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フィーバーフューの効果効能|ハーブティー・メディカルハーブ・スパイス事典

フィーバーフューの効果効能

目次

  1. キーワード&データ
  2. 特徴
  3. 有効成分
  4. 注意事項・禁忌
  5. フィーバーフューの使い方



キーワード&データ

キーワード:アレルギーや頭痛に

名前 フィーバーフュー、feverfew
和名 ナツシロギク(夏白菊)
学名・読み方 Tanacetum parthenium [タナケトゥム・パルテニウム]
科名 キク科
使用部位 全草
ジェンダー 男性
惑星 金星
四大元素
性質 熱・乾

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特徴

フィーバーフューは古くから薬用に使用されていたハーブです。「奇跡のアスピリン」や「天然の抗ヒスタミン剤」と呼ばれています。アレルギーを抑えたり、偏頭痛を抑える箏で有名なハーブです。学名の語源はフィーバーフューの花言葉をご覧ください。

スピリチュアルなストーリー

フィーバーフューは不運から守ってくれる力があると信じられ、持ち歩くことで、病気や事故から守ってくれると言われていました。カルペパーは、フィーバーフューを金星が支配するとし、女性の味方のハーブとしました。子宮に関連する収縮、硬化などにいいとしました。子宮のできものには、煎じ汁の湯気の上に座るなどで、外用で使うといいと述べていました。白ワインで煮た煎じ汁を内服すると、子宮をきれいにするとしていました。

フィーバーフューの効果効能

フィーバーフューの作用は、パルテノリドと呼ばれる成分が中心になっていることが科学的にわかってきました。パルテノリドは、膿の血管を収縮させるセロトニンの放出を抑制し、生理活性物質のバランスを調整します。それにより、偏頭痛や発作に伴う光過敏症、吐き気を緩和させる効果が実証されています。また、温めると楽になるような頭痛、脳血管の血液が減少することで起こる頭痛にいいと言われています。消炎作用により、リウマチ、関節痛、生理痛などの痛みにもいいです。その他、アレルギー、花粉症、喘息に効果的です。

作用

  • 解熱作用
  • 消炎作用
  • 鎮痛作用
  • 子宮刺激作用
  • 健胃作用
  • 弛緩作用
  • 血管拡張作用
  • 抗血栓作用

適応

  • 片頭痛
  • リウマチ
  • 関節炎などの疼痛

作用の意味一覧

有効成分

セスキテルペンラクトン(パルテノリド)、精油など

注意事項・禁忌

キク科アレルギーの人は注意が必要です。フィーバーフューを長期利用している人の10%が「ポスト-フィーバーフュー症候群」を引き起こす可能性があることが分かっています。痛み、関節や筋肉の凝り、不安、睡眠不足といった症状が挙げられます。長期使用後に使用を中止する場合は、1カ月以上かけて徐々に量を減らしていく必要があるとされています。

安全性クラス : 2b(妊娠中に使用しない)
相互作用クラス: A(臨床的に関連のある相互作用が予測されないハーブ)

『メディカルハーブ安全性ブック第2版』

妊娠中・授乳中は、専門医のアドバイスのもと使用すべき
キク科アレルギーの人は注意
まれに、皮膚炎、口内潰瘍や舌の刺激、炎症といったアレルギー反応の可能性

『ESCOP Monographs』

妊娠中・授乳中は使用禁止

『The ABC Clinical Guide to Herbs』

フィーバーフューの使い方

ティーの飲み方

小さじ1をお湯に入れ、5分蒸らす。

ハーブティーの入れ方

症状別ハーブの使い方

頭痛のためのハーブブレンド

フィーバーフュー、カモミールジャーマンパッションフラワー

症状別ハーブ一覧

おすすめの使い方

ハーブティー、ホームケア、園芸

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