リコリスの効果効能|ハーブティー・メディカルハーブ・スパイス事典

Liquorice

リコリスの効果効能

目次

  1. キーワード&データ
  2. 特徴
  3. 有効成分
  4. 注意事項・禁忌
  5. リコリスの使い方
  6. アーユルヴェーダからみた使い方
  7. 中医学・漢方からみた使い方

 






 

キーワード&データ

キーワード:砂糖の50倍の甘さ

名前 リコリス、licorice
和名 カンゾウ(甘草)
学名・読み方 Glycyrrhiza glabra [グルキュスリザ・グラブラ]
科名 マメ科
使用部位 根、ほふく枝
ジェンダー 女性
惑星 金星
四大元素
性質
チャクラ 第1チャクラ

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特徴

古くから医療に使われてきたハーブです。漢方薬でも甘草として有名です。草丈1m程の多年草で、地中海沿岸が原産です。リコリスの強い甘味は砂糖の50倍と言われています。タバコや飲料、菓子の香りづけにも使用されています。学名のGlycyrrhizaは、ギリシャ語で「甘い」を意味するglykysと、「根」を意味するrhizaが組み合わさっています。リコリスの根がとても甘いことからきています。glabraは、ラテン語で「なめらかな」を意味するglaberが語源で、根の肌が滑らかなことからきています。

スピリチュアルなストーリー

リコリスは欲望や愛情と結びつけられていました。 そのため、リコリスを持ち歩くと異性を惹きつけると信じられていました。また、甘いリコリスの根を噛むと、情熱がみなぎると言われていました。

感情面にもたらす効果

リコリスは、強い感情と関わります。情熱や愛情、その裏にある憎悪、復習、狂気といった感情とも関わります。性的な情熱、嫉妬、嫌悪といった感情がコントロール出来なくなってしまった時、リコリスは助けになります。また、強い感情に不安がありため込んでしまっている人、臆病になりすぎてしまっている人には、感情を呼び起こす手助けをしてくれます。

リコリスの効果効能

リコリスには沢山の働きがあります。グリチルリチン酸という成分がリコリスを特徴づける成分です。砂糖の30~50倍の甘味を持ち、消化管において粘膜保護作用を発揮します。そのため、胃や十二指腸などの消化性潰瘍に用いられます。粘膜を攻撃して起こる胃炎や消化不良にも向きます。さらにリコリスには、消炎作用、去痰作用、抗ウイルスや免疫賦活作用が確認されています。そういったことから、喘息やのどの痛み、咳などに効果的です。ストレスが原因のうつやイライラを緩和する作用もあります。

作用

  • 抗潰瘍作用
  • 殺菌作用
  • 消炎作用
  • 去痰作用
  • 解熱作用
  • 利尿作用
  • 健胃作用
  • エストロゲン様作用
  • 鎮咳作用
  • 抗アレルギー作用
  • 抗ウイルス作用
  • コルチコイド様作用
  • 矯味作用

適応

  • 上気道カタル
  • 胃潰瘍
  • 十二指腸潰瘍
  • 咽頭痛
  • 胸やけ
  • 胃炎

effects

 

有効成分

トリテルペン系サポニン(グリチルリチン酸)、フラボノイド、イソフラボン類、クマリン類、カルコン類など

 

注意事項・禁忌

授乳中の使用に関しては、問題は確認されていないものの、最終的な安全性は確立されていません。

 

安全性クラス : 2b(妊娠中に使用しない)
安全性クラス : 2d(注釈にあるような他の特定の使用制限がある)
高血圧、肝障害、浮腫、重度の肝不全、低カリウム血症、浮腫を伴う心疾患、うっ血性心不全を持つ人の使用禁止
医師の下以外での長期服用、多量摂取の禁止
相互作用クラス: B(臨床的に関連のある相互作用が起こりうることが生物学的に妥当であるハーブ)
標準量では相互作用は予測されません。高用量や長期使用にて、ループ利尿薬、チアジド系利尿薬、刺激性下剤のカルシウム欠乏を増強する可能性がある

『メディカルハーブ安全性ブック第2版』

妊娠中・授乳中は使用禁止
医師の監督下以外で4~6週以上の連続使用禁止
リコリスルートの使用は1日15g以内(グリチルリチン600mg以内)まで

『ESCOP Monographs』

妊娠中の使用禁止
授乳中の使用制限は知られていない

『The ABC Clinical Guide to Herbs』

 

リコリスの使い方

ティーの飲み方

小さじ1をお湯に入れ、5分蒸らす。ブレンドでは他のハーブの苦味を和らげるために使えます。

ハーブティー入れ方

 

症状別ハーブの使い方

潰瘍性疾患に

  1. 刻んだ生薬小さじ半分に、1カップの熱湯を注ぐ
  2. 15分蒸らし、きれいに濾す
  3. 1日数回、1杯飲用する

『フィトセラピー植物療法事典』

免疫力アップのハーブブレンド

リコリス、エキナセアローズヒップ

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おすすめの使い方

ハーブティー、ホームケア

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アーユルヴェーダからみた使い方

名前:リコリス|ydshti Madhu

リコリスは、去痰に優れたハーブです。粘液を融解し、体外へ排出してくれます。マイルドな下剤の作用があり、粘膜を滑らかにし、正常にします。筋肉のけいれんや炎症を取り除きます。リコリスの味は、他のハーブの嫌な味を目立たなくしたり、特性を調和させたりします。熱や乾燥をやわらげ、毒を減少させます。風邪や呼吸器系の不調には、生のジンジャーをブレンドするとより効果的です。カルダモンとジンジャーをブレンドすると歯の強壮にもいいです。リコリスは、心を落ち着かせ、魂に滋養を与えます。脳にも栄養を与え、髄液を増やし、満足感や調和を促進させます。声、視力、髪、肌のツヤを改善させ、強くしてくれます。

学名 Glycyrrhiza glabra
使用部位
ドーシャエネルギー VP-, (長期間使用の場合K+)
6つのラサ 甘味、苦味
ヴィールヤ(消化中のエネルギー) 冷却
ヴィパーカ(消化後の味) 甘味
ダートゥ(組織への影響) 全て
系統 消化器系、呼吸器系、神経系、生殖器系、排出器官

 

中医学・漢方からみた使い方

生薬名:甘草|カンゾウ

西洋のメディカルハーブ(リコリス)と同じ学名の植物も使われます。多くの処方に含まれる、有名な生薬の一つです。基本的には、胃腸の機能を整える、肺の津液を補い去痰する、解毒などの働きがあります。胃腸への効果としては、潰瘍、食欲不振、虚弱などを治します。その他、上がった気を下げ、精神を安定する作用や、筋肉の緊張を緩和させ、鎮痛する作用があります。陽気を補い、気をめぐらす作用もあります。大黄などの強い瀉下剤に混ぜることで、瀉下作用を緩和し鎮痛します。

学名
  • Glycyrrhiza glabra
  • Glycyrrhiza uralensis
使用部位
成分 トリテルペノイドサポニン(グリチルニチル酸2%以上)、フラボノイド(リキリチゲニン、イソリキリチゲニン)など
薬理 抗潰瘍作用、エストロゲン様作用、鎮咳作用など
性味 甘、平
帰経 脾、胃、肺

 

 

 

次はこれを要チェック

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