Herbs,  各ハーブの効能

緑茶の効果効能|ハーブティー・メディカルハーブ・スパイス事典

緑茶の効果効能

目次

  1. キーワード&データ
  2. 特徴
  3. 有効成分
  4. 注意事項・禁忌
  5. 緑茶の使い方
  6. 和ハーブとしての使い方



キーワード&データ

キーワード:生活習慣病予防に

名前 グリーンティー、green tea
和名 日本茶、チャ(茶)
学名・読み方 Camellia sinensis [カメリア・シネンシス]
科名 ツバキ科
使用部位
四大元素 男性
性質 太陽
チャクラ

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特徴

日本で古くから日常的に飲まれている緑茶は、Camellia sinensisという種類で、ツバキ科の常緑樹です。烏龍茶や紅茶と同じ種類になります。紅茶、烏龍茶と違って不発酵茶のため、緑色で刺激が少ないのが特徴です。緑茶の歴史は5000年前の中国になります。日本へは平安時代に唐から持ち帰られたものがルーツと言われています。

緑茶の効果効能

刺激が少ないので、毎日飲める健康茶です。抗コレステロールや体脂肪を低減する作用があり生活習慣病に役立ちます。ダイエットにも有効です。カフェインが入っているので中枢神経を興奮させる作用もありますが、同時に成分が鎮静作用に優れるテアニンという成分も含まれるので、刺激が少ないとされています。緑茶に含まれるビタミンCは熱に強く、風邪予防や肌荒れにもいいとされています。

作用

  • 利尿作用
  • 抗酸化作用
  • 抗がん作用
  • 興奮作用
  • 収斂作用
  • 止瀉作用
  • 抗菌作用
  • 抗コレステロール作用
  • 体脂肪低減作用

適応

  • ガン
  • 精神疲労
  • 下痢
  • 口臭
  • 肌荒れ
  • 風邪

作用の意味一覧

有効成分

アルカロイド(カフェイン、テオブロミン、テオフィリン)、タンニン(エピガロカテキンガレート)、アミノ酸(テアニン)、精油、クロロフィルなど

注意事項・禁忌

通常の使用の範囲では安心して使えるハーブですが、カフェインが含まれるので、カフェインを摂取することにより引き起こされる注意点に気を付ける必要があります。

安全性クラス : 1(適切に使用する場合、安全に摂取することができるハーブ)
妊娠中は、1日約カップ8杯以下の摂取(カフェイン300mg以下)に控えるべき
授乳中は2~3杯に制限すべき
相互作用クラス: C(臨床的に関連のある相互作用が起こることが知られているハーブ)
カフェインが含まれるので、心臓疾患や精神疾患のある人は過剰摂取に注意する
気管支拡張剤、中枢神経系刺激剤とカフェインの併用には注意する

『メディカルハーブ安全性ブック第2版』

緑茶の使い方

ティーの飲み方

小さじ1をお湯に入れ、3分蒸らす。お湯の温度が高すぎると甘みが出にくくなります。蒸らし過ぎると渋くなります。

ハーブティーの入れ方

症状別ハーブの使い方

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緑茶、マテ

症状別ハーブ一覧

おすすめの使い方

ハーブティー、ホームケア、料理

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和ハーブとしての使い方

和名:藪椿|ヤブツバキ

同じツバキ科の植物ですが、緑茶、紅茶、烏龍茶の原料である茶ノ木とは少し異なります。日本で古くから庭木や公園樹として親しまれてきた藪椿です。12月頃から咲く赤い花が特徴的です。種子からは椿油が採れ、ヘアオイルやスキンケアオイルとして古くから使われてきました。開花前の花を採取して煎じて服用されていました。小枝を燃やした灰を水に溶いた汁は、染料の色を定着させ、発色を良くさせるために使われました。

学名 Camellia japonica
使用部位 花、種子
成分 ロイコシアニジン、タンニン(花)、オレイン酸(種子)など
作用 止血作用など
適応 鼻血や月経過多などの出血症状に

陰陽五行説




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