Taurus Full Moon
牡牛座の満月のアファメーション
立冬のころの牡牛座の満月は、夏の太陽が通った高い道をたどり、ひと晩じゅう空にいます。直感が「好き」と感じて味わってきたもののうち、心の奥まで届いていたのはどれだったのか。満月の光が、それを映し出す夜です。
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Contents
牡牛座の満月とは
牡牛座の満月とは、月が牡牛座、太陽が向かいの蠍座にある満月のことです。満月は太陽と月が地球をはさんで向かい合う瞬間なので、満月の月はいつも太陽の正面の星座にいます。太陽が蠍座にいる10月23日から11月22日頃のあいだの満月が、牡牛座の満月です。蠍座のまんなかには立冬があり、暦の上で秋から冬へ移るころ、多くの年は11月の満月にあたります。今年の日時はMoon Calendarでご確認ください。
この時期の満月は、一年のうちで高く、長く空にいる満月のひとつです。満月は太陽の正面にいるので、太陽が低い季節ほど、月は夏の太陽が通る高い道を進みます。立冬のころの牡牛座の満月は、夕方に東から昇って、夜のあいだ頭の上近くを渡り、明け方まで空に残ります。ひと晩のうち、いちばん長く月を眺めていられる満月です。
同じ牡牛座に、半年前は太陽と月がそろっていました。4月20日から5月20日頃の牡牛座の新月です。あの新月で言葉にした心地よさを、この満月で受けとり、次の牡牛座の新月でもう一度言葉にする。半年ごとの往復が、一年のめぐりになります。
牡牛座の満月のテーマ
この満月が映し出すテーマは、心の奥まで満たしてくれる豊かさです。
満月の夜、心の光は世界のほうへ全面で向き、世界という鏡に映った自分を見ます。牡牛座の満月でその鏡を照らしているのは、向かいの蠍座にいる太陽です。蠍座は、目に見えるものの奥へ、深く入っていく星座です。その光のもとで見えてくるのは、味わってきた豊かさが、その場の心地よさで終わっていたのか、心の奥まで届いて自分を満たしていたのか、ということです。手に取れる豊かさを、見えない奥の側から見る夜です。
味わいを重ねるうちに、感覚が変わったものもあれば、後回しになっていたものもあるかもしれません。どれも、いまのあなたに現れているものです。この満月では、それをただ観察して、次の牡牛座の新月へ向けて、自分の心地よさの感覚を研ぎ澄ませていきます。
牡牛座の満月のアファメーション
満月のノートでは、新しく書きはじめる前に、いま味わっているものを見ます。読み返し方の基本は月のアファメーションにまとめてあります。
1. 味わっている豊かさを書き出す
蠍座の太陽に照らされると、味わってきたものが心の奥まで届いていたかどうかが見えてきます。牡牛座の新月のころから今日までに味わったものを、次の三つに分けて、ノートに書き出してください。思い出した順に並べてかまいません。
くり返し味わっていたもの
気づけば毎朝淹れていた一杯、何度も袖を通した服、帰り道にいつも寄った店。習慣になって、もう意識しなくなっていたものも入ります。くり返したものには、言葉にする前からあなたが選んでいた「好き」があります。
味わったあと、心の奥まで満たされていたもの
一度きりでも、思い出すと胸のあたりが温かくなる時間、食べ終えてもしばらく余韻が続いた食事、手にしてから毎日が少し変わったもの。回数の多さとは別に、深く届いていたものです。
手に入れても、なぜか満たされなかったもの
欲しくて買ったのにしまったままのもの、評判どおりだったのに心が動かなかった場所、手に入れた瞬間に次が欲しくなったもの。満たされなかった理由のなかに、あなたが求めていた味わいの手がかりがあります。
半年前の牡牛座の新月にアファメーションを書いた方は、それを開いて、書き出したものと並べてみてください。書いた心地よさは、くり返し味わうものになっていたか、心の奥まで届いていたか。感覚のほうが変わっていたことや、後回しになっていたことに気づくかもしれません。ずれていたところは、味わいを重ねるうちに感覚が細やかになった跡です。
新月に書いていなくても、書き出した三つがそのまま出発点になります。ここで見えた感覚を持って、半年後の牡牛座の新月で「好き」を言葉にする。牡牛座の一年が、ここから回りはじめます。
2. ヒントになる質問
記録がなくても答えられる7問です。あったことを、そのまま書いてください。
- 並べたもののなかで、いちばん多くくり返していたのはなんですか? それは、あなたのどこを満たしていましたか?
