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ラズベリーリーフの効果効能|ハーブティー・メディカルハーブ・スパイス事典

ラズベリーリーフの効果効能

目次

  1. キーワード&データ
  2. 特徴
  3. 有効成分
  4. 注意事項・禁忌
  5. ラズベリーリーフの使い方
  6. アーユルヴェーダからみた使い方



キーワード&データ

キーワード:出産と女性の不調に

名前 ラズベリーリーフ、フランボワーズ、raspberry leaf
和名 ヨーロッパキイチゴ(木苺)
学名・読み方 Rubus idaeus [ルブス・イダエウス]
科名 バラ科
使用部位
ジェンダー 女性
惑星 金星
四大元素

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特徴

樹高1.5mほどの低木です。出産のためのハーブと言われるハーブです。女性特有の不調にも効果的で、女性のためのハーブです。学名のRubusは、ラテン語で赤を意味するruberが由来です。赤い実をつけることからきています。

スピリチュアルなストーリー

ラズベリーは守護の力があると信じられてきました。人が亡くなった時には魂が戻ってこないようにとドアに吊るす習慣があったと言われています。また、出産時に役立つハーブなので、妊婦さんが持ち歩くといいと言われていました。

ラズベリーリーフの効果効能

出産のためのハーブを言われ、出産の前後に飲むといいと言われています。出産前に飲むと子宮と骨盤まわりの筋肉を調整し、陣痛を緩和させてくれる作用があります。出産後は母乳の出をよくする作用があります。また、女性特有の月経痛や更年期、PMSなどの不調の緩和にも向いています。収れんに優れるので、内用では下痢、赤痢、扁桃炎、風邪、インフルエンザなどに使われます。外用では、傷や結膜炎に使われています。

作用

  • 鎮静作用
  • 鎮痙作用
  • 抗炎症作用
  • 収れん作用
  • 子宮や骨盤の筋肉強化

適応

  • 貧血
  • 生理痛
  • PMS
  • 出産準備
  • 下痢
  • 口腔粘膜の炎症

作用の意味一覧

有効成分

フラボノイド配糖体(フラガリン)、タンニン(没食子酸、エラグ酸)、ビタミンCなど

注意事項・禁忌

通常の使用の範囲では安心して使えるハーブです。妊娠中・授乳中の使用に関しては、問題は確認されていないものの、最終的な安全性は確立されていません。

安全性クラス : 1(適切に使用する場合、安全に摂取することができるハーブ)
相互作用クラス: A(臨床的に関連のある相互作用が予測されないハーブ)

『メディカルハーブ安全性ブック第2版』

ラズベリーリーフの使い方

ティーの飲み方

小さじ1をお湯に入れ、5分蒸らす。

ハーブティーの入れ方

症状別ハーブの使い方

生理痛のためのハーブブレンド

ラズベリーリーフ、レディースマントルローズヒップ

症状別ハーブ一覧

おすすめの使い方

ハーブティー、ホームケア、バス

ハーブのレシピ



アーユルヴェーダからみた使い方

名前:ラスベリーリーフ|Vana-methika

ラズベリーはピッタにとても効果的なハーブです。特に結腸と女性の生殖器系に親和性があり、強い収れんと、マイルドに滋養を与えます。脱肛など器官が定位置から下がっているのを上げたり、出血を抑える、下腹部の筋肉を正常にする、粘膜を滑らかにする、炎症を静めるなどの作用があります。収れん作用は、のどの痛み、下痢、吐き気、胸やけ、潰瘍などに優しく作用します。子宮の強壮にはより強い作用のシャタバリをブレンドします。

学名 Rubus spp.
使用部位
ドーシャエネルギー PK-, (過剰摂取の場合V+)
6つのラサ 苦味、甘味
ヴィールヤ(消化中のエネルギー) 冷却
ヴィパーカ(消化後の味) 辛味
ダートゥ(組織への影響) 血液、リンパ、筋肉、生殖
系統 循環器系、女性の生殖器系、消化器系

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