Libra New Moon
天秤座の新月のアファメーション
秋分を過ぎて、昼と夜の長さが入れ替わるころ、太陽と月が天秤座でそろいます。天秤座は、世界が常に調和していることを思い出す星座。誰と、どこで、何に美しさを感じながら過ごしていたいか。自分と世界の調和に目を向ける新月です。
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Contents
天秤座の新月とは
天秤座の新月とは、太陽と月がともに天秤座にある新月のことです。太陽は秋分点で天秤座に入り、9月23日頃から10月23日頃までこの星座にいます。そのあいだに起こる新月が、年に一度の天秤座の新月です。今年の日時はMoon Calendarでご確認ください。
天秤座は、夜が昼より長くなっていく半年の最初の星座です。秋分の日をさかいに、北半球では日ごとに日暮れが早まります。その入り口で起こる天秤座の新月は、一年のうちで、月のない夜が長くなりはじめる最初の新月です。月の出ない夜が、少しずつ長くなっていく。天秤座の新月は、その折り返しにあたります。
この新月の対になるのは、半年後、太陽が向かいの牡羊座にいる3月20日頃から4月20日頃に、天秤座で満ちる月です。春分のころの満月と、秋分のころの新月。天秤座の新月と満月は、どちらも昼と夜の長さがそろう時期にめぐってきます。新月で、これからの過ごし方を意図し、満月で、その半年を誰とどう過ごし、どんな自分でいられて、どんな世界を見ていたかを受けとる。そうしてまた次の新月で意図する。この往復が、天秤座の一年です。
天秤座の新月のテーマ
この新月が映し出すテーマは、自分と世界の調和です。
天秤座は、世界が常に調和していることを思い出す星座です。その調和には、はじめから自分も入っています。自分の側にだけ重みがかかるのでも、相手の側にだけ傾くのでもなく、両方の皿がちょうどよく釣り合っている。自分と世界の調和は、毎日のあちこちに現れています。美しい景色や作品を前に、思わず足が止まるとき。話し合いのなかで、誰も無理をしない答えが見つかったとき。いくつもの声や音が、ひとつの曲として重なって聞こえるとき。誰かと笑い合って、その場の空気がやわらぐとき。人との関わりも、美しいものに心が動く瞬間も、どれも自分と世界が釣り合っているところです。
だからこの新月で見るのは、好きか嫌いか、よいか悪いかではありません。いまの自分が、何に共鳴しているか。誰と時間を過ごし、どんな美しさに心が動いているか。共鳴するものは半年前と変わっていてかまいませんし、変わっていくのが自然です。その感覚をそのまま受けとって、これからの半年、誰と、どんな調和のなかで過ごしていきたいかを意図します。
天秤座の新月のアファメーション
アファメーションの書き方の基本は月のアファメーションにあります。天秤座の新月で言葉にするのは、まわりがどうなるかではなく、そのなかにいる自分です。ここから先は、その一文にたどり着くまでの手順です。
1. 半年前の一文を開く
半年前の天秤座の満月でアファメーションを書いた方は、まずそれを読み返してください。そのころ一緒に時間を過ごしていた人たちとの関わりは、いまどう変わっているでしょうか。会うことが増えた人、少し離れた人、新しく出会った人もいるかもしれません。書いていない方は、春のころ、誰と、どんなふうに過ごしていたかを、思い出せそうなら思い出してみてください。浮かばなければ、今日の新月がそのまま出発点になります。
2. 心地よい調和を書き出す
ここ最近の毎日をふり返って、自分が調和を感じているものを、次の三つに分けて書き出してください。人のことを書くときは、相手の評価ではなく、そのあいだに流れていたものを書きます。
調和を感じられるもの
左右のそろった古い建物の前に立ったとき、何度も聴いてしまう和音の重なり、夕暮れの空の色の移り変わり、余白の美しい一枚の絵、季節の花が生けられた部屋。場所でも、時間でも、音楽や景色、作品でもかまいません。目や耳がすっとなじんで、思わず足が止まったもの。そこには、あなたが美しいと感じる釣り合いのかたちがあらわれています。
心地よいと感じる人間関係
誰も声を荒らげずに話がまとまっていく場、それぞれが自然と笑顔でいられる集まり、年齢や立場が違っても互いを尊重し合っている仲間、言葉を交わさなくても気持ちが通じ合う空気。自分がその輪のなかにいるかどうかにかかわらず、見ていて心地よいと感じる関係も入ります。そこに、あなたが人とのあいだに求めている調和があらわれています。
調和していないと感じるもの
誰かの悪口で盛り上がっている会話、物があふれて落ち着かない部屋、いつも同じ人だけが我慢している関係、音や光がせわしなく飛びかう場所。その場にいると、どこかちぐはぐで、自分がなじまないと感じるもの。そう感じるところには、本当はこう釣り合っていてほしい、というあなたの調和のかたちが映っています。
書き出したものを眺めると、あなたがどんな釣り合いに美しさを感じ、どんな関わりに共鳴しているのかが見えてきます。それが、いまのあなたと世界の調和です。
3. ヒントになる質問
調和は、誰かが我慢してつくるものだとか、特別な場所にしかないものだと思いこんでいることがあります。7つの質問の「もし」は、その思いこみをいったん外すためのものです。世界ははじめから調和しているので、外しても、その調和がなくなることはありません。出てきた答えを、そのままノートに書きます。
- もし、毎日目にする景色をひとつだけ自由に選べるとしたら、どんな景色を選びますか?
