Timeless Edition

Cancer Full Moon
蟹座の満月のアファメーション

冬至を過ぎたころ、蟹座で月が満ちます。年をまたぐ、夜の長い季節の満月です。外で過ごす時間が長くなる年の瀬に、心の安心がどこで保たれていたかを確かめる夜です。

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Contents

  1. 蟹座の満月とは
  2. 蟹座の満月のテーマ
  3. 蟹座の満月のアファメーション
  4. 蟹座の満月をささえるアロマ・ハーブ・天然石
  5. FAQ
静かな空に浮かぶ満月と蟹座の記号、「Full Moon in Cancer」の文字

蟹座の満月とは

蟹座の満月とは、月が蟹座にあり、太陽がその正面の山羊座にある満月のことです。太陽が山羊座を進むのは12月22日頃から1月20日頃。冬至の翌日から大寒の手前までのあいだに、蟹座で月が満ちる夜が一度おとずれます。今年の日時はMoon Calendarでご確認ください。

この夜の月は、半年前の夏至のころに太陽が通っていた道を通ります。蟹座は、天球の上で太陽の通り道がもっとも北に寄るあたりの場所です。ここにいる天体は、空の高いところを大きな弧で渡っていきます。夏には太陽がその道を通り、冬には、その正面にいる満月が通る番です。東京では、夕方に東から昇った月が、真夜中に頭の真上近くを通り、朝まで沈みません。一年でいちばん低い太陽と、高いところを渡る月が、同じ一日のなかで入れ替わる時期です。

日付のほうは、年末年始をまたぎます。新月から次の新月までが約29.5日で、暦のひと月より短いため、満月の起こる日は毎年少しずつ前へ動き、数年に一度、ひと月ぶん後ろへ戻ります。その出入りの結果、暦の一年に蟹座の満月が2度ある年(年明けと年の暮れ)と、一度もない年が出てきます。空のうえでは、蟹座で月が満ちる夜は一年に一度、変わらずめぐってきます。夏至のあとの蟹座の新月で言葉にした安心を、この満月で受けとり、次の夏至のあとにまた言葉にする。蟹座の一年は、そうして二つの折り返しのあいだを行き来します。

蟹座の満月のテーマ

この満月が映し出すテーマは、外の世界でも保てる、心の安心です。

蟹座の月を照らしているのは、向かいの山羊座の太陽です。山羊座は、満たされた自分が世界も満たすことを思い出していく星座で、社会のなかで役割を担い、形にしていきます。その満たされた心の土台にあたるのが、蟹座の安心です。山羊座の光のもとで見えてくるのは、家の外へ出て、仕事や役割の場に立っているときにも、心の安心が保たれていたかどうか、ということです。

新月のころと比べて、ほっとできる場所が変わっていたり、前より心が揺れにくくなっていたりすることもあります。安心が変わると、外でのふるまいや、まわりの見え方も変わっていきます。どんな変化も、いまのあなたの安心のかたちです。見えてきたものをもとに、次の蟹座の新月へ向けて、外に出ても持っていられる安心を確かめていきます。

蟹座の満月のアファメーション

蟹座の満月のノートでは、外で過ごした時間と、帰ってきた時間の両方を見ていきます。基本の進め方は月のアファメーションにまとめています。

1. 自分の安心を書き出す

家を出て、仕事や役割の場に立っているときにも、心の安心は保たれていたでしょうか。山羊座の太陽のもとで、外にいた時間を中心に見ていきます。夏のころから今日までをふり返って、次の三つを書き出してください。

仕事や役割の場で、ほっとできていた時間
気心の知れた同僚といられるとき、慣れた作業に打ちこんでいた時間、地域の集まりで顔なじみに会えたとき、綺麗な青空を見上げたとき。外の場にいても心が落ち着いていたときは、あなたの安心も一緒に外へ出かけていました。

外で気を張っていたときに、帰っていった人や場所
忙しい時期に声を聞きたくなった家族、仕事帰りに寄るいつもの店、しばらくぶりに会った古い友人、家に着いてまず腰を下ろす場所。気を張る日が続いても、帰る先があれば、心はそこで落ち着きを取り戻しています。

外の場で、心がざわついたとき
初めての人ばかりの場、意見を求められた会議、評価を待っていたあいだ、役割を任されたのに自信が持てなかったとき。ざわつきの奥には、その場でも自分らしくいたいという気持ちが隠れています。

夏至のあとの蟹座の新月でアファメーションを書いた方は、その言葉が、外で過ごした時間のどこに出ていたかを見てみてください。新月のころに見送った心の癖が、外の場でどんなふうに顔を出したか、あるいは出なくなっていたかにも気づくかもしれません。思っていたのと違う場所に安心があったなら、それは新月のころには、まだ言葉にできていなかった安心です。

