Aries New Moon
牡羊座の新月のアファメーション
春分を過ぎて、占星術の一年が始まってから最初の新月がめぐってきます。本質の光と心が、12星座の最初の星座、牡羊座で重なる日。自分らしさに立ち返って、その私がこれからなにを始めるのかを意図する、一年に一度の新月です。
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Contents
牡羊座の新月とは
牡羊座の新月とは、太陽と月がともに牡羊座にある新月のことです。新月は太陽と月が同じ方角に並ぶ瞬間なので、太陽が牡羊座にいる3月20日から4月20日頃に起こる新月は、月も必ず牡羊座にいます。年に一度、この期間に一度だけの新月です。
太陽が牡羊座に入る日は春分です。西洋占星術はここを一年の起点に置くので、牡羊座の新月は、占星術の一年でいちばん最初の新月にあたります。前の一年の意図がひとまわりして、次の一年の意図が決まる場所です。日付は年ごとに変わるため、今年の日時はMoon Calendarでご確認ください。
この新月には、対になる満月があります。ここから太陽が黄道を半周して向かいの天秤座に移り、月が牡羊座にもどってきたときに起こる、牡羊座の満月です。半年後の、9月23日から10月23日頃。この新月で決めた意図が、そこで姿を見せます。牡羊座の新月と牡羊座の満月は、半年をはさんでひと組で、新月で意図を決め、満月でそれがどんな姿になったかを受けとって、また次の新月で決め直す。この一年の往復が、12星座それぞれにあります。
牡羊座の新月のテーマ
この新月が映し出すテーマは、自分らしさです。
牡羊座の主題は、全ては自分主体であることを思い出すことです。この世界には私しかいなくて、私が主体。私はなにを感じているのか、なにをしたいのか、どう在りたいのか。それをいつも確かめながら生きることが、牡羊座の「私」の在り方です。誰かと比べてできあがるものでも、役割で決まるものでもなく、自分の感覚のなかにはじめからある私。それが、ここでいう自分らしさです。
自分らしさは、やりたいこと、始めたいこととして外にあらわれます。考えるより先に「やりたい」と感じるとき、そこには理由のいらない私がいます。誰かのためでも、こうすべきだからでもなく、自分らしい私がこれからなにを始めるか。それが、この日の意図になります。
牡羊座の新月のアファメーション
アファメーションは、新月で決めた意図を、もう叶っている状態の言葉にして書きとめるものです。書き方の基本はアファメーションの方法でご紹介しています。牡羊座の新月で言葉にするのは、誰かにどう見られるかでも、なにが正しいかでもなく、自分らしい私が始めたいこと。ここでは、自分らしさを見るところから、そこにたどり着くまでの手順をまとめておきます。ピンとくるものがあれば、まったく別のことでも、ご自身の感覚を優先してください。
1. 半年前の一文を開く
秋分のころの牡羊座の満月でノートを開いている方は、そのページを机に出しておきます。そこにある一文は、人とかかわるなかでも自分らしくいられたかを見ながら、研ぎ澄ませた言葉のはずです。読んでみて、いまも同じものに手が伸びるなら、今日はその続きを書くことになります。気持ちが別のものへ移っていたなら、移ったこと自体が、満月から今日までのあいだに起きたことです。
満月には書かなかった、という場合。秋のはじめの自分が、どんな自分でいたくて、なにを始めたがっていたかを、思い出せる範囲でたどってみてください。ひとつ浮かべば、そこが出発点になります。なにも出てこなければ、今日から数えて構いません。
2. 自分らしさを書き出す
いまの自分が、どんなときに自分らしいと感じ、どんな自分でいたいと思っているのか。次の三つについて、観察するつもりで、思いつくままにノートに書き出してください。できる・できないも、良い・悪いも、いったん横に置いておきます。
理由はなくても「これが私」と感じられること
自分らしさのいちばん深いところは、考えて選んだことよりも、心が先に反応してしまう場面にあらわれます。誰かが困っているのを目にすると、頼まれていなくても手を差しのべずにはいられない。ある話題に触れると、なぜか胸がいっぱいになって言葉に詰まる。損をすると分かっていても、そこだけは譲れない。そうした、自分でも止められない反応の奥には、昔からずっと変わらずにいる私がいます。人にどう思われるかとは関係なく、自分で「ここが私だ」と感じられるものを書きます。
考えるより先に「やりたい」と感じること
話を聞いた瞬間や、なにかを目にした瞬間に、理由を探すより先に気持ちが動いたこと。すぐに「でも」「どうせ」と打ち消してしまったものも、打ち消す前に感じたことのほうを書きとめます。ずっと胸にある大きな望みも、今朝ふと浮かんだ思いつきも、同じように並べてください。
本当はこう在りたいのに、まだ出せていない自分
思ったことをそのまま口にしたい、休みたいときに休みたい、作ったものを人に見せたい。思い浮かべると胸が動くのに、遠慮や、自分には似合わないという思い込みで、しまったままになっている姿です。素直に応援できず、なんだかモヤモヤしてしまう人がいたら、その人は、あなたがまだ出せていない自分を先に生きているのかもしれません。
三つを並べてみると、そこには、昔から変わらずにいる私と、いま動きだそうとしている私と、まだ出番を待っている私がいます。書いたもののなかには、誰かの期待に合わせたものや、以前の自分が決めたままになっているものも混じっているかもしれません。それでも、私から出てきたものは、理由を説明できなくても、読み返すとまっすぐ目に入ってきます。そうして見えてきたいまの自分は、どんな「はじまり」を求めているのか。次の質問で、それを確かめていきます。
3. ヒントになる質問
自分では気づかないうちに、「私」の手前に誰かの目や、正しさや、うまくいくかどうかが立っていることがあります。次の質問は、それをひとつずつどけて、私が主体でいるときの私を見るためのものです。「もし〇〇だったら」の部分は、本来なら考えなくてよい前提です。前提をどけたときに残るものを、答えとして書いてみてください。
- もし、この世界にあなたしかいなかったら、まずなにを始めますか?
