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レッドクローバーの効果効能|ハーブティー・メディカルハーブ・スパイス事典

レッドクローバーの効果効能

目次

  1. キーワード&データ
  2. 特徴
  3. 有効成分
  4. 注意事項・禁忌
  5. レッドクローバーの使い方
  6. アーユルヴェーダからみた使い方
  7. 和ハーブとしての使い方



キーワード&データ

キーワード:体内の毒素を浄化

名前 レッドクローバー、クローバー、red clover
和名 ムラサキツメクサ(紫詰草)、アカツメクサ(赤詰草)
学名・読み方 Trifolium pratense [トリフォリウム・プラテンセ]
科名 マメ科
使用部位 花、全草
ジェンダー 男性
惑星 水星
四大元素

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特徴

草丈60cm程の多年草です。ヨーロッパが原産です。浄化のハーブとして古くから使われていました。胸部、卵巣、リンパ腺のがん治療にも使用されていました。学名のTrifoliumは、ラテン語で「3つの」を言いするtriと、「葉」を意味するfoliumの合成語です。3つの葉をつけることからきていて、シャジクソウ属を示します。pratenseは、レッドクローバーが草原でよく見られることから、ラテン語で「草原」を意味するpratumが語源となっています。

スピリチュアルなストーリー

レッドクローバーはクローバーの一種です。四葉のクローバーを見つけると縁起がいいと言われているように、レッドクローバーにも昔から守護、恋愛運、金運を高めてくれるものとして考えられていました。特に、2葉のクローバーは恋人が見つかる、3葉はお守りとして、4葉は金運やスピリチュアルな力を高めるものだそうです。

感情面にもたらす効果

レッドクローバーは、感情を抑えがちな人、否定的な考えを消せない人に向いているハーブです。悲しみや心配、恨みなどの感情を解き放つことができずに、ずっと心の奥底に抱いてしまっている人に対して助けになります。こういった蓄積された感情が、悪性の癌を引き起こすことがあると考える意見もあります。希望がないと感じる状況でも、光を見出し前向きな気持ちを保つ力を与えてくれます。

レッドクローバーの効果効能

呼吸器系に作用し、咳や気管支炎にいいと言われています。浄化作用に優れているため、肌トラブルにも有効です。湿疹や皮膚炎など様々なトラブルに作用します。最近になって注目を集めているエストロゲン様作用は、更年期やPMSに症状にも効きます。

作用

  • 抗炎症作用
  • 利尿作用
  • 鎮咳作用
  • エストロゲン様作用
  • 腫瘍の成長抑制

適応

  • 湿疹
  • 皮膚炎
  • 気管支炎

作用の意味一覧

有効成分

フラボノイド、フェノール類、クマリン、イソフラボン、サリチル酸塩など

注意事項・禁忌

通常の使用の範囲では安心して使えるハーブです。妊娠中・授乳中の使用に関しては、問題は確認されていないものの、最終的な安全性は確立されていません。

安全性クラス : 1(適切に使用する場合、安全に摂取することができるハーブ)
相互作用クラス: A(臨床的に関連のある相互作用が予測されないハーブ)

『メディカルハーブ安全性ブック第2版』

レッドクローバーの使い方

ティーの飲み方

花を5つ程潰して、7分煮出す。

ハーブティーの入れ方

症状別ハーブの使い方

肌荒れのためのハーブブレンド

レッドクローバー、カレンデュラネトル

症状別ハーブ一覧

おすすめの使い方

ハーブティー、スキンケア、ホームケア、バス

ハーブのレシピ



アーユルヴェーダからみた使い方

名前:レッドクローバー|Vana-methika

レッドクローバーは、血液の浄化をしてくれるハーブです。マイルドに作用するので、日常使いや長期間の使用にも向いています。血液の浄化が必要な、子供、お年寄り、虚弱気味の状態の人にも使えます。沢山の量を使うか、抗腫瘍作用のあるハーブとブレンドすることで、癌にも有効です。乾燥肌の洗浄にも向いています。咳、気管支炎、感染症にも有効ですが、より強い効果を得たい場合は、エキナセアやバーベリーとブレンドします。

学名 Trifolium pratense
使用部位
ドーシャエネルギー PK-, V+
6つのラサ 苦味、甘味
ヴィールヤ(消化中のエネルギー) 冷却
ヴィパーカ(消化後の味) 辛味
ダートゥ(組織への影響) リンパ、血液
系統 循環器系、呼吸器系、リンパ系

アーユルヴェーダの基本 ドーシャ ドーシャの体質診断

和ハーブとしての使い方

和名:白詰草|シロツメクサ

西洋のメディカルハーブとは種小名が異なり近縁種となります。日本全域に生息し、稀にみられる四葉のクローバーは幸運のシンボルとして有名です。日本には江戸時代に渡来したと言われています。薬草としては、5~10月に採取された全草を乾燥させて用いられます。煎じたものは、風邪、痛風などの体質改善にいいと言われています。

学名 Trifolium repens
使用部位 全草
成分 タンニン、フラボノイド(クエルセチン)など
作用 止血作用、去痰作用、鎮静作用
適応 出血、胆、風邪、吹き出物、痛風など

陰陽五行説




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