Timeless Edition

Sagittarius Full Moon
射手座の満月のアファメーション

梅雨の晴れ間、夜が一年でいちばん短いころ、射手座の満月は南の低い空をゆっくり渡っていきます。日々のやりとりや、迷って選んだことのなかに、いまの自分が実際に信じていることが浮かび上がる満月です。

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Contents

  1. 射手座の満月とは
  2. 射手座の満月のテーマ
  3. 射手座の満月のアファメーション
  4. 射手座の満月をささえるアロマ・ハーブ・天然石
  5. FAQ
静かな空に浮かぶ満月と射手座の記号、「Full Moon in Sagittarius」の文字

射手座の満月とは

射手座の満月とは、月が射手座、太陽が向かいの双子座にある満月のことです。太陽が双子座を進む5月21日頃から夏至の6月21日頃までのあいだに、ほとんどの年は一度だけめぐってきます。5月の終わりに満ちる年と、6月の半ばに満ちる年があり、日本では梅雨のころの満月です。満ちる日時は年ごとに変わるので、Moon Calendarで確かめてください。

夏至のそばの満月なので、空の高いところには昇らず、南の低いところを渡っていきます。この満月がかかる射手座の方向には、天の川がいちばん濃く流れる銀河の中心があります。冬のはじめの射手座の新月で、太陽と月が昼の空でそろうのと同じ方向です。その方向から、この夜は満月の光が地上へ返ってきます。

暦の一年のなかでは、射手座は満月が先に、新月が半年後にめぐります。初夏の満月では、いま実際に信じていることを読み、冬のはじめの新月では、これから信じたいことを言葉にします。前の年の新月にノートを書いている方は、この満月が、半年前のアファメーションを読み返す夜になります。

射手座の満月のテーマ

この満月が映し出すテーマは、いまの自分が、実際に信じていることです。

全てのものにある真理を知りたくて、射手座は学びつづけます。学んだことは「人生とはこういうもの」「人とはこういうもの」という信念になって、その人の毎日を選んでいきます。信念は目に見えないので、頭で考えるだけでは分かりにくいものですが、自分が選んだことや、実際にしていることには、そのまま表れています。口では「人は変われる」と言っていても、選んでいるのがいつも変わらない前提のほうなら、いまのあなたが信じているのはそちらです。自分が何を信じているのか分からないときほど、自分の選択と行動を見ると、よく分かります。この満月で見るのは、選択と行動に表れている、いまの信念です。

満月の夜、月を照らしているのは双子座の太陽です。双子座は身近な世界を知って言葉を交わす星座なので、この満月に映る信念は、遠くの理想としてではなく、今日交わした会話や、誰かに勧めた一冊、よく目にしている情報、迷ったときにとった選択のなかに、小さく具体的な姿で見えてきます。ばらばらだった場面を並べていくと、その全部を選ばせていた同じ考えが、ひとつ浮かび上がってきます。それが、いまの自分が実際に信じていることです。

射手座の満月のアファメーション

射手座の満月のノートでは、日々のやりとりと、自分の選び方を材料にして、いまの信念を言葉にするところまで進めます。アファメーションの基本的な書き方は月のアファメーションにあるので、はじめての方はそちらを先に見てください。

1. 信じていることを書き出す

向かいの双子座の側から見ると、信念は、話す言葉や、取り入れる情報にもあらわれます。信じていることが、日々のコミュニケーションにも表れているか。冬のはじめの射手座の新月から今日までをふり返って、次の三つを書き出してください。

自分の信念に沿って選んでいること
迷った末に選んだ道、学びはじめたこと、思いきって踏み出した知らない世界、迷ったときにいつも頼りにしている考え。選んだ理由が立派である必要はありません。選んだ側の奥にある「こういうものだ」という考えが、いまのあなたの信念です。

人にも伝わっている自分の信念
「こう生きるといいよ」と人に勧めた考え方、悩んでいる人に「大丈夫、〜だから」と伝えたときの「〜」の部分、相談されるといつも同じところへ戻っていく助言。本や映画を勧めたなら、作品の名前より、その奥にある「こういうものだ」という考えのほうを書きます。自分では言葉にしたつもりがなくても、人に伝わっているものほど、いまのあなたを実際に動かしている信念です。

言葉と選択が食い違っていたこと
「挑戦は大事」と人に話しながら、自分は慣れた道を選んでいた。「人それぞれ」と言いながら、心のなかでは誰かを決めつけていた。人に話している考えと、ふだん見ている情報が、違う方を向いていた。食い違っていたこと自体が悪いわけではありません。口にした言葉のほうには、本当はこう信じていたい、という気持ちが隠れています。

冬のはじめの射手座の新月でアファメーションを書いた方は、そのページも開いてください。「私は〜を信じています」と書いたことは、いま書き出したもののなかに顔を出していたでしょうか。顔を出していれば、その信念は実際にあなたを支えていました。顔を出していなければ、書いたあとに学んだことが、信念を新しくしていたのかもしれません。

新月のページがない方は、ここから射手座の一年が始まります。ここで見えた「いま信じていること」が、冬のはじめの新月で「これから信じたいこと」を考えるときの、比べる相手になります。