- もし、いままで続けてきたことをやめても誰も困らないとしたら、空いた時間でなにをしていますか?
- もし、正しいかどうかを考えなくてよいとしたら、なにをやってみたいですか?
- もし、「ここが私だ」と感じるもののためだけに時間を使ってよいとしたら、どんなふうに過ごしていますか?
- もし、うまくいくかどうかを気にしなくてよいとしたら、なにに手をつけますか?
- もし、「でも」「どうせ」と打ち消さなくてよいとしたら、最初に「やりたい」と思うことはなんですか?
- もし、まだ出せていない自分を、もう出してよいとしたら、その私はなにを始めていますか?
4. アファメーションを書く
書き出しと質問で見えてきた自分らしさを手がかりに、その私がこれからなにを始めたいかを決めます。それが牡羊座の新月の意図です。「私は」で始めて、もう始めている状態の言葉にして、書きとめてください。
- 私は、誰にも見られていなくても、自分が始めたいことを始めています。
- 私は、場所にとらわれずに、旅をしながら暮らしています。
- 私は、私の感覚を信じて、自分の作品を作っています。
今日は、なにを始めたいかを自分の言葉で決めるところまでで十分です。実際に始めていくのは、明日からです。この一文は、半年後の牡羊座の満月で、あなたの前にもう一度現れます。
牡羊座の新月をささえるアロマ・ハーブ・天然石
ブラッドストーン
1912年に現在の誕生石表が定められる前の、古い誕生石の表で3月の石とされてきました。深い緑に赤い斑点をもつ石で、古代から血と勇気に結びつけられ、火星の石として牡羊座と縁づけられてきた伝統があります。書いたアファメーションのそばに置いておく、それだけの使い方で十分です。
ローズマリー
牡羊座の象徴のハーブで、17世紀イギリスの薬草家ニコラス・カルペパー『The English Physician(英国の医師)』では太陽の支配のもと、牡羊座に属するとされています。伝統でも現代でも、頭をはっきりさせたいときに用いられてきた香りです。ノートを開く前に、乾いた葉を指でこすって香りを立てるだけで、机の上が牡羊座の新月の場所になります。精油やハーブティーの使い方は、月が牡羊座にある日の過ごし方にまとめています。
FAQ
Q1. 始めたいことがたくさんあって、ひとつに絞れないときは?
A. 始めたいことがいくつも浮かんだら、いま自分のエネルギーがいちばん向いているものを選びます。手がかりは、読んだときにどれだけ気持ちが動いているか、ワクワクしているか、楽しそうと感じているか。できそうかどうかや、大きさは関係ありません。選んだひとつを一文にして、そこから一歩を踏み出します。残りは消さずにとっておくと、半年後の牡羊座の満月で、そのうちのどれが実際に始まっていたかが見えてきます。
Q2. 「これが私」と感じるものが、なかなか思い浮かばないときは?
A. 自分らしさを正面から考えようとすると、かえって言葉が出てこないことがあります。そういうときは、考えるより先に感じた「やりたい」から書きはじめて構いません。思いつくままに並べていくと、話題や場面は違っても、同じ向きに気持ちが動いているものがいくつか出てきます。その重なっているところに、「これが私」と感じられるものが見えてきます。子どものころから変わらずに心が動いてきたことを思い出してみるのも、同じところにつながっています。
Further reflections
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本記事の星座は、西洋占星術の方式(春分点を起点に、黄道を12等分するトロピカル方式)で区分しています。天体の位置や、月が星座を移る日時など、天文に関する記述は、標準的な天文アルゴリズムに基づいて計算・検証しています。星座や月にまつわる解釈は、古代から受け継がれてきた西洋占星術と月の象徴の知恵をふまえながら、Timeless Editionが独自の視点で編み直したものです。これらは未来を予言したり、性格を断定したりするものではなく、自分自身への理解を深めるための視点としてお届けしています。身体やアロマ・ハーブに関する記述は、伝統的な占星術における象徴としての対応を紹介するもので、医学的な効果や診断を示すものではありません。体調に不安があるときは、医療機関にご相談ください。