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クランベリーの効果効能|ハーブティー・メディカルハーブ・スパイス事典

クランベリーの効果効能

目次

  1. キーワード&データ
  2. 特徴
  3. 有効成分
  4. 注意事項・禁忌
  5. クランベリーの使い方



キーワード&データ

キーワード:膀胱炎や尿道炎に

名前 クランベリー、cranberry
和名 ツルコケモモ(蔓苔桃)
学名・読み方
  • Vaccinium macrocarpon [ウァッキニウム・マクロカルポン]
  • Vaccinium oxycoccos [ウァッキニウム・オキシココス]
科名 ツツジ科
使用部位 果実

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特徴

寒い地域の沼地に見られる低木です。鶴が好んで食べたことから、鶴を意味するCraneが名前の由来となったと言われています。ハーブティーとして、または果実を使ったクランベリージュースとして古くから飲まれていました。

クランベリーの効果効能

クランベリーは主に膀胱炎や尿道炎、尿路結石に役立つとされています。クランベリーに含まれるキナ酸のおかげで、腸で大腸菌が住みにくい環境が作られます。また、感染症の原因となる菌が泌尿器の粘膜に粘着することから守ります。その他、腎臓疾患や高齢者の尿臭軽減にも使われています。アントシアニンは、目のトラブルを改善させ、網膜の疲れを回復させてくれます。さらに免疫力を高めてくれる作用もあります。

作用

  • 尿路の感染抑制作用
  • 抗酸化作用
  • 抗がん作用
  • 尿の酸性化

適応

  • ガン
  • 膀胱炎
  • 尿道炎
  • 尿臭(アンモニア臭)
  • 目のトラブル

作用の意味一覧

有効成分

植物酸(クエン酸、キナ酸、リンゴ酸)、プロアントシアニジン、果糖、ビタミンCなど

注意事項・禁忌

通常の使用の範囲では安心して使えるハーブです。妊娠中・授乳中の使用に関しては、有害性は予想されないものの、最終的な安全性は確立されていません。

安全性クラス : 1(適切に使用する場合、安全に摂取することができるハーブ)
相互作用クラス: A(臨床的に関連のある相互作用が予測されないハーブ)

『メディカルハーブ安全性ブック第2版』

妊娠中・授乳中は、専門医のアドバイスのもとでない限り多量の摂取は控えるべき
ワルファリン(抗凝固剤)を服用中の人はクランベリージュースを避けるべき

『ESCOP Monographs』

クランベリーの使い方

ティーの飲み方

大さじ1をお湯に入れ、10分蒸らす。

ハーブティーの入れ方

症状別ハーブの使い方

膀胱炎のハーブブレンド

クランベリー、エキナセアヒースホーステール

症状別ハーブ一覧

おすすめの使い方

ハーブティー、ホームケア

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