Timeless Edition

Taurus New Moon
牡牛座の新月のアファメーション

立夏のころ、年に一度、太陽と月が牡牛座でそろう日があります。牡牛座は、望んだ豊かさをこの世界で味わう星座。直感が「好き」と感じるもののほうから、これからの半年に自分が味わいたい豊かさを意図する新月です。

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Contents

  1. 牡牛座の新月とは
  2. 牡牛座の新月のテーマ
  3. 牡牛座の新月のアファメーション
  4. 牡牛座の新月をささえるアロマ・ハーブ・天然石
  5. FAQ
静かな空に浮かぶ新月と牡牛座の記号、「New Moon in Taurus」の文字

牡牛座の新月とは

牡牛座の新月とは、太陽と月がともに牡牛座にある新月のことです。新月は太陽と月が黄道の同じ度数に並ぶ瞬間なので、新月の月はいつも太陽と同じ星座にいます。太陽が春分から一か月あまり進んで牡牛座にいる、立夏をはさんだ4月20日頃から5月20日頃のあいだに、新月は一度だけ起こり、その月も必ず牡牛座にあります。春分の牡羊座の新月に続く、占星術の一年で2番目の新月です。今年の日時はMoon Calendarでご確認ください。

この新月には、目で確かめやすいという特徴もあります。春から初夏にかけての夕方は、黄道が西の地平線に対して立ち上がる季節で、日が沈んだあと、太陽を追いかける細い月が空の高いところに残ります。牡牛座の新月の2、3日後、日没から30分ほどたった西の空を見ると、その細い月が見つかるはずです。一年のうちで、新月のあとの月がいちばん早く目に入る時期にあたります。書いた一文を、実際に空に出た月とあわせて思い出せる。手に触れられるもの、目で見えるもので確かめる牡牛座に、合ったはじまりです。

太陽が黄道を半周して向かいの蠍座に入り、月が牡牛座にもどってきたときの満月が、牡牛座の満月です。10月23日から11月22日頃。この新月で言葉にした心地よさは、半年後のその満月で、いまの毎日のどこにあるか、という姿で現れます。それを受けとって、次の牡牛座の新月でもう一度言葉にする。新月と満月をひと組にしたこの一年のめぐりは、12星座のどれにもあります。

牡牛座の新月のテーマ

この新月が映し出すテーマは、自分が味わいたい豊かさです。

牡牛座では、手にしたものを味わってはじめて、それが自分の豊かさになります。ですからこの日の意図は、なにを味わっていたいか、という形をしています。この先の半年、自分がどんな喜びのなかにいたいかを決める日です。

牡牛座の新月で意図の材料になるのは、実際に喜びが起きた瞬間です。分野は問いません。頭が「よい」と選んだのか、直感が「好き」と感じたのか、そこだけを見ます。その「好き」がつかみにくいときは、体の反応が助けになります。おいしい、心地よい、もっと触れていたい。体は考えこむ前に答えるので、そこをたどれば直感の指していたものに行き着きます。そうして出てきた喜びが、本当の自分の声です。

牡牛座の新月のアファメーション

新月で決めた意図を、もう毎日のなかにある一文として書く。それがアファメーションで、書き方の基本は月のアファメーションにあります。牡牛座の新月で一文にするのは、暮らしのなかで直感が「好き」「心地良い」と答えるもの。それを、これからの半年、毎日のなかで味わっていくための言葉です。順番に書き進められるように手順をまとめておきますが、書いている途中で「これだ」と反応したものがあれば、手順よりそちらを優先してください。

1. 半年前の一文を開く

立冬のころの牡牛座の満月に一文を書いていれば、それを開いたまま、今日の書き出しに入ります。あのとき選んだ心地よさは、満月から今日までの毎日に、どれくらい残っていたでしょうか。読んだ瞬間に体がゆるむなら、それはいまも続いている「好き」です。なにも動かなければ、感覚のほうが先に変わっています。どちらも今日の材料になります。

満月のノートがない場合は、去年の11月ごろが手がかりです。そのころ心地よかったもの、逆に我慢していたもの。ひとつでも浮かべば十分ですし、なにも出てこないときは、ここは飛ばしてください。

2. 味わっている豊かさを書き出す

いまのあなたが、どんな豊かさを味わっていて、どんな豊かさをこれからさらに味わえるのか。次の三つについて、思いつくままにノートに書き出してください。値段の大小も、人に言えるかどうかも、ここでは関係ありません。

心地よくて、いつまでも味わっていたいもの
口に入れた瞬間にほっとする味、肌に触れた布の感じ、つい足を止めた香りや音、部屋に差しこむ光、長くいたくなる場所。手に入れて幸せだったものや、自分で決めてお金を使ったものも、ここに入ります。

心地よくないまま、我慢していたもの
着るたびに直している服、気が進まないまま出かけた場所、口に合わないまま飲みきったもの、座っていると肩がこる椅子。もったいないから、もらったものだから、と頭のほうで続けてきたものには、本当はこう味わいたかった、という気持ちが隠れています。

手もとにあるのに、まだ味わっていないもの
しまいこんだままの器、特別な日のためにとってある香り、買ったまま開いていない本、身につけたのに使っていない技。もう手もとにあるのに、「いつか」「もったいない」と後回しにしているものです。

