Herbs,  各ハーブの効能

ラベンダーの効果効能|ハーブティー・メディカルハーブ・スパイス事典

ラベンダーの効果効能

目次

  1. キーワード&データ
  2. 特徴
  3. 有効成分
  4. 注意事項・禁忌
  5. ラベンダーの使い方



キーワード&データ

キーワード:リラックス

名前 ラベンダー、コモンラベンダー、トゥルーラベンダー、lavender
和名 真正ラベンダー
学名・読み方
  • Lavandula angustifolia [ラウァンデュラ・アングスティフォリア]
  • Lavandula officinalis [ラウァンデュラ・オフィキナリス]
科名 シソ科
使用部位
ジェンダー 男性
惑星 水星
四大元素
性質 熱・乾
チャクラ 第3, 7チャクラ

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特徴

樹高1m程になる低木で、地中海地方が原産です。100種類以上の品種があると言われています。古くから香料や医療に使われてきて、「ハーブの女王」とも呼ばれるハーブの代表です。様々な効能があります。学名のLavandulaは、ラテン語で「洗う」を意味するlavoが由来という説があります。中世に傷を洗って清めてくれるとか、lavandura(沐浴剤)として用いられていたという理由です。他の一説では、ラベンダーの花の色から、「鉛がかった青色の」という意味のlividusが由来という説があります。古代ギリシャやローマでは、入浴剤や洗剤の香料や防腐剤に使われました。古代エジプトではミイラ作りに使用されました。

スピリチュアルなストーリー

ラベンダーは古くから様々な力と結びつけられてきました。恋愛や愛情に関わる力があると信じられ、男性を魅了するために女性が香りをまとっていました。また、花を燃やすとよい睡眠が得られ、家の周りにあると円満な家庭が築けると信じられていました。ラベンダーの香りは長寿にいいとか、 枕の下にラベンダーを入れ、願い事を考えながら寝ると、願いがかなうとも言われていました。カルペパーは、ラベンダーは冷えを原因とする頭と脳のあらゆる不調に有効としました。てんかん、むくみ、卒中、失神、まひ、衰弱などが挙げられています。

感情面にもたらす効果

ラベンダーは、本能的な感情のバランスを取ることを助けます。第3チャクラからの感情は、色々な外のものに影響され、欲望や偏見が入り混じって、客観的に感情の区別をすることはありません。私たちはそういった感情に振り回されてしまうことが多いですが、ラベンダーは第3チャクラのフィルターとして機能し、健全で必要な感情を区別できるように手助けをしてくれます。

ラベンダーの効果効能

ラベンダーはリラックスさせる作用に優れます。不安や緊張を緩め、バランスを保たせてくれます。ストレスが原因の頭痛、めまいや不眠、消化不良や吐き気にもいいです。不安や睡眠障害にはハーブティートして使用されます。子供の夜尿症にも使われます。神経疲労や神経性胃炎などの自律神経失調の症状には入浴剤に、神経痛には外用で使います。スキンケアにも有効で、傷の治療や肌トラブルに効果があります。 熱を伴う風邪やインフルエンザの症状には、発汗し熱を下げ、毒素を排出する作用が働きます。

作用

  • 鎮静作用
  • 鎮痙作用
  • 抗菌作用

適応

  • 不安
  • 就眠障害
  • 神経疲労
  • 神経性胃炎

作用の意味一覧

有効成分

フラボノイド、タンニン、精油など

注意事項・禁忌

通常の使用の範囲では安心して使えるハーブです。授乳中の使用に関しては、問題は確認されていないものの、最終的な安全性は確立されていません。妊娠中の使用で子宮の収縮を刺激したという研究がありますが、最終的な安全性は不明です。下記文献では通常の範囲以内では禁忌になっていません。

安全性クラス : 1(適切に使用する場合、安全に摂取することができるハーブ)
相互作用クラス: A(臨床的に関連のある相互作用が予測されないハーブ)

『メディカルハーブ安全性ブック第2版』

ラベンダーの使い方

ティーの飲み方

小さじ1をお湯に入れ、7分蒸らす。香りが強いので、ブレンドに向いています。

ハーブティーの入れ方

症状別ハーブの使い方

睡眠障害に

  1. 小さじ1のラベンダーに1カップの熱湯を注ぐ
  2. 5分蒸らし、きれいに濾す
  3. 晩にカップ1~2杯をホットで飲用する

『フィトセラピー植物療法事典』

不安の緩和のためのハーブブレンド

ラベンダー、オレンジブロッサムレモンバーム

症状別ハーブ一覧

おすすめの使い方

ハーブティー、スキンケア、ホームケア、ヘアケア、バス、芳香浴、料理

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