Moon in Pisces
月が魚座にある日の過ごし方
月が魚座を通る2〜3日は、どうにかしようと入れていた力が、ふっとゆるみやすくなります。人の話を聞いているうちに、その人の気持ちが自分のことのように感じられることもあります。心が、大きな流れに身をあずけていく日です。
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Contents
月が魚座にあるとは
魚座は、12星座の最後、12番目の星座で、黄道(地球から見た太陽の通り道)の330度から360度にあたります。月がここを通っている、ひと月のうちの2〜3日が、月が魚座にある日です。
月は魚座を出ると、1番目の牡羊座に入り、12星座のひとまわりをまた始めます。その手前にある魚座は、水の星座で、季節の変わり目に置かれた星座(柔軟宮)です。水が人の気持ちを感じとり、柔軟宮がひとつの形に決めずに移り変わるので、この2〜3日の心は、自分と人とを分ける線をゆるめて、流れにまかせるほうへ向かいます。支配星は、ものごとを良いほうへ信じる木星で、現代の占星術では、海王星も魚座と結びつけられています。
月が魚座にある日のテーマ
この時期の月が映し出すテーマは、全てを信じて、ゆだねることです。
月が魚座を通る2〜3日は、予定どおりに進めようとすること、相手に分かってもらおうとすること、先のことを決めておこうとすることなど、心のなかで力が入っているところが、ゆるみやすくなります。握っていなくても、ものごとは運ばれていく。自分のことも、まわりの人のことも、これから起こることも信じられるから、まかせられる。この2〜3日は、そうして力をゆるめ、ゆだねることを学ぶ時間です。
力がゆるむと、自分とまわりを分けていた線もゆるみます。魚座の月の日に、人の気持ちが自分のことのように分かる、音楽や物語に深くひたれる、理由は言えないのに「なんとなく」で分かる、と言われるのは、ここから来ています。誰かのために、見返りを考えずに手を差しのべたくなるのも、同じ心の動きです。思いやりが深くなり、目に見えないものの美しさにも心が開かれていくのは、境目をゆるめた心だからこそです。
月が魚座にある日の過ごし方
握っているこだわりを、ひとつ手放してみる。 「こうでなければ」と思っていることや、手もとに置いておかないと落ち着かないものが、誰にでもあります。この2〜3日は、そのうちのひとつを手放して、なりゆきにまかせてみます。手を放してみると、力を抜いたほうが、ものごとがかえって良い方向へ運ばれていくことが分かってきます。
人の気持ちに、そっと寄りそう。 誰かのうれしさを自分のことのように喜べたり、言葉にならない思いを感じとれたりしやすくなります。感じたものは、自分のものか人のものかと仕分けずに、そのまま受けとってから行かせます。相手の気持ちを自分がどうにかしようとしなくても、相手には相手を運ぶ流れがあります。そう信じて寄りそうことも、ゆだねることのひとつです。
音楽や空想に、身をまかせる時間をもつ。 好きな音楽に耳をあずける、水辺で流れを眺める、とりとめのない空想にまかせる。役に立つかどうかを問わないそんな時間を、この2〜3日のどこかに置きます。何かに身をまかせているあいだ、自分とまわりの境目はゆるみ、心は、大きな流れのなかにいる安心を思い出します。
月が魚座にある日のからだと食
月が魚座にある2〜3日は、くるぶしから先の足に目を向けます。体の血液や体液のめぐりは、月がいる星座に当てられた部位に集まる、と伝統の西洋占星術は見てきました。魚座に当てられているのは、体のいちばん下にある足です。
この2〜3日は、足もとを湿ったままにせず、冷やさないように気をつけます。濡れた靴や靴下をはいたままにしない、風呂あがりは足の指のあいだまで拭く、床が冷たい日は靴下を一枚足す。食は、冷たい飲みものを重ねず、汁ものや煮もののような温かいものを中心にします。魚を食べるなら、フェンネルを一緒に。昔から魚料理に添えられてきたハーブで、17世紀イギリスの薬草家ニコラス・カルペパーも、魚を煮るときにフェンネルを入れる習慣を書きとめています。
体を動かすなら、足の裏と指を使うものが合います。はだしになって足の指をひらいたり、足首を回したり、かかとを上げ下ろししたりして、足の裏で床を感じながらゆっくり歩きます。
月が魚座にある日のアロマ・ハーブ
足が冷えている夜は、ティーツリーの精油で足浴を。くるぶしが隠れるくらいの湯を洗面器に張り、ひとつまみの塩に混ぜた精油を1、2滴落とします。ティーツリーは、現代のアロマセラピーで、足を清潔に保ちたいときや、蒸れが気になるときの足浴によく使われています。湯から上がったら指のあいだまで拭き、香りのおだやかなセサミオイルを手にとって、足の裏、指の一本ずつ、くるぶしのまわりをさすります。
飲むなら、エルダーフラワーのハーブティーを熱いうちに。現代のハーブ療法で、体が冷えたときや風邪のひきはじめに、熱いお茶にして汗を促すために親しまれているハーブです。
エッセンシャルオイル・精油
ハーブ
キャリアオイル
FAQ
Q1. 月が魚座にある日に、眠くなったり、ぼんやりしたりするのはなぜですか?
A. 心が、自分でものごとを動かそうとする力をゆるめているからです。17世紀イギリスの占星術師ウィリアム・リリーは『クリスチャン・アストロロジー』で、魚座を動きの少ない静かな星座として描きました。眠ることは、人が毎晩している、いちばん身近なゆだね方です。この2〜3日に眠くなったら、それは心が力を抜いて、体と夜にまかせようとしている合図として受けとれます。
Q2. 月が魚座にある日は、お酒に酔いやすいと言われるのは本当ですか?
A. そう言われる背景には、海王星があります。現代の占星術で魚座と結びつけられている海王星は1846年に見つかり、同じ年に、エーテル麻酔を使った手術がはじめて公開されました。このことから占星術は海王星に、麻酔や酒のように感覚の境目をゆるめるものを重ねてきました。月が魚座にある日は酒が回りやすい、という言い方はここから来ていて、体の働きとして確かめられた話ではありません。
今、握りしめているものを、
そっとほどいてみたらどうなるだろう?
Further reflections
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本記事の星座は、西洋占星術の方式(春分点を起点に、黄道を12等分するトロピカル方式)で区分しています。天体の位置や、月が星座を移る日時など、天文に関する記述は、標準的な天文アルゴリズムに基づいて計算・検証しています。星座や月にまつわる解釈は、古代から受け継がれてきた西洋占星術と月の象徴の知恵をふまえながら、Timeless Editionが独自の視点で編み直したものです。これらは未来を予言したり、性格を断定したりするものではなく、自分自身への理解を深めるための視点としてお届けしています。身体やアロマ・ハーブに関する記述は、伝統的な占星術における象徴としての対応を紹介するもので、医学的な効果や診断を示すものではありません。体調に不安があるときは、医療機関にご相談ください。