書いていなかった方も、いま書き出したものから始められます。年の変わり目のこの満月から、あなたの蟹座の一年をめぐらせてかまいません。

2. ヒントになる質問

書き出したものを手もとに、答えられる問いから書いてみてください。うまく言葉にならないものは、短いままでかまいません。

  1. 外で過ごした時間のなかで、いちばん安心していられたのは、どんなときでしたか?
  2. 気を張る日が続いたとき、あなたが帰っていった先は、どこですか?
  3. 仕事や役割の場でも安心していられたとき、そこにはなにがありましたか?
  4. 外の場で心がざわついたあと、どうやって落ち着きを取り戻しましたか?
  5. 新月のころより、外の場で顔を出さなくなった心の癖はありますか?
  6. 安心が変わったことで、まわりの人や世界の見え方は、どう変わりましたか?
  7. 次の蟹座の新月まで、外に出ているときにも、どんな安心を心に持っていたいですか?

3. アファメーションを研ぎ澄ませる

質問の答えから、外にいるときの自分を支えていた安心が見えてきたら、それをアファメーションにします。蟹座の新月で書いたものがあれば、いまの言葉に更新し、なければ、ここで言葉にします。新月のころは「どんな安心のなかにいたいか」という輪郭だったものも、外で過ごした時間を通して、どこで、誰と、どんなふうにほっとしているのかが見えてきているはずです。外に出る日も手放さずにいられる言葉にして、「私は」で始めてください。

新月:「私は、なにが起こっても大丈夫だと知っています。」
→満月「私は、外にいても、困ったときに頼れる人がいると知っています。」

新月:「私は、自分の気持ちのまま、落ち着いて過ごしています。」
→満月「私は、初めての人ばかりの場でも、自分の気持ちのままでいます。」

次にこのノートを開くのは、夏至のあとの蟹座の新月です。外へ持って出た安心を、そこでもう一度言葉にします。

蟹座の満月をささえるアロマ・ハーブ・天然石

カルセドニー
16世紀ドイツの学者ハインリヒ・コルネリウス・アグリッパ『オカルト哲学』は、カルセドニーを土星の石に数えました。蟹座の満月の夜、太陽は土星を支配星とする山羊座にいます。アグリッパは同じ本の第2巻でも、12星座それぞれに石や植物を割り振った表のなかで、蟹座の石にカルセドニーを挙げています。月を照らす太陽の側と、満ちる月の側の、両方に名前の出てくる石です。乳白色からうすい青の、光をやわらかく通す石なので、一年でいちばん暗い季節の夜に、手のなかで透かして見ます。

アグリモニー
17世紀イギリスの薬草家ニコラス・カルペパー『The English Physician(英国の医師)』が、木星のハーブで蟹座の星座に属するとした植物です。カルペパーは、体の内側の傷をふさぎ、肝臓を強くするハーブとして、長く書いています。現代のハーブ療法では、のどのうがいや、おなかの調子を整えるお茶として飲まれてきました。この満月は、書くことが多くなります。ポットに一杯分いれておいて、冷めるまでのあいだ、ゆっくり手を動かしてください。胸と胃のいたわり方は、月が蟹座にある日の過ごし方にあります。

FAQ

Q1. 満月のころ、いろいろな感情があふれてきたときは?

A. 蟹座は心を受けもつ星座で、その月が満ちるころには、しまっていた気持ちが表に出てくることがあります。理由の分からない寂しさや、急にこみ上げる涙も、心に関わる蟹座の満月には自然なことです。出てきた気持ちの多くは、外で気を張っていたあいだ、後回しにしてきたものかもしれません。無理に整理しようとせず、書き出したものの横に、そのまま書きとめておいてください。気持ちが落ち着いてから眺めると、自分がどこで安心したかったのかが見えてきます。

Q2. 年末年始で、ゆっくりノートを開く時間がないときは?

A. 満月の日ちょうどでなくてかまいません。月が満ちる前後の2、3日は、同じ満月の時間です。人の出入りが多い時期なので、時間より場所のほうが大事になります。自分がゆっくりできる場所を先に決めてください。早く目が覚めた朝の台所、みんなが寝たあとの部屋、出かけた先のカフェ。書く量も、6か月ぶん全部でなくて大丈夫です。

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本記事の星座は、西洋占星術の方式(春分点を起点に、黄道を12等分するトロピカル方式)で区分しています。天体の位置や、月が星座を移る日時など、天文に関する記述は、標準的な天文アルゴリズムに基づいて計算・検証しています。星座や月にまつわる解釈は、古代から受け継がれてきた西洋占星術と月の象徴の知恵をふまえながら、Timeless Editionが独自の視点で編み直したものです。これらは未来を予言したり、性格を断定したりするものではなく、自分自身への理解を深めるための視点としてお届けしています。身体やアロマ・ハーブに関する記述は、伝統的な占星術における象徴としての対応を紹介するもので、医学的な効果や診断を示すものではありません。体調に不安があるときは、医療機関にご相談ください。

Words by Yuki

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