Candle

安心安全にキャンドルを選ぶ5つのポイント

安心安全にキャンドルを選ぶコツ

キャンドルには、デザインや香りといった色々な特徴がありますが、皆さんはどのように選んでいますか?キャンドルは飾って楽しむものと同時に、燃やすと気化し、体に吸収されるものでもあります。「キャンドルは部屋の空気を汚染する?」の記事で紹介したように、キャンドルは選び方によって体にあまりよくないものも沢山あります。ここではより安心して選びたい人のために、キャンドルを選ぶポイントを紹介します。

キャンドルの安全性



キャンドルを選ぶ5つのポイント

1. ワックスを選ぶ

ワックス

100%ソイ・100%蜜蝋が一番安心

まず、キャンドルの主要成分であるワックスに注意します。どのワックスも安全、と考える人も多いので、気にしない方はそれで大丈夫だと思います。ただ、石油由来のパラフィンワックスを使用したキャンドルからは、有害物質がより多く出るという結果も出ているので、より安心してワックスを選ぶとするなら、蜜蝋やソイワックスを使用したキャンドルをおすすめします。「キャンドルは部屋の空気を汚染する?」の記事で、アメリカやヨーロッパの燃焼実験の論文をもとに詳しく解説してます。気になる方はご覧ください。また、なぜ100%かというと、ただ蜜蝋使用とか、ソイワックス使用と書いてあるものは、パラフィンや他のオイルが混ざっている場合があるからです。その他のワックスは、詳しい燃焼実験の数値が見つけられていないため、ここではあげていません。

2. 香料を選ぶ

無香料が一番安心

キャンドルの殆どが、キャンドル用の合成香料を使って香りづけされています。その香料からも有害物質が出る場合があることが分かっています。香料に関しても「キャンドルは部屋の空気を汚染する?」の記事で、アメリカやヨーロッパの燃焼実験の論文をもとに詳しく解説してます。そのため、とことん安全にこだわって選ぶとするなら無香料が一番です。

香りの割合が低いもの

それでもキャンドルの魅力の一つは香りとも言えます。香りつきのものを選ぶとするなら、強すぎない(香りの割合が低いもの)を選ぶ方が安心です。というのも、香料はキャンドルに混ぜた時に、不純物となり、煤の原因になるからです。香りの種類にはいろいろあり、1滴でも強いものもあれば、10滴入れても弱い場合があります。そのため一概に香りが強いものが、香料の割合が高いとも言えません。しかしほとんどの場合が、色々な種類の香料を混ぜてバランスを取っているので、強い香りはその分割合が多いと思います。

天然香料を選ぶ

キャンドルの香りは、強さと持続性を重要視される場合が多いので、ほとんど合成香料を使われています。100%合成香料、若しくは天然の香り使用となっていても合成香料が混ぜられている場合が多いです。天然の精油(エッセンシャルオイル)のみだと、香りが弱く長続きしない特徴があるからです。合成香料が安全かどうかは様々な意見があると思いますが、前述したように有害物質が出ている結果があるので、気になるひとは避けたほうがいいかと思います。もちろん、天然でも100%安心とは言えません。

3. キャンドル芯を選ぶ

100%オーガニックコットンが一番安心

キャンドル芯で一番気を付けることは、鉛などの金属が含まれていないものを選ぶことです。燃焼性等をよくするために、純粋な綿100%ではなく、鉛などの金属が含まれることがあります。アメリカでは多くのメーカーがその危険性を認めていて、販売を取りやめています。これについても詳しく知りたい場合は、「キャンドルは部屋の空気を汚染する?」の記事をご覧ください。
また、合成繊維は燃やすとダイオキシンを発生させる可能性があるので綿の素材がいいです。さらに細かく言うと、農薬や漂白剤が混ざっている場合は綿100%の芯でも燃やした時にダイオキシンが出る可能性があります。そういったことから、オーガニックの綿を100%使用したキャンドル芯が一番いいと言えます。100%オーガニック麻素材も安心と言えます。

4. 色を選ぶ

無着色が一番安心

綺麗な色のキャンドルが沢山ありますが、それらの殆どが、キャンドル用の合成着色料を使って着色されています。少しの量で綺麗に染まります。香料と同じく、着色料もキャンドルを燃やした時に不純物となり、煤の原因になります。そのため、着色されていないものを選ぶのが一番安心です。若しくはほんのりと色付けされているものを選んだり、燃やした時に有害物質を発生しないといえる、天然の着色料を使っているものもおすすめです。

5. 煤(すす)が出にくい

「煤が出にくい」という商品

よくキャンドルを購入するときに言われるうたい文句に、「煤が出にくい」と言われているものがあります。キャンドル燃焼中に不完全燃焼したものが煤となって出ます。煤は詳しい成分は不明なものの、有害なことが分かっているので、なるべく煤がでにくいものを選んだ方がいいです。煤は、キャンドルの成分の他、火を灯す環境が原因の場合があるので、100%煤が出ないと言えるキャンドルは少ないかと思います。




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