バレリアンの効果効能|ハーブティー・メディカルハーブ・スパイス事典

Valerian

バレリアンの効果効能

目次

  1. キーワード&データ
  2. 特徴
  3. 有効成分
  4. 注意事項・禁忌
  5. バレリアンの使い方
  6. アーユルヴェーダからみた使い方

 






 

キーワード&データ

キーワード:天然の睡眠薬、精神安定剤

名前 バレリアン、ガーデンバレリアン、valerian
和名 セイヨウカノコソウ(西洋鹿の子草・西洋纈草)
学名・読み方 Valeriana officinalis [ウァレリアナ・オフィキナリス]
科名 オミナエシ科
使用部位
ジェンダー 女性
惑星 金星、水星
四大元素
性質 熱・湿

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特徴

ヨーロッパが原産のオミナエシ科の多年生植物です。古くから鎮静作用が知られていて、芳香浴や緊張をほぐすハーブとして使われていました。天然の睡眠薬ともいわれ、サプリメントとして広く出回っています。世界中で睡眠障害や不眠症ののために使われています。学名のValeriana は、色々な説がありますが、ラテン語で「元気である」を意味するvaleoが由来との説があります。実際に根は万病に効くとされていました。

スピリチュアルなストーリー

バレリアンを家に吊るして、魔除けとして使われていたそうです。夫婦喧嘩を抑えたり、寝室に置けば安眠効果があると言われていました。カルペパーは、ドライのバレリアンを内服すると、排尿困難にいいとしました。煎じ汁は脇腹の痛み、月経促進、解毒にいいとしました。外用としては、新鮮な葉と根をすりつぶして頭につけると頭痛にいいと述べました。

感情面にもたらす効果

バレリアンは、漠然とした恐れや不安を抱いて、創造性や自己表現がブロックされている人に向いているハーブです。自分の中で作られた恐れによって、無気力になったり、パニックになってしまっている人にいいです。そういった恐れは、依存症につながることが多く、より問題を複雑化させてしまいます。バレリアンは感情を落ち着つかせ、勇気やスタミナを与えてくれます。

バレリアンの効果効能

バレリアンは鎮静作用と精神安定作用に優れ、世界中で不眠症に役立てられています。中枢神経を抑制し、筋肉の緊張を解きます。そして安眠に導きます。睡眠薬を使用した時に比べ、睡眠の質が優れていることも分かっています。その他、ストレス性の偏頭痛や更年期障害、PMSの不安に役立ちます。筋肉の緊張をほぐすため、肩こり、緊張性の腹痛や胃痛にも有効です。

作用

  • 催眠作用
  • 鎮痛作用
  • 鎮静作用
  • 精神安定作用
  • リラックス作用
  • 鎮痙作用

適応

  • 神経性の就眠障害
  • 神経興奮
  • 消化器系の神経性、痙攣性痛風

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有効成分

精油、バレポトリエイト、アルカロイド、イリドイド類、コリン、タンニンなど

 

注意事項・禁忌

妊娠中の有害作用は無いとする研究が報告されています。授乳中の使用に関しては、問題は確認されていないものの、最終的な安全性は確立されていません。一方で、データの少なさから妊娠中・授乳中の使用は禁忌とされている場合もあります。

 

安全性クラス : 1(適切に使用する場合、安全に摂取することができるハーブ)
相互作用クラス: B(臨床的に関連のある相互作用が起こりうることが生物学的に妥当であるハーブ)
鎮静作用を増強させるため、バルビツレート、ベンゾジアゼピン、その他鎮静剤の使用者は注意

『メディカルハーブ安全性ブック第2版』

妊娠中・授乳中は、専門医のアドバイスのもと使用すべき
鎮静作用があるので、運転や機械の操縦の直前の使用は控えるべき

『ESCOP Monographs』

WHOは妊娠中・授乳中の使用を禁止している
WHOは12歳以下の使用を禁止している

『The ABC Clinical Guide to Herbs』

 

バレリアンの使い方

ティーの飲み方

小さじ1をお湯に入れ、5分蒸らす。香りがとても強いのでブレンドがおすすめです。

ハーブティー入れ方

 

症状別ハーブの使い方

安眠に

  1. 細かくしたバレリアン小さじ2にカップ1杯の熱湯を注ぐ
  2. 蓋をして5分蒸らし、きれいに濾す
  3. 就寝30分前位に1,2杯飲用する

『フィトセラピー植物療法事典』

不安のためのハーブブレンド

バレリアン、ヒソップレモンバーム

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おすすめの使い方

ハーブティー、ホームケア、バス、芳香浴

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アーユルヴェーダからみた使い方

名前:バレリアン|tagara

バレリアンは、ヴァータの神経系のトラブルに一番向いているハーブのひとつです。結腸、血液、関節、神経からアーマを取り除き、神経系に蓄積されてたヴァータを綺麗にします。土(地)の要素を沢山持つので、グラウンディングを助け、くらくら、ふらふら、ヒステリーといった症状を抑えます。筋肉のけいれんや月経痛を抑えます。また、腸内での消化物の腐敗を防ぐこと、女性の生殖器系の鎮静にとてもいいです。過剰に使用し過ぎると、ヴァータを抑えすぎて頭がさえないといった症状になる可能性があります。

学名 Valeriana spp.
使用部位 根茎
ドーシャエネルギー VK-, (過剰摂取の場合P+)
6つのラサ 苦味、辛味、甘味、渋味
ヴィールヤ(消化中のエネルギー) 加熱
ヴィパーカ(消化後の味) 辛味
ダートゥ(組織への影響) リンパ、筋肉、骨髄、神経
系統 神経系、消化器系、呼吸器系

 

 

 

次はこれを要チェック

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