- 最近、「これが好き」と気づいたものはなんですか?
- 忙しいときや重たい出来事のさなかに、あなたが戻っていった場所や時間はどこでしたか?
- 心地よいと分かっていながら、後回しにしつづけたものはなんですか?
- 満たされなかったもののかわりに、あなたはなにを味わいたかったですか?
- いま、いちばんお金と時間を使っているものは、心の奥まで満たしてくれていますか?
- 次の牡牛座の新月までに、どんな心地よさに、いちばん時間を使っていたいですか?
3. アファメーションを研ぎ澄ませる
答えを眺めて、アファメーションを書きます。半年前に書いた方は、それをいまの言葉に更新します。書いていない方は、書き出したなかで深く満たされたものを手がかりに、言葉にします。新月のころに書けたのは「好き」の輪郭まででしたが、実際に味わったいまなら、その「好き」がいつ来て、どこで起きて、どんな手ざわりだったかまで言えます。言えるところまで具体的にして、「私は」から始めてください。
新月:「私は、毎朝、自分の好きな香りのなかで目を覚ましています。」
→満月「私は、目を覚ましたら窓を開けて、庭の土の匂いを吸い込んでから一日を始めています。」
新月:「私は、本当においしいと思うものを、時間をかけて味わっています。」
→満月「私は、週に一度、自分で焼いたパンを、誰にも急かされずに食べています。」
このアファメーションを次に開くのは、半年後の牡牛座の新月です。そこで、次の半年の「好き」を言葉にし直します。
牡牛座の満月をささえるアロマ・ハーブ・天然石
シトリン
黄色から蜂蜜色をした水晶の仲間です。アメリカで1952年に誕生石の表が見直されたとき、トパーズと並ぶ11月の石として加えられました。牡牛座の満月は多くの年で11月の満月なので、この夜の石です。月の明かりのなかで、ゆっくり色を見ます。
バジル
17世紀イギリスの薬草家ニコラス・カルペパー『The English Physician(英国の医師)』は、バジルを火星のハーブとし、蠍座のもとに置きました。牡牛座の満月を照らす太陽が蠍座にあるので、この夜のハーブとして選んでいます。バジルは、香りより先に、味で知られてきたハーブです。この夜の食事に、生の葉をひとつかみ。ノートを開く前に、まず一皿で心地よさを味わうのが、牡牛座の満月の順番です。精油は、現代のアロマセラピーで頭が疲れてぼんやりするときに用いられてきたもので、ノートを広げる机に、一滴を落としたティッシュを置いておきます。
FAQ
Q1. くり返していたことが、心の奥まで満たしていたのかどうか分からないときは?
A. それを思い出したときの、体の反応を見てみてください。思い浮かべただけで肩の力が抜けたり、呼吸がゆっくりになったりするものは、心の奥まで届いていたものです。続けてはいるのに、思い出すと少しこわばるもの、やめると落ち着かないから続けているものは、習慣としてそこにあるだけなのかもしれません。習慣になっていること自体が、悪いわけではありません。どちらか分けきれないものは、そのまま並べておいてかまいません。次の牡牛座の新月までに味わっていくなかで、感覚のほうが答えを出してくれます。
Q2. 半年前に書いた心地よさに、いま何も感じなくなっていたら?
A. 感覚が変わったということで、それ自体が、この満月に見えたものです。牡牛座の感覚は、実際に味わうたびに細かくなっていくので、半年のあいだに好きなものが移ることは起こります。アファメーションは、いま「好き」と答えるほうで更新してください。味わわないまま半年が過ぎたものについては、その言葉が自分のものだったか、どこかで聞いた「よい」を書いていたかを、もう一度見る手がかりになります。
Further reflections
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本記事の星座は、西洋占星術の方式(春分点を起点に、黄道を12等分するトロピカル方式)で区分しています。天体の位置や、月が星座を移る日時など、天文に関する記述は、標準的な天文アルゴリズムに基づいて計算・検証しています。星座や月にまつわる解釈は、古代から受け継がれてきた西洋占星術と月の象徴の知恵をふまえながら、Timeless Editionが独自の視点で編み直したものです。これらは未来を予言したり、性格を断定したりするものではなく、自分自身への理解を深めるための視点としてお届けしています。身体やアロマ・ハーブに関する記述は、伝統的な占星術における象徴としての対応を紹介するもので、医学的な効果や診断を示すものではありません。体調に不安があるときは、医療機関にご相談ください。