Waning Gibbous Moon
満月から下弦へ向かう月
満ちた月が、光を配りはじめる一週間。月を心の象徴として読むなら、ここは、満ちたものを人に手渡していく「共有」の区間です。このページでは、満月から下弦へ向かう月の時期の、心の傾向と過ごし方をご案内します。満ち欠けを8つのサイクルでめぐるシリーズのひとつとして、ご自身の直感を優先しながら使ってください。
※ このサイクルは、当サイトでこれまで「ディセミネイティングムーン」とご紹介してきたものです。月の呼び方を天文学の名称に揃えるリニューアルにともない、「満月から下弦へ向かう月(Waning Gibbous Moon)」に統一しました。
Contents
満月から下弦へ向かう月とは
満月から下弦へ向かう月(Waning Gibbous Moon)は、満月の瞬間を過ぎてから、下弦の瞬間(離角270°)までの月のことです。期間はおよそ7日半。輝面比は100%から50%へと移り、まるかった月は、すこしずつ細くなっていきます。満ちていく期間と対になる、欠けていく期間の入り口です。
月の出は、毎晩およそ50分ずつ遅くなっていきます。満月の日には日暮れとともに昇っていた月が、この期間には夜更けの出になり、宵の空からは、月が姿を消していきます。
この期間の月には、夜ごとの日本の名前が残っています。満月の翌晩は十六夜(いざよい)。そのあとは、立って待つ立待月(たちまちづき)、座って待つ居待月(いまちづき)、横になって待つ寝待月(ねまちづき)、夜更けを待つ更待月(ふけまちづき)。昇りの遅くなる月を、人々は集まって、飲み食いをともにしながら待ちました。当サイトで、生まれの月相のこの区間を「居待月フェーズ」と呼んでいるのも、この名前からです。それぞれの名前の由来や物語は、日本の月の名前の記事でご紹介しています。
満月から下弦へ向かう月が映し出すテーマ
この時期の月が映し出すテーマは、共有です。満月で満ちたもの、映って見えたものを、人に手渡していく一週間。ひと月の旅は、ここから「築く」側を離れて、「手渡す」側へ入っていきます。
欠けていく月は、なにかを失っているのではありません。月はいつでも半分光っていて、見える光の向きが変わっていくだけです。この時期に細くなっていく光は、多くの人に配られていくような光のイメージです。この時期の月は、昇りが遅いからこそ、人々を集めました。月を待つあいだ、人は食べて、話して、時間を分かち合った。共有の時間をつくったのは、この月です。
手渡す相手は、近くからはじまります。まずは、向かいにいるひとりに。それから、深く関わる人たちへ。やがて、会ったこともない遠くのだれかへ。一週間かけて、届く先はすこしずつ遠くなっていきます。渡したものを役目としてかたちにしていく仕事は、この先の下弦が受けとってくれます。いまは、配ること。それだけで、この区間の役目は果たされています。
満月から下弦へ向かう月の過ごし方
満ちたことを、話してみる。 満月までにわかったこと、うまくいったこと、思いがけず映って見えたこと。まずは、近くのひとりに話してみてください。うまくまとまっていなくてかまいません。話すたびに経験は言葉になり、言葉になったものは、手渡せるものになります。
遠くへ届くかたちで、残す。 話したことのなかで、手応えのあったものを、書いて残してみてください。メモでも、投稿でも、記録でもかまいません。書かれたものは、会ったことのない遠くのだれかにも届きます。月が夜更けの空から、眠らない人たちを照らすのと同じです。
受けとったものに、感想を返す。 共有は、渡すだけではありません。この一週間で受けとったもの、助けてもらったこと、心が動いた言葉。「よかった」を、相手に伝えてみてください。感想を返された人は、自分がなにを手渡せたのかを知ることができます。あなたのひとことが、だれかの共有を完成させます。
FAQ
Q1. 生まれの月相の「居待月フェーズ」との関係は?
A. いま空にある月に合わせた過ごし方をご案内しているのがこの記事で、あなたが生まれた瞬間の月がこの時期だった方の資質をお伝えしているのが居待月フェーズ生まれの記事です。生まれの月相は、その人に備わった自己探求の道筋を教えてくれます。
Q2. 満月のあと、月の出が遅くなるのはなぜですか?
A. 月が地球のまわりを公転していて、空のうえを毎日およそ12度ずつ東へ動いているためです。そのぶん、月が地平線から昇る時刻は毎晩およそ50分ずつ遅くなります。満月のころは日暮れとともに昇っていた月が、この期間には夜更けにならないと昇ってこないのは、この動きによるものです。
今、どんな喜びを共有できるだろう?
Further reflections
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本記事の月の満ち欠け・月の出入り・天体の位置など、記事内の天文に関する記述は、標準的な天文アルゴリズムに基づいて計算・検証しています。月にまつわる解釈やリーディングは、古くから伝わる月の象徴の知恵をふまえながら、Timeless Editionが独自の視点で編み直したものです。これらは未来を予言したり、性格を断定したりするものではなく、自分自身への理解を深めるための視点としてお届けしています。