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ギンコウの効果効能|ハーブティー・メディカルハーブ・スパイス事典

ギンコウの効果効能

目次

  1. キーワード&データ
  2. 特徴
  3. 有効成分
  4. 注意事項・禁忌
  5. ギンコウの使い方



キーワード&データ

キーワード:脳の活性化に

名前 ギンコウ、ギンコ、メイデンヘアツリー、ginkgo
和名 イチョウ(銀杏)
学名・読み方 Ginkgo biloba [ギンクゴ・ビロバ]
科名 イチョウ科
使用部位

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特徴

ギンコウは日本でもおなじみのイチョウです。2億年前から生息していて、最古の木と言われます。「生きた化石」とも呼ばれます。中国の漢方薬にも使用されています。ドイツでは、イチョウ製剤が認知症、めまい、耳鳴りの治療に使用されています。イチョウの葉の形から、気道と左右の肺が連想される為、古くから呼吸器系の薬として使用されてきました。

ギンコウの効果効能

ギンコウはアルツハイマー型認知症と脳血管型認知症両方に効果が認められたハーブです。記憶力の減退防止にも使えます。その他にも、耳鳴り、めまい、抑うつにも効果的です。血液循環を促す作用があるので、冷え症の人にも使えます。糖尿病の合併症予防にも用いられています。

作用

  • 抗酸化作用
  • 抗炎症作用
  • 神経伝達作用
  • 血管拡張作用
  • 血小板活性化因子阻害作用

適応

  • 認知症
  • 耳鳴り
  • めまい
  • 脳血管神経障害
  • 冷え性
  • 末梢循環障害による間欠性跛行
  • 抑うつ
  • 糖尿病性網膜症
  • 腎炎
  • 神経障害

作用の意味一覧

有効成分

フラボノイド配糖体、テルペルノラクトン(ギンコライド、ビロバリド)、バイフラボン、ギンコール酸など

注意事項・禁忌

妊娠中・授乳中の使用に関しては、問題は確認されていないものの、最終的な安全性は確立されていません。

安全性クラス : 1(適切に使用する場合、安全に摂取することができるハーブ)
相互作用クラス: B(臨床的に関連のある相互作用が起こりうることが生物学的に妥当であるハーブ)
MAO阻害薬、抗凝固薬との併用は医師の下で使用するべき

『メディカルハーブ安全性ブック第2版』

妊娠中・授乳中は、リスクと利点を十分考慮しない限り使用すべきでない
イチョウ製剤アレルギーの人は避ける

『ESCOP Monographs』

まれに胃腸障害・頭痛・アレルギー性皮膚炎を引き起こす可能性がある
めまいや動悸を引き起こす可能性がある
過剰摂取により下痢、吐き気、嘔吐、情動不安、虚弱が引き起こされる可能性がある

『The ABC Clinical Guide to Herbs』

ギンコウの使い方

ティーの飲み方

小さじ1をお湯に入れ、5分蒸らす。

ハーブティーの入れ方

症状別ハーブの使い方

脳の若返りのハーブブレンド

ギンコウ、ゴツゴーラパッションフラワー

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おすすめの使い方

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