三つを並べてみると、いまのあなたが何に「好き」と答え、これから何をさらに味わえるのかが見えてきます。そこに並んだものは、あなたがどんなときに満たされる人なのかを映し出しています。

3. ヒントになる質問

喜んだものを書き出そうとすると、頭のほうが先に「よい」を決めてしまうことがあります。値段、評判、体によいかどうか、まわりからどう見えるか。次の質問の「もし〇〇だったら」は、そうした頭の判断をいったん外すための前提です。前提を外したあとに、まっすぐ「好き」と返ってくるものを、答えとして書いてみてください。

  1. もし、値段を見なくてよいとしたら、明日の朝、なにを口に入れますか?
  2. もし、体によいかどうかを考えなくてよいとしたら、迷わず「これが好き」と答えるのはなんですか?
  3. もし、どう見られるかを気にしなくてよいとしたら、どんな手ざわりのものを身につけて、どんな部屋で過ごしますか?
  4. もし、いま持っているものをこれ以上ひとつも増やせないとしたら、手もとのどれを、いちばん長く味わいますか?
  5. もし、急がなくてよいとしたら、なにを、いつもより時間をかけて味わいますか?
  6. もし、使うお金の行き先を自分だけで決めてよいとしたら、なにに使って、なにを手に入れますか?
  7. 望んだ豊かさを限りなく味わっている自分がいるとしたら、その自分は、毎日のなかのなにをいちばん喜んでいますか?

4. アファメーションを書く

いまのあなたが何に「好き」と答えるかが分かったら、その「好き」のなかで、これからの半年をどう過ごしていたいかを決めます。それを「私は」から始まる、もう毎日のなかで味わっている一文にします。

  • 私は、毎朝、自分の好きな香りのなかで目を覚ましています。
  • 私は、本当においしいと思うものを、時間をかけて味わっています。
  • 私は、自分で稼いだお金を、自分が本当に好きなものに使っています。

書き終えたら、今日はそれで終わりです。実際に味わっていくのは、明日からです。この一文とは、半年後の牡牛座の満月で再会します。そのとき、毎日のどこにあるかが見えます。

牡牛座の新月をささえるアロマ・ハーブ・天然石

エメラルド
1世紀ローマの博物学者プリニウスは『博物誌』で、エメラルドほど深い緑の石はなく、疲れた目はこの緑を眺めると休まる、と書きました。5月の誕生石で、1912年に定められた現在の表でも、それ以前の古い表でも、5月はこの石です。牡牛座との縁は金星から来ていて、16世紀ドイツの学者ハインリヒ・コルネリウス・アグリッパ『オカルト哲学』は、エメラルドを金星の石のひとつに数えました。牡牛座の新月では、手に取って重さと冷たさをたしかめ、緑を眺めて目を休める。石そのものを味わう使い方が、この新月に合います。

ローズ
牡牛座の象徴の香りです。17世紀イギリスの薬草家ニコラス・カルペパー『The English Physician(英国の医師)』で、バラは金星のハーブとされ、金星が支配する牡牛座に結びつけられてきました。牡牛座の新月では、ノートを開く前にローズウォーター(芳香蒸留水)を手のひらに広げて香りをかぐ、乾いた花びらのハーブティーを淹れて、口に含みながら書く。書く時間そのものを、味わう時間にします。首と喉の手当てとしての使い方は、月が牡牛座にある日の過ごし方に書いています。

FAQ

Q1. 心地よかったことが、うまく思い出せないときは?

A. 記憶をたどるかわりに、いま目の前にあるものから始めます。手に持っているもの、着ているもの、机の上にあるもの、今日口にしたもの。ひとつずつ触れて、体がどう答えるかを見ていくと、そこから、最近の心地よかった場面が戻ってきます。それでも浮かばないときは、書き出す対象を「これから味わってみたいもの」に変えてかまいません。この新月が見ているのは、過去の記録よりも、いまのあなたが何に「好き」と答えるかのほうです。

Q2. 牡牛座の新月に、お金や豊かさの願いごとを書くのはなぜですか?

A. 新月の願いごとの習慣では、太陽と月がいる星座の受けもつ領域を、その新月の願いの主題にします。牡牛座が受けもつのは、お金、持ちもの、才能、体といった手もとの資源なので、牡牛座の新月は、お金や豊かさの願いごとの新月として語られてきました。このサイトでも主題は同じで、書き方が少し違います。願いの主語を、金額や量から、それを味わっている自分に移す。「私は、〜を味わっています」の形にすると、そのまま牡牛座の新月の意図になります。

Further reflections

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本記事の星座は、西洋占星術の方式(春分点を起点に、黄道を12等分するトロピカル方式)で区分しています。天体の位置や、月が星座を移る日時など、天文に関する記述は、標準的な天文アルゴリズムに基づいて計算・検証しています。星座や月にまつわる解釈は、古代から受け継がれてきた西洋占星術と月の象徴の知恵をふまえながら、Timeless Editionが独自の視点で編み直したものです。これらは未来を予言したり、性格を断定したりするものではなく、自分自身への理解を深めるための視点としてお届けしています。身体やアロマ・ハーブに関する記述は、伝統的な占星術における象徴としての対応を紹介するもので、医学的な効果や診断を示すものではありません。体調に不安があるときは、医療機関にご相談ください。

Words by Yuki

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