Herbs,  各ハーブの効能

サフラワーの効果効能|ハーブティー・メディカルハーブ・スパイス事典

サフラワーの効果効能

目次

  1. キーワード&データ
  2. 特徴
  3. 有効成分
  4. 注意事項・禁忌
  5. サフラワーの使い方
  6. 和ハーブとしての使い方
  7. 東洋医学からみた使い方



キーワード&データ

キーワード:血行促進に

名前 サフラワー、safflower
和名 ベニバナ(紅花)、スエツムハナ(末摘花)
学名・読み方 Carthamus tinctorius [カルタムス・ティンクトリウス]
科名 キク科
使用部位

その他のサフラワーの記事をチェック: #サフラワー

特徴

古くから赤や黄の染料として使用されてきた植物です。学名のCarthamusは、アラビア語で染めるという意味のquartomが語源です。tinctoriusは、ラテン語で染めるを意味するtingoが変化した言葉です。このことからも古くからの染料の歴史がうかがえます。日本では平安時代に盛んに栽培されました。口紅にも使用されています。中国では血の流れをよくする薬草として使用されています。

サフラワーの効果効能

血流を刺激する作用に優れるので、血行を促進し、冷え性を改善したり、生理痛や生理不順を改善します。更年期障害にもいいです。サフラワーオイルの成分であるクマロイルセロトニンは強力な抗酸化物質であることや、種子エキスには、骨粗鬆症の予防効果があることが分かっています。

作用

  • 解熱作用
  • 抗炎症作用
  • 鎮痛作用
  • 活血作用
  • 通経作用
  • 子宮刺激作用
  • 血行促進作用
  • 血圧降下作用

適応

  • 冷え
  • 生理痛
  • 生理不順
  • 更年期障害

作用の意味一覧

有効成分

リグナン、フラボノイド、ステロール、脂肪酸など

注意事項・禁忌

授乳中の使用に関しては、問題は確認されていないものの、最終的な安全性は確立されていません。 まれにアレルギーが起こる可能性があります。キク科アレルギーの人は注意してください。

安全性クラス : 2b(妊娠中に使用しない)
安全性クラス : 2d(注釈にあるような他の特定の使用制限がある)
出血障害、出血性疾患、消化性潰瘍の患者は使用禁止
相互作用クラス: B(臨床的に関連のある相互作用が起こりうることが生物学的に妥当であるハーブ)
抗凝固剤との併用は、医師の監督下で使用すべき

『メディカルハーブ安全性ブック第2版』

サフラワーの使い方

ティーの飲み方

小さじ2をお湯に入れ、7分蒸らす。

ハーブティーの入れ方

症状別ハーブの使い方

更年期の症状に

サフラワー、チェストツリーレッドクローバー

症状別ハーブ一覧

おすすめの使い方

ハーブティー、ホームケア、バス、料理

ハーブのレシピ



和ハーブとしての使い方

和名:紅花|ベニバナ

西洋のメディカルハーブと同じ植物です。紅花は日本では6世紀ごろの古墳から花粉が見つかっています。当時は黄金と同じくらい貴重なものとして扱われていたと言われています。その後源氏物語では「末摘花」という名前で登場しています。栽培が一番盛んだったのは江戸時代で、紅花を染料として使いました。ハーブとしては、6~7月に淡紅色になった花を乾燥させたものを煎じて服用します。

学名 Carthamus tinctorius
使用部位
作用 血行促進作用、子宮収縮作用、通経作用
適応 生理不順、冷え、血色不良、更年期

東洋医学からみた使い方

生薬名:紅花|コウカ

西洋のメディカルハーブと同じ植物です。詳しくは紅花のページで解説しています。

学名 Carthamus tinctorius
使用部位 管状花




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