- もし、理想の人間関係をひとつ思い描けるとしたら、それはどんな関係ですか?
- もし、どちらが正しいかを決めなくてよいとしたら、意見が分かれたとき、話はどんなふうにまとまっていきますか?
- もし、人の好みに合わせなくてよいとしたら、あなたが美しいと感じるのは、どんな景色や作品、人のふるまいですか?
- もし、誰も我慢しなくてよい集まりがあるとしたら、そこで人はどんなふうに過ごしていますか?
- もし、調和していないと感じるものが、本来の釣り合いを取り戻すとしたら、それはどんな姿になりますか?
- もし、好き嫌いではなく、いまの自分が共鳴する人と時間を過ごせるとしたら、誰と、どんな時間を過ごしていますか?
4. アファメーションを書く
書き出しと質問から、どんな調和のなかにいたいかが見えてきたら、これからの半年の過ごし方を決めます。「私は」で始めて、もうその調和のなかで過ごしている言葉にして、書きとめてください。
- 私は、どこにいても、その場にある美しさに気づいています。
- 私は、互いを大切にし合える人と時間を過ごしています。
- 私は、自分の感覚で、美しいと思うものを選んでいます。
今日は、書きとめたところまでで十分です。半年後の天秤座の満月には、このアファメーションと、それまでに誰とどんな時間を過ごしてきたかが並びます。
天秤座の新月をささえるアロマ・ハーブ・天然石
オパール
1世紀ローマの博物学者プリニウスは『博物誌』で、この石をもっとも貴い石のひとつに挙げ、ひとつの石のなかに、ルビーの赤、アメジストの紫、エメラルドの緑といった、いくつもの宝石の色が集まっていると書きました。1912年に定められた誕生石の表で、天秤座の新月の季節にあたる10月の石です。異なる色が、ひとつの石のなかで互いを消さずに光る。これからの過ごし方を決めるこの新月に、机に置いておく石です。
ヤロウ(セイヨウノコギリソウ)
天秤座の象徴のハーブで、17世紀イギリスの薬草家ニコラス・カルペパー『The English Physician(英国の医師)』は、これを天秤座の支配星である金星のハーブとしました。ミレフォリウムという種の名は、ラテン語で「千の葉」という意味で、細かく切れこんだ葉からついたものです。茎の先では、白や淡い桃色の小さな花がいくつも集まって、ひとつの平らな花房になります。葉と花のハーブティーを一杯いれて、ノートを開きます。名前の由来になった英雄の伝説と精油の使い方は、天秤座の特徴にまとめています。
FAQ
Q1. 天秤座の新月のアファメーションに、相手の名前を書いてもいいですか?
A. 相手の名前を書くとしても、主語は自分にするといいです。天秤座の新月で意図するのは、その人と過ごしているときの自分のあり方で、相手がどうなるかではありません。「〇〇さんが私に〜してくれています」と書くと、意図の主語が相手に移ってしまいます。「私は、〇〇さんと、〜な時間を過ごしています」の形にすると、名前が入っていても意図は自分の側にあります。名前を書かずに「一緒にいると互いに笑顔になれる人と」のように書くと、半年のあいだに新しく出会う人も、その言葉のなかに入ってきます。
Q2. 一緒に時間を過ごしたい人が、思い浮かばないときは?
A. いまは、ひとりの時間を過ごしたいときなのかもしれません。それも、この新月で意図してよいことのひとつです。天秤座の新月が見ているのは、いまの自分がどんな時間を過ごしたいかで、その相手は人でなくてもかまいません。ひとりで見に行く展示、ひとりで入る喫茶店、ひとりで歩く道。美しいものと過ごす時間も、自分と世界の調和です。そういう時間を過ごしている自分を言葉にすれば、それがそのまま天秤座の新月の意図になります。
Further reflections
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本記事の星座は、西洋占星術の方式(春分点を起点に、黄道を12等分するトロピカル方式)で区分しています。天体の位置や、月が星座を移る日時など、天文に関する記述は、標準的な天文アルゴリズムに基づいて計算・検証しています。星座や月にまつわる解釈は、古代から受け継がれてきた西洋占星術と月の象徴の知恵をふまえながら、Timeless Editionが独自の視点で編み直したものです。これらは未来を予言したり、性格を断定したりするものではなく、自分自身への理解を深めるための視点としてお届けしています。身体やアロマ・ハーブに関する記述は、伝統的な占星術における象徴としての対応を紹介するもので、医学的な効果や診断を示すものではありません。体調に不安があるときは、医療機関にご相談ください。