2. ヒントになる質問

問いは、信念を大きな言葉で訊くのではなく、向かいの双子座の見方で、日々のやりとりと選択の場面に降りていって訊きます。答えは、思い浮かんだ場面からそのまま書いてください。

  1. 誰かに「こうしたほうがいい」と勧めたことは何ですか? そのとき、あなたは何を信じていましたか?
  2. 人に話していて、思わず熱がこもった話題はなんですか? その熱の奥には、どんな信念がありますか?
  3. 迷って、結局選んだ側には、どんな「こういうものだ」がありましたか?
  4. 人に勧めたことのなかで、自分ではまだ選んでいないものはありますか? それは、これから信じていきたいことですか?
  5. 誰かの言葉を聞いて、「それは違う」と感じたことはありますか? そう感じさせたのは、あなたのどんな信念でしたか?
  6. よく目にしている情報や、つい手が伸びる話題のなかに、あなたの信じていることはあらわれていますか?
  7. 次の射手座の新月まで、自分の信じていることを、どんな言葉や、どんな情報の選び方であらわしていたいですか?

3. アファメーションを研ぎ澄ませる

書き出しと問いの答えのなかで、言い方を変えて何度も顔を出した考えがあれば、それがいまのあなたを動かしている信念です。射手座の新月でアファメーションを書いた方は、それをいまの言葉に研ぎ澄ませます。書いていない方は、ここで「私は〜を信じています」の形で言葉にしてください。新月のころは、これから信じたいことでした。いまは、それを人に話し、自分で選んできた実感があります。次の射手座の新月まで持ちつづけられる言葉にして、「私は」で始めてください。

新月:「私は、自分の選んだ道を信じています。」
→満月「私は、人に語る言葉と同じ道を、自分でも選んで歩いています。」

新月:「私は、学びつづける自分を信じています。」
→満月「私は、違う考えに出会うたびに、自分の信じていることを広げています。」

書いたアファメーションは、冬のはじめの射手座の新月で、もう一度開きます。

射手座の満月をささえるアロマ・ハーブ・天然石

ムーンストーン
長石という鉱物のなかで、光を受けると内側から青白い光がゆらぐものを、ムーンストーンと呼びます。月の光を閉じこめた石として古くから月と結ばれ、1912年にアメリカの宝石商の組合が定めた誕生石の表では、真珠と並んで6月に入りました。射手座の満月は、その6月か、5月の終わりに満ちる月です。書き終えたページの上で、月の光を透かして眺めてください。

ヒソップ
17世紀イギリスの薬草家ニコラス・カルペパー『The English Physician(英国の医師)』は、ヒソップを、射手座の支配星である木星のハーブとし、蜂蜜と一緒に煎じたものが咳や息苦しさを楽にする、と書いています。半年ぶんの自分を一度に見渡す夜に、胸をひろげて深く息を吸うためのハーブとして選びました。シソ科の低木で、ちょうど射手座の満月のころに青い花を咲かせます。乾燥した葉と花のお茶を、ノートの前に一杯。

FAQ

Q1. 射手座の満月に、思い込みや固定観念を手放すとよいと言われるのはなぜですか?

A. 射手座が信念や考え方の星座なので、射手座の満月は、思い込みや固定観念を手放す満月として紹介されることが多くあります。満月は、いま現実になっているものがよく見える日です。ここまでの選択と行動を見ていくと、自分を支えている信念と一緒に、いまの自分にはもう合わなくなった信念も見えてきます。それが見えてきたのは、新月からのあいだに何かを学んだということです。射手座の信念は学ぶたびに更新していけるので、合わなくなった信念は、新しく信じたいことに入れかわっていきます。その新しく信じたいことを言葉にするのが、冬のはじめの射手座の新月です。

Q2. 人に勧めていることと、自分が実際に選んでいることが食い違っていました。どちらが自分の信念ですか?

A. 選んでいることのほうに、いまあなたを動かしている信念が出ています。人に勧める言葉には、自分がそうありたいと思っていることが出やすく、迷ったときに選んだ側には、いま実際に信じていることが出ます。食い違いが見つかったのは、信じたいことと、いま信じていることの両方が見えたということで、どちらかを間違いとして消す必要はありません。勧めている言葉のほうをこれから信じたいと思うなら、それをアファメーションの輪郭にします。選んでいる側に出ている信念も消さずに書きとめておくと、冬のはじめの新月で、これから何を信じたいかを考えるときの手がかりになります。射手座の信念は、学ぶたびに更新していけるものです。

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本記事の星座は、西洋占星術の方式(春分点を起点に、黄道を12等分するトロピカル方式)で区分しています。天体の位置や、月が星座を移る日時など、天文に関する記述は、標準的な天文アルゴリズムに基づいて計算・検証しています。星座や月にまつわる解釈は、古代から受け継がれてきた西洋占星術と月の象徴の知恵をふまえながら、Timeless Editionが独自の視点で編み直したものです。これらは未来を予言したり、性格を断定したりするものではなく、自分自身への理解を深めるための視点としてお届けしています。身体やアロマ・ハーブに関する記述は、伝統的な占星術における象徴としての対応を紹介するもので、医学的な効果や診断を示すものではありません。体調に不安があるときは、医療機関にご相談ください。

Words by Yuki

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