだけ長くします。同じものでも、味わった分だけ自分のものになります。望んだ豊かさは、手に入れた瞬間ではなく、味わっている時間のなかにあります。
いま持っているものを、見わたす。 持ちもの、お金、できること、まわりにいる人。この日は、手もとにあるものの値打ちが、いつもより感じやすくなります。値打ちは、比べて決まるものではなく、自分がそれを味わっているかどうかで決まります。すでに持っているものを、あらためて自分の豊かさとして数えてみる2〜3日です。
身体の感覚を、判断の先に置く。 この日は、頭で考えたことより、身体が感じたことのほうがはっきり出ます。心地よいか、重いか、もっと触れていたいか、離れたいか。欲しいものは実際に手に取って、行く場所は実際に立ってみて、身体がどう応えるかを見ます。急がない気分が上がるのも、身体が味わう時間を求めているからです。自分の望みは、考えるより先に身体が知っていると気づく学びです。
月が牡牛座にある日のからだと食
伝統的な西洋占星術では、月は体の血液や体液のめぐりを受けもつ天体で、月がいる星座に対応する部位へ、そのめぐりが向かうとされてきました。牡牛座に当てられている部位は、首と喉です。うなじ、声帯、甲状腺、そして声。月が牡牛座にある2〜3日は、首まわりと喉に、いつもより気を配る日にあたります。
この2〜3日の養生は、首と喉を温めてめぐらせる方向です。首もとを冷やさない。冷たい飲みものは控えめにして、温かいものをゆっくり飲む。喉にやさしいものを選ぶなら、蜂蜜を溶かした白湯や、温かいスープが合います。食べるときはよく噛んで、ひと口ずつ味わう。牡牛座の日の食は、量より味わいの側です。
声もこの日の部位です。長く話す、歌う、大きな声を出す予定があるなら、合間に喉を休ませ、水分をとります。運動は、首と肩をゆっくり回す、うなじを伸ばす、といった首まわりをほぐす動きが合っていて、首に重さをかける動きや、冷えた場所での長い運動は、この2〜3日は控えめにします。
月が牡牛座にある日のアロマ・ハーブ
月が牡牛座にある2〜3日は、首と喉のためにアロマとハーブを使う日です。喉には、ローズを使います。喉がいがらっぽいときに、ローズウォーター(芳香蒸留水)を薄めてうがいをしたり、乾燥したバラの花びらのハーブティーに蜂蜜を溶かして、ゆっくり飲んだりする使い方は、いまも親しまれています。
首の冷えとこわばりには、ジンジャーを。すりおろした生姜を布に包んでうなじに当てる温湿布は、日本で昔から使われてきた手当てで、現代のアロマセラピーでは、ジンジャーの精油をセサミオイルで薄めて、うなじから肩へ塗る使い方もあります。声を長く使ったあとなら、タイムのハーブティーを温かいうちに飲むか、タイムを入れた熱い湯の蒸気を口から吸い込みます。タイムは、古くから喉と声のために使われてきたハーブです。喉にはローズ、首にはジンジャーと、部位で使い分けます。
エッセンシャルオイル・精油
ハーブ
フローラルウォーター・芳香蒸留水
キャリアオイル
FAQ
Q1. 月が牡牛座にあると、心が落ち着くと言われるのはなぜですか?
A. 伝統の占星術で、牡牛座が、月がもっとも高められる星座(高揚)とされてきたからです。2世紀のプトレマイオスは『テトラビブロス』で、天体ごとに、その働きがとくによく出る星座を挙げ、月には牡牛座を当てました。月があらわすのは心なので、月が牡牛座を通る2〜3日は、心が無理なく働く日と読まれてきました。この記事の見方では、食事やお茶をゆっくり味わうなど、手もとにあるものに時間をかけると、その落ち着きを感じやすくなります。
Q2. 月が牡牛座にある日に、買いものをしたくなるのはなぜですか?
A. 牡牛座が、手に取れるものを通じて豊かさを味わう星座なため、そのように感じる人もいるかもしれません。月が牡牛座を通る2〜3日は、五感がいつもより開いて、手ざわりのいいもの、おいしいもの、美しいものに気持ちが向きます。昔の占星術でも、月が牡牛座にある日は、長く使うものや家財を求めるのによい日とされ、現代の月星座の過ごし方でも、質のよいものを選ぶ日として語られています。ただ、この日に味わいたいのは、ものを持つこと自体より、そのものを通じて感じる豊かさのほうです。必要なものがあれば、ゆっくり味わって選べる日ですし、すでに手もとにあるものを味わうだけでも、この日の豊かさは十分に受けとれます。
今、からだはどんな感覚を求めているだろう?
Further reflections
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本記事の星座は、西洋占星術の方式(春分点を起点に、黄道を12等分するトロピカル方式)で区分しています。天体の位置や、月が星座を移る日時など、天文に関する記述は、標準的な天文アルゴリズムに基づいて計算・検証しています。星座や月にまつわる解釈は、古代から受け継がれてきた西洋占星術と月の象徴の知恵をふまえながら、Timeless Editionが独自の視点で編み直したものです。これらは未来を予言したり、性格を断定したりするものではなく、自分自身への理解を深めるための視点としてお届けしています。身体やアロマ・ハーブに関する記述は、伝統的な占星術における象徴としての対応を紹介するもので、医学的な効果や診断を示すものではありません。体調に不安があるときは、医療機関にご相談ください。