Gardening,  各ハーブの育て方

フェンネルの育て方・栽培方法|自家菜園で育てる無農薬のハーブ

フェンネルの育て方・栽培方法

古くからスパイスとして親しまれてきたハーブです。種子から簡単に育てることができます。

目次

  1. フェンネルの特徴
  2. フェンネルの育て方基本
  3. 毎日のケアとポイント
  4. 一年のスケジュールとポイント
  5. 病害虫と天然素材の対策
  6. フェンネルの使い方



フェンネルの特徴

名前 フェンネル、スイートフェンネル
英語名 Fennel
学名 Foeniculum vulgare
科名 セリ科
分類 多年草
耐寒性 半耐寒性
草丈 100-200cm
原産地 地中海地方
出まわり時期  4-6, 9-10月
使える部分 葉・花・種子
殖やし方 種まき

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フェンネルの育て方基本

適した場所

日当たり、風通し、水はけのよい、肥沃な土を好みます。肥料を与えすぎると肥大になりすぎるので注意します。一日中日の当たる場所が好ましく、夏は涼しい場所に移します。

日当たり 日当たりのよい場所。風通しのいい場所。
水はけ 水はけがよい場所。
気温 15~25℃以上
肥沃な土を好む。
肥料 元肥に緩効性肥料を与える。冬を避け、追肥に月1回緩効性の固形肥料を与える。

ハーブの土の種類 肥料の種類と基本

寄せ植え

フェンネルは大きく成長する可能性があるので、あまり寄せ植えには向かないと言われています。とくにディルは交雑しやすく、コリアンダーは成長を遅らせるため避けたほうがいいです。一般的に言われる寄せ植えの基本は下記を参照ください。

ハーブの寄せ植え

いいものを選ぶコツ

苗を購入するときは、葉が黄色くなっていないものを選びます。また、株が大きいと根付きにくいので、株が小さめのものを選びます。基本のいい苗の選び方は下記を参照ください。

いい苗の選び方

毎日のケア

水やり

鉢植えの場合は、表面の土が乾いたらたっぷりと水を与えます。乾燥に弱いので、夏は特に注意します。地植えの場合は、雨が何日も降らない場合は水を与えます。冬は地上部が枯れても根は生きているので、土が乾いて2,3日したら水をあげます。

ワンポイント

背が高くなってきたら支柱を立てます。風通しが大切なので、込み合ってきたら、随時剪定をします。

剪定、水やり、株分け、挿し木等、ガーデニングの基本となる手入れや殖やし方については下記を参照ください。

ハーブの手入れ方法 ハーブの殖やし方

1年のスケジュールと育て方のポイント

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種まきのポイント

こぼれ種から簡単に発芽するほど殖えやすいです。鉢や庭の土に直まきします。

植え付けのポイント

根が深く伸びるので、鉢植えの場合は、30cm以上の深さがある鉢を選びます。地植えの場合は50cm以上の深さを耕し、50cm程株間をとり、植えます。

切り戻しのポイント

背丈が高くなりすぎたら、上の方を2,30cm位を残して切り戻します。

収穫のポイント

葉がある期間はずっと収穫できます。種子を蒔いてからは2か月ごろから収穫可能です。下側から収穫していきます。葉柄の付け根の株の根元からはがすように刈り取ります。若しくは、節から枝分かれした部分の元からカットします。

花の収穫

7月ごろに小さな花を咲かせます。花も料理に使用できます。

実・種の収穫

実は、完熟して褐色になる前に株ごと切り取り、乾燥させて使います。完熟して種が落ちると、すぐに殖えてしまいます。

植え替えのポイント

鉢の場合は、根詰まりすると風味が落ちます。3年に1回、植え替えをします。2年以降の株は植え替えしやすくなります。真夏や真冬を避けた時期に行います。

株分けのポイント

2年以降、株が大きくなり過ぎた場合、株分けをします。

害虫と天然素材を使った対策

キアゲハの幼虫、アブラムシ、カメムシがつきやすいハーブです。見つけ次第取り除いて対処します。無農薬・天然にこだわった害虫対策の詳細は下記をご覧ください。

天然の害虫対策

フェンネルの使い方

フェンネルは料理、スーツ、ハーブビネガーに多く使われます。フェンネルシードは消化促進によく、乾燥させたものをそのまま食べたり、ハーブティーにして取り入れます。ハーブの作用については「フェンネルの効果効能」をご覧ください。

ハーブのレシピ




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