Essay

オラクルカードはどんなメッセージをくれるのか?

Timeless EditionのYukiです。新しくTimeless Editionオリジナルのオラクルカードを発売します。オラクルカードといっても、色々な認識があると思いますので、Timeless Editionのオラクルカードとはどんなものか?をお伝えしていけたらと思います。初めて使う方にもわかりやすいように説明をしています。注意点は、これらは私の中でのオラクルカードの説明です。下記でも「自分の世界は自分で創る」と言っているように、そもそもこのような世界観がしっくりこない人は、違う世界を体験していますので、この説明がすべての人に有益とは言えません。この価値観を取り入れてみて、楽しいとか、幸せだなと感じる人に参考にしていただけたらと思います。



オラクルカードとは?

オラクル=Oracleの意味は、神託、予言、神の言葉、神の言葉を受け取る人、至聖所などの意味があります。神聖なメッセージを受け取ることと関連した意味がOracleという言葉の中に含まれています。私の中でのオラクルカードの意味にも相違はなく、本当の自分の声、潜在意識、今の自分にとって必要なメッセージなどと定義しています。

オラクルカードのメッセージの源

私たちには、潜在意識と顕在意識があります。顕在意識は3〜10%、潜在意識は90〜97%とも言われているように、自分ではっきりわかっていない自分の意識が大半を占めています。オラクルは、この潜在意識=無意識=ピュアな自分にダイレクトにつながるイメージです。

私たちの心の3つの分類

この分類はオラクルカードに関して分かりやすく説明するための分類です。インドの哲学では心については、アンタカラナムと言って、また違う分類と解釈をしています。

思考

論理的な思考で、ここではこうしないといけない、こうするべきだ、こう生きるべきだ、これが効率的だ、などと左脳的、理論的に考える心の働きです。

感情

これは好き、嫌い、怖い、心配、といった、記憶や過去の経験、好みに影響される感覚的な心の働きです。

直感

何故か分からないけどこう感じる、意味は無いけどこれをした方がいい、予定を変更しよう、など理由は分からないけれど確かな自信がある「直感」は潜在意識がパッと出てきたような感じで、ダイレクトに本当の自分の声=無意識を表しています。人によっては、この部分をハイヤーセルフと言ったり、ソウルとか、スピリットなど様々な言い方があります。少しずつ意味が異なりますが、ここではすべてをまとめて直感というカテゴライズをしています。

感情フィルター

上の図は、私たちの心の中にアイディアとしてあったものが、現実へと変化していく様子です。(図はオラクルを説明するための私のイメージですのでご了承ください。)上の図で見てみると、潜在意識の中でポッと出てきたアイディア(a)は、まず感情フィルターにかけられます。そのフィルターには過去の経験や記憶が存在します。そのため、前失敗したから怖いからやめよう、などの強い感情に影響されると、アイディア(a)は○だったのに、アイディア(e)という△に変形してしまいます。感情フォルターが上手く働くと、ワクワクしてやってみようとなり、○というアイディア(a)が更に養分を得た大きな○であるアイディア(b)に変化します。

思考フィルター

感情フィルターを通過したアイディアは、次に思考フィルターを通ります。思考フィルターには、世の中の価値観、親の価値観、流行など、自分以外の考え方や価値観や習慣などが存在しています。そのため、強い思考に影響されると、自分の直感のアイディア(a)が、自分以外の価値観に影響して、変形した□のアイディア(f)になってしまいます。思考フィルターが上手く働くと、直感のアイディアはそのままに、いかに効率的にとか、いかに時代に合った形にできるかなど、元のアイディアの○はそのままに、より養分を得たアイディア(c)になります。そしてそれらのフィルターを通過したアイディアが、実際に行動に移され、現実になります。フィルターを通った後の形が(c)なのか、(g)なのかで、異なる現実を体験します。自分が望んでいないことが起こっていると感じる時、自分で選択して現実を創っていることは間違いありませんが、直感で求めていたアイディア(a)がどこかで変形してしまった可能性があります。

直感・感情・思考のバランス

私たちは思考や感情を持つ人間で、それらが良い感じに機能している場合は、直感である本当の自分の声(アイディアa)をサポートするように働きます。しかし、自分次第で簡単に直感から主導権を奪い、思考や感情が優位になってしまうこともできます。そうなると、思考が他者の基準に合わせすぎたり、自分の怖れや心配によって自分で創り上げたイリュージョンの中で感情的な判断をしてしまいます。そして本当に自分は何をしたかったのか、何を楽しみに人間として生まれてきたのかが分からなくなってしまうことがあります。

ダイレクトに直感だけがわかるオラクルカード

オラクルカードのメッセージは、直感の部分をダイレクトに知るような感じです。アイディア(a)は何だったか?を自分で意識的に認識するようなイメージです。思考や感情を自分の心の中だけで意識的に分析するのは難しいですが、そんな時に、外側からオラクルカードを使うと、思考や感情のフィルターが入らないので、直感である本当の自分の声だけを聴くことができます。



なぜ自分の本当の声とつながるの?

それはインド哲学の中にもある、この世界はどうできているのか?という哲学が入ってきます。腑に落とすにはインド哲学は助けになります。私はインド哲学が分かりやすかったですが、このような世界の仕組みの哲学は、仏教、キリスト教、神道など、別のジャンルからでも知ることができます。アプローチが違ったとしても、世界の解釈の本質的な部分には矛盾は無いように感じます。

完璧で必然の世界

とても深い哲学なので簡単に説明することができませんが、オラクルカードに関する部分で言うと、今あなたがいる世界は、すべてあなたの意識が創り上げたもの、という価値観があります。あなたにとってパーフェクトなタイミングでパーフェクトなことしか起きません。そして、ひとつひとつの出来事がすべて意味を持ったサインと言えます。そのため、オラクルカードだけが特別な訳ではなく、すべての現象をメッセージとしてとらえることもできます。今あなたが見ている景色の中で、パッと目に入ってきた文字は、潜在意識の中の何かとリンクしているかもしれません。とはいっても、すべての現象の意味をいちいち分析していられません。しかし、オラクルカードはそのために言葉やイメージを選び創られているので、メッセージが分かりやすくなっています。今そこにあなたがいて、特定のオラクルカードを使って、その中の一枚のカードを引くという行為が、あなたの選択の結果になっていて、サインそのものなのです。

空間を浄化する

よくオラクルカードを使う時に、セージやパロサントなどを燃やして、カード自体や空間を浄化します。これは空間や自分自体がよりピュアな状態であるほど、メッセージがダイレクトに分かりやすくなってくるためです。とても繊細な人たちとオラクルカードをやっていると、空間のエネルギーが強い場合にそちらに影響されたカードが出てくることもあります。また、先ほどの感情・思考フィルターがとても分厚く、直感が埋もれている場合、カードを見ても全くピンとこない場合もあります。そのため、できる限り浄化された自分と環境を作ることは大切だと思います。できない場合でも、深呼吸をして自分自身で調整するだけでもいいかと思います。